• ■5月9日
  • ■5月9日

  • 2005.05.09

 16日の「ブラック・ジャック」は「最先端ルームの悲劇」を放送するよ。今回はブラック・ジャックも含めた数人の人が最先端ルームに閉じ込められ、その中で起こるドラマを描いた作品。この物語に吉本興業の漫才師、メッセンジャーの黒田有さんが声優として出演しているんだよね。黒田さんはウチの局の大阪ローカル番組「なるトモ!」に出演しているんだけれど、「ブラック・ジャック」の大ファンみたいでね。「どうしても出たい」と言ってくれて、一登場人物として出演してもらったんだ。

 黒田さんが共演したのは、たくさんのベテランの方。「刑事コロンボ」のコロンボの吹き替えとして有名な石田太郎さん、「名探偵コナン」の阿笠博士や「犬夜叉」の冥加の声としてお世話になっている緒方賢一さん、さらに江原正士さん、藤本譲さんという超ベテラン陣に混じって、がんばってもらったんだ。黒田さんはセリフも結構あったのに見事な演技を披露してくれてね。本人は不安がっていたけれど、周りの評価は高く、「なるトモ!」のプロデューサーは「ここまでやるとは思わなかった」と話していて、僕もプロの方と比べて遜色ない演技と感じたんだ。実は黒田さんは自分でかなり練習をしてきたみたいなんだよね。その取り組みが花開いたと思っているんだ。黒田さん自身は難しかったと言いながらもとても感激していたよ。今回のように別のジャンルの人が声優にチャレンジしてくれたのは、本当にうれしいことだね。もちろん、有名な人なら誰でも良いという訳ではないけれど、いろんな才能ある人たちが良い番組を作ろうと集まり、協力して1つの作品を作っていくことは、お互いのためにも良いことだと思っているんだ。

 一方、16日の「名探偵コナン」は「奇妙な一家の依頼(前編)」を放送するよ。この回から蘭のコナンに対する疑惑が始まっていくから、その辺の蘭の気持ちの移り変わりに注意してほしいね。蘭は携帯のやりとりからコナンと新一の関係をおかしいと思い始めるんだ。それが事件の進行と絡んでくるからユニークなんだよね。事件だけでなく、コナンと蘭のやりとりも注意して見ると楽しめるはずだよ。事件は難しいからじっくり犯人を考えてね。