• 『アニ民335人目』ラジオディレクターの宮田護さん
  • 『アニ民335人目』ラジオディレクターの宮田護さん

  • 2018.10.18

今週のアニ民はラジオディレクターの宮田護さんです。放送7年目を快調に進んでますボクのラジオ番組「スワラジ」のディレクターをしてもらってます。というわけで宮田さんと初めて出会ったのはもちろん番組スタート時。宮田さんはラジオ番組などの制作をしているフリーディレクター。番組制作会社「PLUS音」の社長・阿川さんのおかげもあって番組はスタートできたのですが、構成作家の坂本さんと宮田さんにはそれからずっと番組を支えてくれてることになります。大感謝です!とにかく毎月2回は確実に会ってるのですから。

2012年4月にスタートしたこのスワラジ、なんとその夏に大阪で開催されたアニメイベント「アニソントレイン」で公開録音を成し遂げちゃいました。ラジオ初心者のボクにしては2人のスタッフあってこその快挙?ですが、宮田さんたちの、ムチャ暑い大阪城西の丸庭園での収録機材との格闘は、本当に記憶に残ってます。「名探偵コナン」「宇宙兄弟」の主要キャスト2人づつとステージに上がって、とにかく4週分の番組をお届けできたのは本当に自分の身の丈を超えた幸せな出来事でした。

宮田さんは他にも、文化放送のアニソンリクエスト番組「阿澄佳奈のキミまち」、「寿美奈子のラフラフ」「村瀬くんと八代くん」、他にもFM局で番組制作をしているそうです。生放送も多く、その作業量は大変なもの。一日で複数の番組を担当することもしばしばで、例えば「スワラジ」収録後に食事に誘っても、いつもすぐに別場所に移動しなければならない状態。これが日々続いてるのですから、ホント大変ですよね。さらに帰宅しても収録した素材を編集して、放送出来るようにパッケージする作業もあるので、番組の継続は宮田さんらスタッフのおかげとしか言いようがありません。

そんな宮田さん、子供の頃はラジオをよく聞いてたそうで、出身地の茨城では電波が入りにくく、AM放送では、文化放送が一番聞きやすかったそう。ボクも思い切り経験あるけど、あの電波を求めて指でじわじわチューニングするのって、なんか青春そのもの。当時はCD全盛期、ミリオンヒット曲がいっぱいで、ランキング番組を聞きまくり音楽好きになっていったそう。「フライデースーパーカウントダウン50」とか今でもすぐに口に出る番組名だったり。そしてアニメもゲームもしっかり吸収、専門学校に入ってエンタメ系仕事の基本を学ぶことになります。さらにFMラジオの制作会社を経て、今やバリバリのフリーディレクターとなるのであります。

この仕事の良いところはいろんな人たちに出会える、知らない世界がぐいぐい見えてくる、そして自分の趣味が仕事になることだという宮田さん。例えばパーソナリティーを通して自分の考えを表現できる、っていうのは送り手としての特権かもしれませんね。そんなわけでいつも忙しく、美味しいものを食べにいきましょうとお誘いしてもなかなか時間が取れない宮田さん。まずは奥さまとの時間が第一ですが、ボクともまた仕事以外でもいろいろお付き合いくださいね。