• アニメビジエンス創刊
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  • 2013.09.26
アニメビジエンス創刊

 時期的に少し遅れてしまいましたがここで新創刊雑誌「アニメビジエンス」についてお話します。この雑誌はジェンコの真木太郎さんが、アニ民174でも紹介したようにアニメ業界のために立ち上げたものです。TVや映画などにかかわらず、アニメーションを将来強く大きく継続してゆくために何が必要なのか。アニメにまつわる出来事を、企画も含めてビジネス的に見つめていき、さらにはアニメーションを産業というとらえ方でもクローズアップしていこう、という大いなる意志を持ったものです。

 この雑誌の中で僕も1ページ担当させてもらってます。題して「アニメソムリエ・スワッチの業界見聞録」うーん、タイトルがくすぐったいですが中身はなかなか斬新なものになっている…はずです。創刊号で取り組んだテーマはトムス・エンタテインメント。なんだ、コナンの制作会社じゃないか、僕が詳しくて当たり前でしょ、とおっしゃるみなさま、TMSってちょっとびっくりするようなビジネスを立ち上げてるんですよ、しかもアニメがらみで。今回リポートした「スマイルタッチ」と名付けられたこの医療関係プロジェクト、かなりユニークでアニメの将来にとっての示唆に富んでいます。

 とにかく創刊号のテーマは「クールジャパンはビジネスになるのか?」で、それ以上に面白い記事がいっぱいなのですが、僕が一番おススメしたいのが「丸山正雄のアニメバカ一代記」です。あのマルさん(アニ民7)はもうアニメ界の人間国宝みたいな人ですが、彼がどうしてアニメ業界に、虫プロに入ったのか。昭和30年代終わりの頃の業界がマルさんの記憶を通してリアルに伝わってくる名文であります。これは本当に読んでいただきたい!冒頭の写真は伝説のアニメージュ創刊号を彷彿とするアニビジ創刊号の表紙、イラストはなんとあの庵野秀明さんです(○C 東北新社)。

 ここでお知らせします。実はこの雑誌は書店では購入できません。ご興味ある方はアニメビジエンスの公式サイトからぜひお申込みください。なお創刊号は7月末リリースの8月上旬お届けで、以降季刊誌となっています。なので第2号は10月末ですね。僕も季節に一度、新たな視点できちんと業界を見つめ直す習慣を身に着けなければ…、その前にまず自分自身の生活態度を見直せ!なのかもしれませんが。

 9月28日土曜夕方5時30分「宇宙兄弟 わたしの両手」そして6時「名探偵コナン みんなが見ていた(後)」あまりに衆人環視?の中の事件に平次とコナンは以下に立ち向かっていくのか。そしてそれはこれから続くあの奇妙な事件への序章であった…。ご覧くださいませ。

 29日日曜夜7時「スワラジ」石原夏織さんと瀬戸麻沙美さんの20歳お祝いラジオ第2回!二人の小中学時代の話や20秒クエスチョンなど盛りだくさんでにぎやかにお送りします。お聞きくださいませ。