• 『アニ民329人目』声優の白石涼子さん
  • 『アニ民329人目』声優の白石涼子さん

  • 2018.07.19

今週のアニ民は声優の白石涼子さんです。著名なキャラクターをいくつも演じられてる白石さん、ボクはかなり前からその存在が気になっていましたが、お仕事では2014年6月に放送されたTVシリーズ「名探偵コナン Jリーガーとの約束」の際にお会いしていたようです。白石さんが演じたのは劇場版「名探偵コナン 11人目のストライカー」の際に桐谷美玲さんが演じた日売新聞芸能部カメラマン・香田薫役でした。劇場版から続くアンサー的な内容でしたね。

「ハヤテのごとく!」の綾崎ハヤテなど個性ある主役キャラを多く演じてる白石さん、でも子供の頃から引っ込み思案というか人前に立つのがすごく恥ずかしくて苦手だったそうです。でもカラオケが好きでダンスも習っていたらしく、もともと芸能人には興味があった…そんなわけで人前に出ずに声だけで表現できる(テレビには声しか流れない)声優という存在を知って、小学校5年生の時にもう声優になりたいと思ったといいます。今の白石さんのスタートだったんですね。

それからは妹と一緒に好きなマンガを声を出して読みあったり、趣味として「幽☆遊☆白書」「ママレード・ボーイ」「新世紀エヴァンゲリオン」など、夢中で愛読、アニメを追いかけていたそう。そして高校3年生の時「青二塾大阪校」に入塾、週2回の勉強、2年間通い、卒塾試験を受けます。60人弱の内4人に選ばれ、2002年の4月に上京、その時の同期は20名程いたとか。

そしてジュニアと呼ばれる2年間を過ごし査定を迎えます。青二塾ではアフレコの勉強より芝居の基礎の勉強が多く声優になりたいのになんで?といろいろ疑問も感じてたこともあったとか。塾長先生の教え「出たものが全て」の意味が仕事を始めてからやっとわかったのだとか。後で思い返し、ああやりたかったとか思ってもダメ、という当然ながら厳しい世界。初めてのアニメは「GetBackers-奪還屋-」主人公の一人、銀次の子供時代の役。実はこの役をやるまで相変わらずの引っ込み思案な性格が響き、11月にしてやっとアフレコ現場へ出ることとなったのでした。

現場で叩き上げられながら、アイドルの仕事が増え、それがまたアニメに返ってくるつながりも感じるようになります。恥ずかしがり屋の自分がいつしか大勢の人の前に立てるようになったことが嬉しいし幸せになり、それに一番驚いたのはお母さんだったそう。声優ユニットもキャラクターをかぶっていない、飾らない白石涼子として活躍しています。

今回は7月21日土曜放送「名探偵コナン 川床に流れた友情」に出演してもらいました。3人組の女子大生の一人、どうしても事件にからんでしまうのはお約束ですが、やりがいがある役で収録も楽しめたと言ってくれました。見た目より意外なハスキーボイスが魅力的な白石さん。一緒に飲んだら、ビールが好きで肉も魚も大好き、そして特にお蕎麦が好きとおっしゃる。ビールグラス片手に、私しかできない誰にでもわかるキャラクターに出会いたい、舞台にも積極的に立っていきたい、と言う白石さん、すごくステキですよね。これからもお蕎麦のような味わいある役者としてがんばってくださいね。で一緒にお蕎麦を食べにいきましょう!