• 金田一少年の事件簿R(リターンズ)
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  • 2014.02.27

金田一少年の事件簿R(リターンズ)金田一少年の事件簿R(リターンズ)

 みなさま大ニュースです。もうご存知とは思いますがあの「金田一少年の事件簿」が装いも新たに「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」となって帰ってきます。放送枠は土曜日夕方5時30分。そうなんです、1997年4月から3年半、月曜日の夜7時枠を独占したミステリーアニメ2階建て60分が、いよいよ土曜日の夕方に復活するのです。

 当時、先に「名探偵コナン」を放送していてその前枠に「金田一少年の事件簿」の企画が来たときには少々面喰いました。ミステリーアニメにミステリーアニメを重ねるのはどうでしょう、と思いました。しかし結果は一軒の美味しいケーキ屋の隣にもう一軒美味しいケーキ屋が並んだらお客さまの奪い合いに…なるどころか、ここに来たら確実に美味しいケーキが手に入るということでお客さまは倍どころか3倍に…、という現象になったのです。

 それにしても原作の「金田一少年の事件簿」ですが、アニメ放送が終わった後も不動の人気は続き、不定期ながら毎年必ず連載され、昨年からはリターンズと名前を変えて現在も「少年マガジン」に絶好調連載中!原作・天樹征丸先生と漫画・さとうふみや先生の不断のトリックやドラマつくりなどのクオリティキープ努力には本当にアタマが下がります。26日発売の少年マガジンにもアニメニュースが特集されていますのでご覧くださいませ。冒頭の写真はその少年マガジンの誌面であります。

 というわけで放送終了から14年、キャストやスタッフは可能な限り前作を引き継ぎ、4月5日から満を持した状態でみなさまに新しい金田一をお届けする予定です。この日記でもフレッシュなお知らせをしていきますのでお楽しみに!

 もうひとつ大きなお知らせを。僕が審査からずっと関わらせていただいている「アニメミライ」の4作品の完成披露試写会が2月17日に新宿で開催されました。文化庁委託による若手アニメーター等人材育成事業として、各方面から注目されているこのプロジェクト、これらの作品の評価がこれからのすべてにつながるのでこの試写会は期待値MAX。司会の吉田尚記ニッポン放送アナウンサーの軽妙な進行により、各作品の監督とプロデューサーがご挨拶。作品上映後は会場にいる各作品のスタッフたちも紹介されて、作り手の想いが会場に満ち満ちた試写会でした。

 「アルモニ」吉浦康裕監督、「大きい1年生と小さな2年生」渡辺歩監督、「ぱロルのみらい島」今井一暁監督、「黒の栖-クロノス-」恩田尚之監督の4作品、どれも正直言って驚く出来です。ベテランの監督たちの指導はあるにしろ、各作品に張り付いた若手アニメーターたちの才能と苦労を感じられ、このプロジェクトの意義を感じるとともに若手のみならずアニメーターなどスタッフたちの底力を実感できました。

 この4作品、全国東宝シネマズ系で3月1日より2週間限定でロードショー公開されます。これは本当にこのチャンスにぜひ劇場でご覧になってください。今の日本のアニメ最先端も感じられる絶好の機会だと思います。2枚目の写真はその劇場チラシです。

 さて3月1日土曜日夕方5時30分「宇宙兄弟 宇宙飛行士であり父であり」引き続き「名探偵コナン 現場の隣人は元カレ(前)」。今回の主役?の一人・宮本由美を演じる杉本ゆうさんをこの後のアニ民に書かせてもらいました。どうぞお読みになってください。うーん、宮本由美はもちろん、この元カレもキャラもキャストもタダモノではありません。

 あと文化放送超A&G「諏訪道彦のスワラジ」2日日曜夜7時は先述した「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」にちなんで東映アニメの西尾大介プロデューサー(アニ民164)がスタジオに来てくれます。僕はだいちゃんと呼ぶこのプロデューサー、もちろん前作ではずっと監督を務めてくれた超大物であります。新しい作品について語る同世代の気の置けない会話をお楽しみくださいね。