• ■01月29日
  • ■01月29日

  • 2007.01.29

 まず、みんなにうれしいニュースを報告するよ。先週、「結界師」が第52回「小学館漫画賞」の少年向け部門に選出されました!この賞は今まで数々の名作が受賞している名誉あるものでね。第46回には「名探偵コナン」、第47回には「犬夜叉」がこの賞を受賞しているんだ。小学館と冠がついた賞だけど、小学館の作品だけが選ばれる訳じゃなくてね。いくつもの素晴らしい候補作の中から「結界師」が少年向け部門に選ばれたんだ。田辺イエロウ先生、本当におめでとうございます!スワッチもアニメ「結界師」のスタッフとして最高に光栄です。この賞の名誉に負けないように「結界師」アニメチームは、これからも一丸となってガンバっていきましょう!

 それと今回は「名探偵コナン」のおたよりコーナーに寄せられた意見、感想について書かせてもらうね。最近多い書き込みが「名探偵コナン」のキャラクターがおかしいのと、音楽が変わって違和感があるということ。まず、キャラクターは作画監督やキャラクターデザインら大勢のスタッフが参加して寝る間を惜しんでがんばってくれてます。毎回担当するその人、その人によって多少のバラつきが出てくることは残念だけどあります。青山先生の絵のレベルって高いからね。でも逆にアニメスタッフの個性が出ている部分を楽しんで頂けたら有難いなあと思っています。そういう見方をすることで、アニメの楽しみ方がより広がってくれれば幸いです。そして音楽についてですが「名探偵コナン」は新たな10年を迎え、いろんな改革を今も実行中でね。音楽も過渡期にあるのは否めません。いずれにしても大野克夫さん自身が手掛ける曲をお送りしてますし、さらに新しい楽曲をどんどん投入していきます。みんなに楽しんでもらうためにいつも100点満点の番組を目指しているけど、今はより良いものを作るためにいろんな挑戦INGなんだ。なので今流れている音楽の良さも感じて楽しんでくれるとうれしいです。ということでいつも「名探偵コナン」のおたよりコーナーと「結界師」の掲示板に素敵な書き込みありがとう。これからも皆様の意見は制作のいろんな参考にさせて頂きます。われわれスタッフはパーフェクトな作品を目指し高いレベルでのアニメ作りを続けていきます。そのためにもこれからも応援ヨロシクお願いします!

 さて、小学館主催「次世代ワールドホビーフェア」は2月4日の福岡大会(福岡 Yahoo! JAPAN ドーム)を残すのみとなりました。幕張メッセで行われた東京大会では、少年サンデーの特別ステージでビッグな初共演が実現してね。「結界師」の墨村良守役の吉野裕行さん、雪村時音役の斉藤梨絵さん、「名探偵コナン」のコナン役の高山みなみさん、蘭役の山崎和佳奈さん、そしてコナンの着ぐるみにガッシュ君までもが初めて同じステージに立ったんだ。4人はステージ上で楽しい話を色々してくれました。海賊に扮した山崎さんの刀を持った立ち回りはかっこよかったよね。観に来てくれたみなさん、ありがとうございました。福岡大会にも吉野さんと高山さんが登場するので近所の人はぜひ会場に遊びに来て下さ〜い。

 5日の「結界師」は「夜行の頭領正守登場」を放送するよ。サブタイトル通り、この回からいよいよ目玉の新キャラクター、良守の兄の正守が登場するんだ。良守は何かと正守にコンプレックスを持っていてね。方印が出た自分よりも正守の方が正統継承者に相応しいと考えていたりしてね。正守も方印が出なかった悔しさを持っているらしいし、そこら辺が良守と正守の関係にどのような影響を与えるのか…。このムツカシイ2人の兄弟関係がストーリーの根っ子にある奥深い部分なんだ。この正守の登場をきっかけに烏森の地にはいろんな事が起こり、良守たちを飲み込んでいくんだ。というより烏森の地がおかしくなる予兆を感じて正守が来たんだし、繁守や時子も何かしら感づいているよね。さあこれから烏森でどんなドラマが展開されていくのか、その最初の話だから5日は見逃さないように必ずオンタイムで見て下さい。

 その後に放送する「名探偵コナン」は「黒の組織の影 奇妙な照明」。黒の組織シリーズ第2弾となる今回はすごくユニークでシャープな謎解きでね。子供の目撃者が見たモノを本堂瑛祐も興味を持ってチェックしていくんだ。そんな本堂の動きと黒の組織との関係に注目だよ。そして子供が目撃した不可解な事件はコナンを巻き込みどのように展開していくのか…。そうそう今まさに「少年サンデー」に連載中の青山先生の原作も、ちょうど本堂絡みの事件が描かれているね。読んでる人は知っていると思うけど、なんだか大変なことになっているよなあ〜。興味がある人は連載中の原作も一緒に見ると「名探偵コナン」の世界が広がって絶対オモシロいよ!