• 『アニ民228人目』声優の百々麻子さん
  • 『アニ民228人目』声優の百々麻子さん

  • 2014.05.29

 今週のアニ民は声優の百々麻子(どどあさこ)さんです。百々さんのことをここではいつものようにどどちゃんと呼ばせてもらいます。僕がどどちゃんと初めて会ったのは1996年「名探偵コナン」のゲストキャラですが、実はそれよりずいぶん前から知っていました。劇団21世紀FOXでいくつも観せてもらってた舞台に、山口勝平さん(=かっぺ~ちゃんアニ民21)と共演してた時に挨拶していました。だいたい肝付兼太さん率いるこの劇団とはなぜかご縁があって、ここ出身の役者さんとは昔から何人も知り合いだったりします。

 そしてその後「名探偵コナン」では妃英理事務所の栗山緑、「金田一少年の事件簿」では怪盗紳士、「犬夜叉」では日暮かごめのママ、「結界師」でもヒロイン雪村時音のママ、など多くの作品で活躍してもらってます。どどちゃんは少しハスキーなのにツヤのある声で、大きなものを感じさせる演技が特徴です。気のいい女性からちょっとした悪女まで幅広いキャラクターを、舞台女優ならではのプロポーションでマルチに演じてくれます。

 どどちゃんとはいくつかの集まりで一緒になりますが、一番多いのは「犬夜叉チーム」の宮古島ツアーでご一緒することでしょうか。毎年20人以上の旅行が今でも続いてますが、どどちゃんのすごいのはいろんな場面での気のつき方です。例えばグラスが空いてたらすぐ注ぐみたいなコトですが、実際はそんなわかりやすいものじゃなく、こちらが気づかないようなこともいつの間にか自然にフォローしてくれてるのです。この気配りレベル、僕もいろんな人を見てきているけど、ホントに比類ないのです。

 その気遣いが演技にも出ていることは間違いなく、演じるキャラクターにママ的なオトナな女性が多いのもうなずけますね。実際親しい集まりの中ではみんなに“ママ”と呼ばれるばかりか、本人も役柄で慣れてるせいかご自分を“ママ”と呼んじゃってます。そしてそれが日常生活でも見事に自然なのです。それだけに逆に少しナゾめいたムードを漂わせていることも確かなのですが。

 そう言えばかっぺ~ちゃんとのつながりで何度も観せてもらった劇団21世紀FOXの舞台ではどどちゃんはしばしば気の強めなヒロイン、それも主役のかっぺ~ちゃんをシリにひくキャラクターだったりしてましたよね。

 ちょっとネタばれですが、今回どどちゃんは「金田一少年の事件簿R」でただ今絶賛放送中の「錬金術殺人事件」シリーズに登場しております。31日放送の最終話で金田一本人もビックリな登場をします。それをぜひみなさまに見ていただきたく、ここでしっかりお伝えいたします。というわけでどどちゃん、これからもどうか、僕らがあこがれるテキな女性像を僕らに見せて聞かせていってくださいね。