• ■07月09日
  • ■07月09日

  • 2007.07.09

 国民の祝日16日の「名探偵コナン」は海の日2時間スペシャルと題し、午後7時から「服部平次との3日間」を放送するよ。コナンの2時間スペシャルの新作は1年半なかったから、すごく久しぶり。これまでスペシャルは正月とかにやったりしていたけど、この夏休みが始まる時期に満を持してお届けすることになりました!2つのびっくり事件が起きる今回のお話はもちろん原作の傑作からのアニメ化です。タイトルでは3日間になっているけど、朝を迎えるカタチで終わるので正味2日間の出来事であります。コナンと平次はその間に2つの事件に遭遇しちゃうってワケ。1つは昇岳寺というお寺で起こる事件。お寺の離れに泊まった女性が血を流して倒れているのに、その直後には姿を消してしまうという不思議な事件なんだ。

 もう1つが探偵甲子園というTV番組の企画が行われる島で発生する事件。全国の高校生探偵が集まり、日本一の高校生探偵を決める企画でね。西の代表として平次、南の代表として越水七槻(こしみずなつき)、北の代表として時津潤哉(ときつじゅんや)が出場するんだ。新一には連絡がつかないため、代わりに東の代表には白馬 探(はくばさぐる)が選ばれるんだ。当然コナンも平次の助手として、ちゃ〜んと探偵甲子園に出場しちゃいマス。事件はラベンダーに絡んだモノでね。ミステリー=ラベンダーという魅惑的な設定のよくできたストーリーなんだ。で先週お伝えしたように、音楽の作業はいち早く進行してたので先週の以前のタイプのBGMになってます。そういえば7月9日のコナンは新タイプ音楽やチャレンジ的なストーリーはいかがでしたか?また感想などをぜひ聞かせてくださいね。とにもかくにも16日19時の海の日SP!じっくり推理が楽しめる密度のこゆい2時間を絶対に見て下さいね!

 さらに、この放送から4週にわたって超豪華な賞品が当たるタイムリミットクイズを開催します!これは夏休みに合わせた特別企画で、今回が2度目のユニークなもの。放送終了後にパソコンのHPと携帯電話のサイトでクイズが出題されるんだけど、フツーに放送を見ていれば答えることができる問題だからね。応募のタイムリミットは放送終了後、今回は9時25分まで。お手間でもその間に正解を答えて下さい。放送の中でも特別にコナン君が楽しくしっかりとクイズの参加方法など告知してるので、見逃さずにチェックしてね。たくさんのご応募お待ちしていま〜す! そしてこの放送には「結界師」のPRがふんだんに盛り込まれていマス。30秒次週予告はもちろん、毎度の10種類5秒バージョンもたっぷりどうぞ。永井Pと役者さんたちが尺に収めるべく、がんばって楽しんで収録した傑作ショートコメントを、もれなく隅々まで味わって見て下さ〜い!

 さあ、まもなくワクワクな夏休み。これから秋にかけて「結界師」も「名探偵コナン」もイベントなど色々なチャレンジをしていきます。コナン関連は特に充実してて、愛知県の蒲郡にあるラグナシアでは、7月14日から9月2日までコナンのイベントを開催。コナンの世界が体感できるアトラクションのほか、コナンの展示コーナーやグッズ販売コーナーなどを用意しているよ。3D映画「名探偵コナン コナンVSキッド 〜SHARK&JEWEL〜」も上映されるんだ。詳しくは番組HPのトピックスをチェックしてね。それから8月11日から19日にかけては読売テレビがある大阪ビジネスパークで毎年恒例のお祭りイベント「わくわく宝島 OBPでウッキッキー!」を開催するよ。このイベントには「結界師」と「名探偵コナン」がいろいろなカタチでいっぱい参加するよ。詳細が決まったら、裏話も含めてこの日記でもお伝えしていくからぜひお楽しみにね。

 話は変わりますが…生まれて初めて、人前でステージでソロで歌ってしまいました。以前NHKの歌のおねーさんをされてた長島伸子先生主宰の「ミューズの会」というのがありまして、数年前からプライベートな友人たちと少々コーラス活動をしていたんです。とはいっても歌なんて全くのシロウトで、カラオケも恥ずかしいくらいのレベル。なのに80人くらいの観客の前で、ソロもやっちゃったのです。歌ったのはモーツァルト「フィガロの結婚」から「三尺四尺」と「もう飛ぶまいぞこの蝶々」…なんとオペラなんです。その存在すらあまりよく知らなかったのに、まさか歌うことになるなんて…。調子にのって、チラシを配ったので、被害者(?)とも思える方々にそれを見に来ていただいちゃいました。おいでいただいたのは音楽家の和田さん夫妻に岩崎さん夫妻、音響監督の浦上さん夫妻、役者の田中さん、百々さん、荒井さん、香坂さん、事務所社長の成富さん…ああホントに恥ずかしい。だいたい人前で歌うのが初めてなのでお花などをいただくのも初体験。ドキドキでしたがうれしいですね、いいものですね。おいでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 肝心の歌のほうはストーリーの進行に合わせて、それぞれかわるがわる歌っていくのですが、みんな衣装もいろいろ考えて、女性なんかは華やかで素敵です。スワッチはワインレッドのスーツをレンタル、田中さんの紹介による美術さんに借りたモーツァルトな白髪かつら(これももちろん初体験)をかぶり、後半の1曲目と5曲目に登場です。そんでもって歌詞は当然イタリア語。初めはそんなん歌えるわけないでしょ、の世界でしたがなんとかかんとか徐々にかみくだいていった感じ。でもさすがに暗譜まではできす、譜面台に楽譜をおいて少々の身振り手振りでがんばりました。先生に言わせると、後頭部の下からまわすように、という正しく声が響くような発声はなかなか自分のものにできないのですが、なるべくそんな風に懸命にやります。それにしてもイタリア語ってどうしてあんなに早口っぽいややこしい言い回しになってるのでしょうか。曲の山場はそーゆー早口なところを一気に歌いきるところです。そこに行く直前に心の準備をするのですが、かんだりとちったりつまずいたりで練習は大変でした。本番は…なんとかやれた部類に入るのでしょうか。

 自分の出番が近づいてくるのをじりじり待つあの気分も独特なものです。そういえば今回のスワッチのお客さんはみんなアニメの音響など、その道のすごいプロな人たちばかり。「結界師」の声優挑戦の時もそうでしたが、いつも普通にやってもらってるそのスペシャルお仕事を、気楽に見せてもらってる立場が大逆転の今回、この姿はどんな風に見えたのでしょうか。打ち上げにも参加してくれた田中さんは無理やりほめてはくれましたが、仕事にしても趣味なことにしても、送り手・受け手両方が楽しく楽しんで(?)いけるのが一番しあわせですよね。扉を開けなければ一切知らないままですんだのだけれど、自分で自分の意思で開けたコーラスという扉、その向こうの世界で少しちゃんと立ち回れたかなという素敵な七夕の夜の出来事でした。