「備える」こと

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東日本大震災からまもなく7年を迎えます。

ten.では、「関西と東北 7年の軌跡」と題して特集をお送りしています。

今回、私は「防災」をテーマに取材してきました。

7年前、東日本大震災が起きた時、私は横浜の高校に通う17歳でした。
テスト期間で学校が午前中に終わったこともあり、一人で遠出していた時に強い揺れが起きました。

関東でも震度5の揺れを観測した東日本大震災。初めて経験した強い揺れでした。

頼れる人は周りにおらず、情報が無いため今何が起きているかも、どこに逃げれば良いかもわからない。

母親と連絡が取れたとき、ほっとして、涙があふれたのを覚えています。

「何か起きた時の対処法を知っておくこと」。それを知っていると、その後の行動が大きく変わります。

取材を通して「自分だけは大丈夫」という気持ちが一番危険だと感じました。

昨日の特集でもお伝えしましたが、

・厚底の靴、傷に強い手袋、粉じん対策のマスク、ヘルメットにヘッドライトをつけたセットをリビングなど身近なところに置いておく。

・1週間分の非常食や飲み水の備蓄。今はアレルギー対策をしている非常食もあるようです。

・非常用持ち出し袋の用意。一番に入れるものは、なかなか配給されないけれど、自分にとって必要なもの(私にとってはメガネ)。

など、備えるべきものがたくさんあります。私もまだまだ意識が足りないな、と思いました。

近い将来起きると言われる大地震で、自分や、大切な人たちの命を守るために。

「備える」ことの大切さを改めて感じた取材となりました。