• ■10月02日
  • ■10月02日

  • 2007.10.02

 「名探偵コナン」の放送を楽しみにお待ちいただいてた皆さま、お待たせしました!毎週月曜日19時からの1時間アニメアワー「秋のミステリースペシャル」が来週からスタートし、その第1弾として10月8日に映画「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」を午後7時から2時間枠で放送します。コナン映画のタイトルには、わかりやすいある法則があってね。1作目「時計じかけの摩天楼」、2作目「14番目の標的」、3作目「世紀末の魔術師」。これらのタイトルを見て、法則が何だかわかる人はいるかなあ?答えはタイトルに必ず「の」が入っているんだ。これは今まで11作全ての劇場作品に共通している事でね。ただ今回放送の作品「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」は2000年4月公開の劇場4作目なんだけど、この作品だけは「の」が2つ入っているんだ。当時、1、2、3作目と興行成績がだんだん向上していってくれていてね。だから、この映画の公開前には「の」が2つ入ったから成績も倍になるといいよね、なんて笑いながらスタッフと話していたこともあったなあ。そんな記憶も残っている「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」は少し変化球のストーリーにも人気があって、放送して欲しいという視聴者からのリクエストもたくさんありました。

 物語は我らがヒロイン、蘭姉ちゃんが記憶喪失になってしまうというエポックメイキングな話でね。そのことに気づいたコナンのショックと事件の展開が微妙にからみ、蘭の記憶を蘇らせようとする親友・園子の気持ちも見逃せない。そして、蘭が命の危険にさらされてしまった時のコナンのいくつかの行動にも注目。あのトロピカルランドがさまざまな顔の舞台となって、2人が追い込まれていきます。ちょっと異色的なラブコメラブロマンスとしてもすごく見応えのある作品になっているので、初めての方はもちろん新鮮に、2度目以上の方もその当時の空気を感じながらじっくりご覧くださいね。それから今回も本編放送中に、ホントにイロイロな新情報を織り込んでいきます。これからの「秋のミステリースペシャル」の展開をはじめ、盛りだくさんのニュースを映像やテロップといった形でお見せしていきます。本編だけじゃなく、そっちもかなり楽しんでもらえると思うから、どんなビックリ情報が流れるか、隅々までチェックして下さい。

 そしてスポーツ新聞や情報番組で取り上げられたから知っている人もいると思うけど、先週、コナン応援団の桜塚やっくん、井上和香さん、山本 梓さんが「名探偵コナン」のゲスト声優としてアフレコに挑戦しました。3人が出演するのは10月22日の午後7時から1時間枠で放送される秋のミステリースペシャル「テレビ局の悪魔」。収録中は、高山みなみさんや神谷 明さんたちが3人に的確にやさしくアドバイスしてあげたり、みなみさんからやっくんに関係するアドリブが飛び出したり、緊張感の中にも和気あいあいとしたムードに包まれてね。やっくんたちもホントに楽しんでくれたみたいでね。やっくんは「聞いたんだけど、過去にタレントさんで犯人役をやった人がいないっていうのね。それ聞いて俄然テンションが上がっちゃってね。とても良い経験をさせてもらったよ」と嬉しそうに話していたよ。井上さんは「コナンの大ファンで、その仲間に入れた事が率直に嬉しかったっていうのもあるんですけど、今回は自分自身、井上和香という役でやらせてもらった分、少し気が楽になって、楽しめました」、山本さんは「すごく緊張していたんですけど、現場に入ったら、小五郎さんが『もうちょっと大きく喋った方がいいんじゃない』とか、やさしく教えてくれて本当に感動しました。コナンに出られて、すごいうれしくて、親とか皆に連絡して『見てね』って言います」と話していたよ。「犯人役が俺だ」なんて発言が飛び出しているくらいミステリー番組のパブとしては異例の(?)展開をみせている「テレビ局の悪魔」。青山先生絶妙の、人間を描いたミステリートリックを1時間たっぷり楽しんでもらえると思います。

 実は、やっくんに犯人のサタン鬼塚役をお願いしたのは、映画「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」が公開された初日の4月21日。その日に一緒に東京から大阪に移動して「コナン甲子園」と題したイベントナイターの時、甲子園でやっくんと2人でお話して出演を決めさせてもらいました。この役はセリフが異常に多いから、最初は大丈夫かなと心配もしていました。でも原作をちゃんと読んでたご本人が声優の経験もかなりあるので絶対大丈夫です、とおっしゃるし、「名探偵コナン」に対する気持ちも充分会話できてたので、佐藤監督や井澤音響監督らと相談して、この日を迎えたら、想像を超える見事な演技を披露。やっくんが前の日までにビデオを見て、かなり練習してくれたことに加え、声優としてのセンスも抜群で、内容も含めて、とてもすごい作品に仕上がる感じです。この収録日は1時間スペシャルのアフレコで内容はいつもの倍だったし、途中で3人のパブ取材などもあったから収録は7時間以上かかってしまいました。アフレコ後はやっくん、神谷さん、茶風林さん、高木渉さん、岩居由希子さんやスタッフと目黒のBというお店で遅い食事を兼ねた飲食。その場でも神谷さんたちはやっくんの演技を絶賛、本人役での井上さんと山本さんも素晴らしい!と楽しい会話が日付を越えて夜が更けるまで続きます。やっくんも憧れの神谷さんと飲めたと超感激していたよ。やっくんから次の日にお礼のメールを頂いたんだけど、こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。

 それから、犬夜叉スタッフチームは昨年に続き、今年も鉄砕牙ツアーと題し、沖縄の宮古島へ旅行に行ってきました。参加したスタッフ、声優さんは総勢27人。何度も行っているから、地元の方々とも顔見知りになって友達になっているんだ。そんな地元の人たちとの再会を喜びつつ、短い旅をフルに楽しんできました。アニプレックス・植田Pは行きの飛行機に乗り遅れたり、携帯を水没させたり、仕事で1日早く帰らなくてはいけなくなったり…と散々な目に遭いました。そんな不幸なハプニングの連続でも帰り際に植田Pは「すごく楽しかった」と本心で言っていました、と思います。あの伊良部島でしか手に入らない青い瓶の泡盛が、すみずみまでちゃんと癒してくれますよ。山口勝平さん、雪野五月さんら参加者全員、ホントに身も心もお腹いっぱいになって帰ってきました。シュノーケリングでは、少し海に浮いただけでも文字通り珊瑚の森やきれいな熱帯魚が見えました。そうそう、携帯電話で東京の天気を調べたら、最高気温19度と肌寒い天気の日だったみたいだね。宮古島は30度を超えてて天気は最高。最後の夏を思い切り味わうことができました。さすがに羽田空港に着いた時の温度差10度はかなりこたえましたが。犬夜叉の連載はスリリングで、佳境に入ってきているねえ。これからも犬夜叉チームは「犬夜叉」そして高橋留美子先生を応援していきますね。