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小澤昭博(ytvアナウンサー)『小澤昭博のゴルフナビ』

「キャディやりました 1 」

日本プロゴルフ選手権で約20年ぶりにトーナメントキャディをやりました。

誰のキャディかと言うと、このブログでもお馴染みのキム・ヒョンソン(金 亨成 )プロ。



初日−5でトップタイに立ったヒョンソンですが、2日目は+7と大叩きして36位に後退。

ちょっとしたトラブルがあり、土曜日のスタート直前に急遽ピンチヒッターでキャディを頼まれました。

急な話で心の準備も出来ていなかったので正直とまどいもありましたが、選手に密着できるこれ以上の取材は無いですし、困り果てているヒョンソンの助けになればと、土日の決勝ラウンドでヒョンソンのバッグを担ぐことを引き受けました。

学生時代に日本オープンゴルフで伊澤利光プロのキャディをしたのを最後に(当時伊澤プロはアマチュア。その試合は一時優勝争いにも加わりました。)、約20年ぶりにバッグを担ぐとあって、決まってからスタートまでの約1時間はドキドキ。

しかし、一度スタートするとその緊張もどこかに吹き飛び、無我夢中でコースを駆け回りました。

ゴルフ取材歴も20年を越え、プロキャディの方達とも親交があり、大体のキャディ業務は頭では理解しているつもりでした。しかし、見るのとやるのとでは大違い。

20kgはあるかと思われるプロ用のキャディバッグを担ぎ、プロの呼吸、リズムに合せて歩きます。

基本的なことですが、これが出来なければ、ゴルフをどれだけ理解していても、きっとツアーキャディにはなれないでしょう。

「ゴルフの経験や体力に自信がある人なら出来そう」と思われるかもしれませんが、これが実に難しいのです。

つづく・・・

次回は実際にキャディをやって感じたことを書きます。

投稿者: 小澤昭博 日時: 2011年05月17日(火) |

アナウンサー