関西育ち・世界一の災害救助犬アッシュ号 能登地震の救助活動にも貢献した驚異の捜索力に迫る! 

関西育ちのオーストラリアンシェパードのアッシュは、災害時に行方不明者を探し出す災害救助犬として、日夜訓練を積んでいます。アッシュは、ことし6月に開催された災害救助犬の技能を競う世界大会で、日本代表チームの一員として出場し、その卓越した能力でチームを悲願の優勝に導きました。そんな世界一の災害救助犬アッシュと、その指導手の女性を取材しました。

【特集】能登半島地震の捜索活動にも貢献 世界一の災害救助犬・アッシュ号、近づく引退の日 “家族以上”の指導手との絆「今後はやりたいことをさせてあげたい」

世界一の災害救助犬・アッシュ

 関西育ちの災害救助犬・アッシュ号は、オーストラリアンシェパードの女の子。2025年6月、災害救助犬の国際大会に日本代表の一員として出場し、チームを悲願の優勝へと導きました。しかし、裏では“じゃじゃ馬”との情報も⁉そんなアッシュも、もうすぐ8歳…引退の日が近づいています。指導手である家族との絆を取材しました。

国際大会で初優勝!世界一の災害救助犬・アッシュの功績

災害救助犬・アッシュ号(7)

 災害時に行方不明となった人を探し出す『災害救助犬』。メスのオーストラリアンシェパード・アッシュ号は、飼い主で指導手の中野汀彩(なぎさ)さんと日夜訓練に励んでいます。

生後2か月のアッシュと中野さん

(災害救助犬・指導手 中野汀彩さん)
「アッシュはじゃじゃ馬です(笑)幼稚で悪ガキというか(笑)生後2か月の時からずっといるので、家族以上ですね」

日本代表チームの一員として活躍

 信頼関係で結ばれたアッシュと中野さんが目標としてきたのが、2025年6月にトルコで行われた災害救助犬の国際大会。日本代表チームの一員として出場し、瓦礫の中から行方不明者を探す部門で、見事1人目を発見しました。

20年の挑戦が実を結ぶ

 そして、日本代表チームは20年間の挑戦を経て、悲願の初優勝を遂げました。

(中野さん)
「本当に、今でも実感がないぐらい。雲をつかむような話だと思っています。アッシュがうちの子で良かったと思いました」

優秀で勇敢なアッシュ その功績は次世代へ…

広い敷地内の土管に隠れた記者

 世界一の災害救助犬・アッシュの実力は、一体どれほどのものなのでしょうか。読売テレビ・瀧本怜佳記者が災害現場を模した現場の土管に隠れ、蓋を閉めて、何分で見つけられるのかを検証しました。

わずか20秒で発見!

(中野さん)
「サーチ(捜せ)!」

 合図で、いざスタート!人の呼吸の匂いなどを頼りに捜索し、わずか20秒後に記者を発見しました。

能登半島地震の捜索活動に参加

 年々増え続ける自然災害に伴い、災害救助犬の需要性は高まっています。アッシュと中野さんは2024年の『能登半島地震』発生直後、行方不明者の捜索活動に参加。土砂崩れなどで人が立ち入りにくい現場での救助活動に大きく貢献しました。

単独で捜索するアッシュ

 この時、アッシュは中野さんから離れ、単独で捜索していましたが…。

(中野さん)
「他の犬は捜すことができない。帰ってきます。不安になると離れていかない」

 災害救助犬が指導手から離れた場所で単独で捜索に当たるのは、重要であると同時に、非常に難しいといいます。

まもなく8歳に

 しかし、まもなく8歳になるアッシュは、年齢を理由に大会への出場は今年が最後。後輩たちへと道を譲ります。

(中野さん)
「年齢的にそろそろ引退かと思っているので、今後はこの子のやりたいことを、なるべくさせてあげたいなと思います」

築き上げた功績は次世代へ

 捜索が大好きだというアッシュ。中野さんは、「もっとこれからも練習して、一緒に遊べたらいいな」と語りました。アッシュが築き上げた功績は、災害現場で活躍する救助犬たちに、脈々と受け継がれていくはずです。

(「かんさい情報ネットten.」2025年9月18日放送)

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