• 『アニ民296人目』声優の高島雅羅さん
  • 『アニ民296人目』声優の高島雅羅さん

  • 2017.03.09

今週のアニ民は声優の高島雅羅さんです。ここではいつものようにがらさんと呼ばせてもらいます。「名探偵コナン」で毛利蘭のおかあさん・妃英理役を演じてもらってるがらさん。あの毛利小五郎の奥さんでありながら、超敏腕弁護士であるのが妃。今は訳あって別居状態ですが、家族を大切にしながらもあの毛利小五郎との距離を上手にとっているイメージがあります。

ボクががらさんに初めて会ったのは1987年「シティーハンター」の時ですから…もう30年になります。でも当時はあまりお話もできず、でしたが銀河万丈さんとご結婚された際、そのパーティーでしっかりご挨拶できました。そしてお願いした番組が2003年「ブラック・ジャックスペシャル 〜命をめぐる4つの奇跡〜」のエピソード3「U-18は知っていた」ワットマン役。BJと敵対する自分の仕事に自信を持ってるキャリアな女性医師を好演してもらいました。引き続き「ブラック・ジャック」「ブラック・ジャック21」にも出演いただいています。

そして22年演じてきてもらってるのが妃英理です。このキャラクターのリンとしているところや奥深い判断ありきの配慮あるセリフなど、原作にある言葉に対して華麗な魂の注入はがらさんならでは、の部分が大きいですね。ハリがあるのに華がある、とでも言えましょうか。実は3月18日放送される「名探偵コナン サクラ組の思い出(蘭GIRL)」蘭が4歳、保育園に行ってる頃のお話ですが、当然、小五郎と英理はちゃんと同居してる訳ですよ。ここでは平和な?時代の毛利家・朝の出勤前の日常風景が見事に表現されています。ちょっといい加減な小五郎はこの頃からだな、っと思わせるところはお約束ですが、それに対応する英理が良い!このお話を見てると演じるがらさんが、やっぱりキャラクターにそのまま出ている気がするのはボクだけではないはず。この話数はどうしても見てもらいたいですね。

アフレコ収録後、一緒に食事をしてる時も、美人で穏やかながらさんと一緒だと空気がなんだか和みます。ボクはと言えばあいも変わらずワインを少量オススメし、ご一緒の時間にじっくりひたります。劇団薔薇座出身で野沢那智さんに厳しい指導を受けたというがらさん、その演技力に支えられた人柄で声優業界にも慕う後輩がすごく多い、と言うのも強くうなずけます。

ご本人のお名前の由来は、その女優としてのスレンダーな素晴らしいプロポーションが、しかしやせ過ぎて鶏ガラのように見えるから、だったそうです。でもそんなガラはまるで感じさせないですよね。娘の蘭に対してはもちろん、事あるごとに旦那の小五郎に対する気の遣い方も感じられる、敏腕弁護士・妃そのものにしか見えないがらさん。絶対にご本人の「ステキな人柄」、の「がら」さんっていうのが一番ぴったりします。これからも蘭と小五郎、そしてコナンアニメを支えていただけますよう、よろしくお願いいたしますね〜。