• 『10月改編 新番組と新展開』
  • 『10月改編 新番組と新展開』

  • 2018.10.04
YTV社内に掲示されてる、2作品の特大(B全の倍)ポスター。
YTV社内に掲示されてる、2作品の特大(B全の倍)ポスター。

2018年も10月に入りました。今年残された時間としてはあと3か月、ということですがTVの世界では2018年度は後半戦に突入、ということを意味します。そんなわけで劇場版も大ヒットな「僕のヒーローアカデミア」はいったん終了。10月6日土曜夕方5時30分には新番組『逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season2』が始まります。まあ我々にとりましては、子供でしたら学年が新しくなる4月と同等の意味を持つ季節の変わり目、となるわけです。

それは放送23年目と快調に続いてる「名探偵コナン」にとっても他人ごとではなく、季節感も含めてなにか目に見えない“竹の節目”みたいなものを感じて制作してるのも事実なんですよ。なので、今回は既に情報公開し、皆様にも知っていただきました2019年1月5日・12日放送予定、2週連続の1時間スペシャル前後編「紅の修学旅行」に向かって、新たな展開が繰り広げられていく物語のスタート、という位置づけになるお話を用意しています。

10月6日土曜夜6時「名探偵コナン 恋と推理の剣道大会(前編)」は何といっても服部平次のライバル、沖田総司がいよいよ登場!彼はさっそく蘭に言い寄る雰囲気を見せ、さらにはあの大岡紅葉もからんできて、和葉も参加する高校2年生たちの青春?ドラマがあっちこっち繰り広げられるのであります。それをマジに間近に見せつけられてる江戸川コナン君の心中が穏やかじゃないのも理解できますよね。

そして主題歌も切り替わっていきます。先週からEDテーマがCellchrome「Aozolighter」になりましたが、10月6日からはOPテーマがdps「タイムライン」に代わります。毎回高山みなみさん(=江戸川コナン)の名調子でお送りする、歌の冒頭アバン文章も曲に合わせて変えてますので、そこにも注意してご覧くださいね。

さて、ちょっと前のことになりますが、東京有楽町・国際フォーラムで映画「砂の器」を観てきました。これは和田薫さん指揮による生のフルオーケストラで、映画の進行に合わせ劇版をそのまま演奏するというイベントです。ずいぶん前に初代「ゴジラ」の映画で同じ趣旨の上映会があったのですが、それが素晴らしい感動イベントでして、今回の「砂の器」も大好評のうちに数度目の公演となってるそうです。

ボクが初めてこの映画を見たのは高校生の時。劇内曲「宿命」に重なる激動かつ不幸な人生物語を、その年齢なりの受け止め方をしてたのでしょう、強烈な重みを感じたことを記憶してました。そして40年以上ぶりに観た今回はその時の作品の記憶にも増して、そのシーンに対して受けてたインパクトも一つ一つ咀嚼していく、そんな体験になったのです。その感動に強く背中を押してくれたのが、フルオケの音楽であったことは間違いありません。本当に最高至福の時間でした。それにしても指揮の和田さん、本人がスクリーンに観入ってしまい、音楽のスタートは大丈夫?なんて思いでステージに立つ背中姿を見つめちゃってたりして。

劇中のフルオーケストラシーンと実際のステージ上のフルオーケストラが重なる場面があるのですが、あれをトリハダものというのでしょうか。そしてどれだけの練習があったのでしょうか、その見事なシンクロぐあいは一生忘れることはできないでしょう。それにしても「砂の器」、ある趣味者の心躍らす素晴らしい”鉄ちゃん映画“でもあったのですね。

10月6日土曜夕方5時30分新番組『「逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season2 失われた逆転』引き続き「名探偵コナン 恋と推理の剣道大会(前編)」。10月13日土曜夕方5時30分『「逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season2 盗まれた逆転-1st Trial」引き続き「名探偵コナン 恋と推理の剣道大会(後編)」先述しましたように土曜夕方1時間2階建てアニメの新たな展開をお楽しみください。

10月3日水曜16時文化放送超A&G(既に放送日が過ぎてますが…)、その週の土曜22時FMトヨタでリピート「スワラジ」は、久しぶりの通常回でアシスタントの夏怜さんとみなさまからのメールを読み、そして近況を語り合います。1010日「スワラジ」のゲストはサイゲームス所属のプロデューサー・齊藤裕一郎さん。「ダンガンロンパ」などを手掛けられています。ヘアースタイル最高!番組としてはちょっと異色なゲストとの新味あふれるトークをお楽しみください。そして17日のゲストは手塚プロ社長・松谷孝征さんを予定してます。次回のアニメ日記は10月18日更新予定です。

スワラジ収録スタジオにて、左からボク、齊藤さん、夏怜さん。
スワラジ収録スタジオにて、左からボク、齊藤さん、夏怜さん。