• 2016年~

    技術局(照明)

どんな仕事を担当している?
『番組の照明を
プランニングするLD』

技術局で、主にスタジオで制作する番組の照明を担当しています。ytvの照明はライティングディレクター(LD)を担当するのが第一目標です。LDは番組に沿って美術や制作と話し合って事前に照明プランニングを行い、照明を一個一個当てていくのをディレクションする仕事なので、基本的には1人でできません。現場にオペレーターさんがいて、自分のやりたいプランニングの中身を共有して、それをいかに表現してもらうかという仕事です。技術の仕事は現場での動きが多くて、時には泥まみれになりながら働くこともあるんですけど、LDは体よりも頭を使うことの方が多い仕事です。昔は美術・アナウンスと並んで専門職だったくらい、照明はマニアックな仕事なんです。

やりがいは?
『自分が考えたものを、
そのまま表現できる』

照明は、たぶんかなり脇役の仕事。トークバラエティー番組などでは、『あって“あたりまえ”のもの』です。でも照明がないと、番組は成立しない。照明プランニングに関してはほとんど裁量が与えられているので、自分が考えたものをそのまま表現できるところにやりがいを感じます。また、2021年にはベストヒット歌謡祭でもLDを担当しました。全国ネットで見られて、しかも年末の音楽特番ラッシュの最初の番組なので注目されています。そんな中で、恥ずかしい照明は作れません。なかなか練習するチャンスがないのでかなり大変でしたが楽しかったです。制作、美術、技術、全体で協力し合って1個の大きい番組を作るっていう一体感もあるし、全社をあげて「やったろう!」というのも感じる。その一員に照明のメインとして入れたことは、自分の中でも大きな成長の糧となったかなと思っています。

技術局にいながら、『光に当たるな!暗闇怪盗L』という特番も企画し、国際フォーマットピッチングでグランプリにも選ばれました。どんな経緯でしたか?
『強みを生かし
技術に特化した番組を企画』

全社員が対象の企画募集があって、普通の企画を出しても制作の方たちには勝てないので、自分の強みを生かして技術に特化した番組を作れないかなと考えました。照明を当てるのがあたりまえだけど、そのあたりまえをなくせばどうなるか?というのを考えてできた企画で…思い付きです(笑)
企画を考えている段階から視覚的に派手な番組が海外で流行っている印象があったので、これは海外にウケるかもと思いました。東京コンテンツ(海外番販担当部署)に技術から異動した方がいたので「こういう番組って海外展開向いてますか?」と話を振って、番組企画と同時並行で海外番販への展開も話を進めました。まだ実際に番組が売れてはないのでこれからかなとは思いますが、賞を取れて爪痕は残せたので番組を作った価値もあったかなと思います。

ytvだからこそ、実現できた夢はありますか?
『若手にも挑戦する機会を
開放してくれる』

僕は1つのことを突き詰めるというこだわりは正直ないんですが、だからこそ色んなことに挑戦したくて。制作経験のない人が番組を作るというのはあまりないと思いますが、ytvは全社員が対象の企画募集があって、企画を出せる機会が僕たちにも与えられています。それに何回も出してみたら特番の企画が通って。技術局にいつつ、番組を自ら作っていくというのはすごくいい経験になりましたし、他局の方に驚かれたりもしました。ytvならではというか、若手に挑戦する機会を開放してくれているかなと感じます。