Top

小澤昭博(ytvアナウンサー)『小澤昭博のゴルフナビ』

「韓国で映画2本!!」

韓国に行った時は必ず映画館で映画を観てくるのですが、
今回の韓国滞在中も話題作を2本観て来ました。

韓国で映画のチケット代は一人8000ウォン。
現在のレートだとおよそ600円といったところ。
日本より随分お手軽に見られるので、映画館はいつも
込み合っています。


更に平日でも深夜まで上映していて、観光客でも時間の
融通も利きます。

今回観た映画、まず1本目は韓国四天王の一人と言われる
ウォンビン主演の「アジョシ」。


この映画は現在、韓国で今年一番の興行収入を記録しています。


「アジョシ」とは韓国語で“おじさん”の意味。


あんなに美男子のウォンビンが“おじさん”と呼ばれるのは
かなり違和感がありますが、韓国における“アジョシ”と
日本における“おじさん”とでは概念が少し違うようで、
どんなにかっこ良かろうが、どんなに若く見えようが、
それ程親しくない年上の男性を呼ぶ時は「アジョシ」と呼ぶようです。


話が逸れましたが、ウォンビン演じるアジョシが、
ハードボイルドなアクションを繰り広げます。
アジョシはとても口数が少ないのですが、その分瞳だけでの
表現力が素晴らしく、ウォンビンの存在感が際立っていました。


2本目は日本でも大人気のソン・スンホンやチュ・ジンモ、
チョ・ハンソンなどが出演している「無籍者」。


香港映画「男たちの挽歌」のリメイクで、男4人の友情や心の葛藤、
すれ違う運命を描いたこちらもアクション。
主演4人のカリスマ性溢れる演技にとても引き込まれました。


この「無籍者」は元々の「男たちの挽歌」というタイトルで既に
日本上映も決まっているそうです。


ウォンビンにしてもソン・スンホンにしても、これまでの二人の
イメージを覆す映画です。


韓国映画を見る度に思うのは、抽象的な描写が何とも絶妙だな
ということ。


二本ともハードなアクションでしたが、いつまでも心に余韻が残る
映画でした。


勿論韓国語での上映ですので細かいニュアンスなどは分かりませんが、言葉が分からなくても物語の大体の内容は分かりますし、感動もします。


日本で上映されたら、もう一度日本語字幕付きでしっかり観てみたいと思います。また違った解釈になるかもしれません。

日時: 2010年09月30日(木) |

アナウンサー