• ■05月22日
  • ■05月22日

  • 2006.05.22

 29日の「名探偵コナン」は「極限のカースタント」を放送するよ。この物語を手掛けているのは、宮下隼一さんというベテラン脚本家。という訳で今回は少し宮下さんのことを話そうかなぁ。宮下さんは番組スタート当初から「名探偵コナン」の脚本をたくさん書いてくれている脚本家の1人。偶然にも家が近所で、深夜に近くのお店に呼んだら、かなりすばやく来てくれたことがあってね。その時はしこたま楽しくワインを飲んだんだ。近所に宮下さんだけが知っている素敵な店があると聞いたから、今書いている脚本が書き終わったら連れて行ってもらいたいなぁ。

 脚本家はおいしいお店に詳しい人が多くてね。脚本が1つ書けたら、いわゆる憂さ晴らしもあって飲みにいく人が多いんだ。同時進行でいくつかの脚本を書いているし、プロットを立てる作業を含めると1本書くのに1ヶ月以上かかるからねぇ。そんなあと外へ飲みに行く機会が多いから自然とおいしいお店に詳しくなるみたい。みんな、お酒が好きだし、人との会話が好きなんだよね。宮下さんは普段は物静かな方でね。お酒は何でもいけるんだけど、酔うと明るく陽気になるんだ。作品のテーマについてスワッチも一緒に論争したりするんだけど、お酒が入ると論争は熱くなることが多々あるんだ。熱を帯びた論争ってなかなか楽しいものなんだよね。宮下さん、今の仕事が終わったらぜひ飲みに行きましょう!

 今回放送するのは4、5ヶ月前に書いてもらったシナリオ。カースタントの撮影現場で起きた事件を描いていてね。事件のトリックは宮下さんが脚本を書く前から温めていたものなんだ。結構前から「このトリック、おもしろくない?」と言っていたからね。だからプロットが通ると、すんなり書いていただけました。少年探偵団も登場するし、とてもおもしろい話になっているから絶対見てね。ところで、先日の日記でちょっと触れた、新聞記者のアフレコ体験記は29日に関西版のスポーツニッポン紙に掲載されるそうです。これを企画実行されたとってもユニークな渡辺記者にはアフレコ終了後も強引にお誘いし、声優・スタッフ交えてじっくりと飲食させてもらってしまいました。スワッチはホントにすごく楽しかったけど、はてさて当の本人はコナンチームをどう感じられたのでしょうか。ドキドキすることが書いてあるかも…。記事に目を通すのが正直コワイ!?

 そして、29日に放送する「ブラック・ジャック21」は「百億円命の約束」。この話には古川登志夫さんがゲスト声優として登場するよ。古川さんは「名探偵コナン」の群馬県警・山村刑事役でみんなにもお馴染みだよね。古川さんとは永い付き合いで、あたたかくてとても素敵な方なんだ。今回は蟻谷という役を演じてもらっています。「助け合い」という話が原作なんだけど、この話が1番好きって人もいっぱいいるんじゃないかな。スワッチも好きな話だし、音響監督の井澤 基さんも「1番好きな話だから気合をいれました」と言っていたからね。そんな人気のある話が新シリーズのストーリーにどう組み込まれているのか…。ブラック・ジャックが追いかける謎も少しずつ明らかになっていくから、その辺も注目してね。見どころは、ちょっとしたことで知り合った人が1番大事な時に、自分の都合を省みずに助けてくれるところ。それがどんなに尊いことなのかを教えてくれる作品なんだ。人間って素敵だなぁとしみじみ思える物語になっているよ。ブラック・ジャックがカッコイイし、ピノコも活躍するから楽しみにしていてよ〜!