• 『アニ民333人目』声優の潘めぐみさん
  • 『アニ民333人目』声優の潘めぐみさん

  • 2018.09.20

今週のアニ民は声優の潘めぐみさんです。ここではいつものようにめぐちゃんと呼ばせていただきます。そのめぐちゃんと初めて会ったのは、もしかしたらアメリカのノースカロライナで開催された「アニメイズメント」の時かもしません、それももう15年くらい前。めぐちゃんはもろ学生、そしてお母さんである声優・潘恵子さんと一緒に来ていたのです。旅先気分も手伝ってそして夕食後の交流部屋で、アニメのことをお話しした記憶があります。

第一線で活躍してる潘恵子さん、ボクはいつもはんけいさんと呼んでいますが、物心ついた時からめぐちゃんははんけいさんの声がわかってたそうです。3歳の時、セーラームーンが始まり、「今台所に立ってるお母さん、黒猫なんだ」と理解してた。TVからも台所からも母親の声が聞こえる環境!かなりすごい。母親が声優じゃなかったら声優にはなってなかったと言いますが、実は声優のお仕事の前に大学一年の時、一般公募してた実写映画で女優デビューを果たしてたんですって。主人公の後輩の役だったそうですが、ゆくゆくは声優としても活動出来たらと思っていたそうです。というのも大学は日芸に行くって決めてたし、声優になるには芝居が出来る事が不可欠、と思っていた。

母親の役はだいたい見てたと言います。小さい頃から母の声はしっかり識別できてた、教えられてないのに留守番の時に見てたガンダムのヒロインはお母さんとわかってた。そもそも小学校の時にはもう世の中のいろんな職業について興味を持ってたそうで、マンガ家やイルカの調教師なんて夢もあったそう。でも女の子の友達の家で偶然に手に取ったのが少年ジャンプ、しかもなんとそれが「HUNTER×HUNTER」の連載1回目だった!もう運命的としか言いようがないですよね。というわけで初めて自分のお小遣いで買ったのが「HUNTER×HUNTER」の単行本だったのはもはや必然。

とにかく母の演技は過去のアニメ含めて全部見たって言います。そしてお母さんはめぐちゃんが好きなものに対しては反対しないので、それも全部見て体験していく。ラジオ、キャラソン、そしていろんな2.5次元舞台も。そう言えば「ハンターハンター」の主役声優を始めた頃、親子揃ってボクのラジオ「スワラジ」に出てもらいましたね。最近は大作映画「この世界の片隅に」「クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜」「ペンギン・ハイウェイ」などにも活躍の場が大きく広がってるめぐちゃんです。

今回は9月29日放送の「名探偵コナン JK探偵鈴木園子」に出演してもらいました。なんとコナン出演は初めてだそうで、出るのが夢でした、なんて嬉しいことを言ってくれます。めぐちゃんが小学校の時から始まったコナン、高山みなみさんにはデビュー作「デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~」の時にすごくお世話になったので、もう師匠のようだそうです。台本読んでビックリしたことがいっぱいあり、コナンのあるアクションを受けるコトになるのですが、これはぜひ見ていただいてのお楽しみ。トリック一つとってもみなみさんの検証ぶりがすごいし、アニメにもかかわらず実際に事件が起きてる現場の位置関係なども、台本に疑問を挟みながらも面白くわかりやすくしていく姿は完璧憧れだそうです。というわけで今回の役柄でまたご自分の新たな扉を開けた気がすると言うめぐちゃん。これからもどうかお母さんの作った道を進みながらもさらに道を開拓していってください。めぐちゃんの新しい地図を大きく期待し楽しみにしています。うーん、小さいころから知ってるせいか、なぜか父親のような意見になっちゃってますね。(笑)。