7月16日(火)
京アニ事件から5年…犠牲者の一人で「天才アニメーター」と呼ばれた男性が35年前に残した絵本をアニメにしようと重鎮たちが動いた
京都アニメーション第1スタジオが放火され、36人が亡くなった事件からまもなく5年。犠牲者のひとりが木上益治さん(当時61歳)です。若き頃からアニメーターとして活躍し、「木上に描けない絵はない」とまで言わしめた才能は、京アニでもその実力をいかんなく発揮しました。初めての自主製作アニメに携わったり、後輩の育成に尽力したりするなど、今の世界に誇る『京アニ』クオリティの礎を築いた立役者です。そんな木上さんが35年前に残した絵本「小さなジャムとゴブリンのオップ」。魔法使い見習いのジャムが、友達のオップとの触れ合いを通じて成長していく物語です。この絵本をアニメにし、木上さんの思いを形にしようと、かつての同僚が動き出したのです。制作陣は全員70歳オーバーのアニメ界の重鎮たち。かつての同僚に思いを馳せ、老体に鞭を打ち、ペンを握ります。木上さんが伝えたかった思いとは。
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