• 『アニ民305人目』トムスエンタテインメント常務取締役・竹崎忠さん
  • 『アニ民305人目』トムスエンタテインメント常務取締役・竹崎忠さん

  • 2017.07.13

今週のアニ民はトムスエンタテインメント常務取締役・竹崎忠さんです。竹崎さんと初めてお会いしたのは、「サクラ大戦」の舞台後でした。というのも竹崎さんはトムスの前にはSEGAでお仕事されてて、ゲームから始まった「サクラ大戦」の舞台化ビジネスを担当されてました。

ボクが「サクラ大戦歌謡ショウ」を初めて観劇できたのはおそらく1998年。作品のキャラクターを演じる役者がそのままキャラクターとして自分の歌を歌う、というそれまで無かった斬新な舞台が話題になり、その出演者の一人・伊倉一恵さんからお誘いを受けて観に行ったのがきっかけです。場所はもはや懐かしい新宿厚生年金ホールでした。そのショウは形を変えながらも毎年公演は続いていくのですが、その継続の背景に竹崎さんらスタッフの並々ならぬチカラがあったことは容易に想像できます。当然ながら内容はもちろん、ビジネス面に対してもプロデューサーとしていろんな苦労を乗り越えて継続させるその手腕は本当にお見事だったと思います。

共通の友人に声優・田中真弓(=真弓ねーさん)さんがいます。真弓ねーさんの集まりでは必ずと言っていいほど一緒になりましたね。「サクラ大戦」のみならず真弓ねーさんの出演した公演の打上げでよく合うし、新年会などプライベートな集まりでもボクはワイン担当、そして竹崎さんは焼きそば担当で何度も楽しく美味しく過ごしてきました。

そんな竹崎さんがトムスエンタテインメントに来られたのは2015年のこと。そして昨年には事業部門を統括する常務取締役として「名探偵コナン」制作チームの一員になられたのです。これはなんと面白く素晴らしいご縁でしょう。とある作品を通じた関係から、同一作品のひとつ傘の下の仲間になったわけですから。

竹崎さんは物腰がきわめて柔らかく、眼鏡をかけてて笑顔が素敵です。神戸出身と言うことで読売テレビエリアには理解が深く、ご本人のFBやツイッターは仕事から日常の様子が、豊かな表現で満ちています。特に映画に対する考察ベクトルがすごい。年齢はボクより下なのに、なんだか達観されてるところもあり、ボクはその言動ひとつひとつをお手本にしています。

そしてココが大事、おそらく竹崎さんがやってきて「名探偵コナン」はまたひとつ大きくなった気がします。いわゆる「持ってる人」竹崎さんのパーソナルな明るいエネルギーを、これからも作品にはもちろんですが、ボクと真弓ねーさんたちとの集まりなどにも感じさせてくださいね。これからも引き続き公私ともによろしくお願いいたします。