Introduction イントロダクション


Cast キャスト
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小説の挿絵を描くことを生業としているシングルマザー。
今は2人の恋人と高校生の娘・千夏と共に暮らしている。常識にとらわれない軽やかな生き方で、性別や年齢を問わず、自然と人を惹きつける。自身の恋心に忠実だが、恋人たちが他のパートナーと過ごすことにも嫉妬心は抱かず、束縛とは無縁。
恋人たちとは、お互いに了解しあったうえで他のパートナーとの関係を持っている。- comment
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この作品で、浮気や不倫とは異なる複数恋愛=ポリアモリーという愛の形を知りました。
今までドラマであまり描かれてこなかったポリアモリーのラブストーリー。
どのような日常を過ごし、どのような問題が起こるのか、、、
主人公の伊麻を演じることで色々見えてくるものがあるのではと楽しみです。
伊麻を取りまく登場人物も、とても魅力的ですので是非ご期待下さい。
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生物専攻の大学院生。無類の本好きで、甘党。博識で同年代よりも大人びている。
アルバイト先のカフェに客として毎週木曜日にやってくる伊麻に、次第に惹かれていく。
恋愛においては常に受け身だったが、伊麻と出会い生まれて初めて身を焦がす恋をすることに…。- comment
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このドラマのお話を頂いた時、まず今回のテーマでもある「複数恋愛」とは何なんだろうと理解する所から入りました。正直今も完全に理解できているかと言われるとそうではありません。しかし、氷雨を演じていく中で彼の心情と一緒に理解を深めていけたらなと思っています。
そして実際にいらっしゃるポリアモリーの方々がもっと胸を張って恋愛ができるちょっとしたきっかけにもなれるようしっかりとこのドラマを作っていきたいと思っています。
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伊麻と同居中の恋人。美容メーカーの営業をしている美容男子。
見た目も心もまだまだ20代。若干デリカシーに欠けるところもあるが、よく喋りよく場を盛り上げる男。
最近伊麻以外にもパートナーができた。- comment
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この度、ドラマ「彼女がそれも愛と呼ぶなら」に出演することが決まりました。
主人公の伊麻に恋人が二人いて、そこにまだこの世界観を理解しきれていない氷雨という新たな学生が恋人になり、伊麻の娘の千夏と5人で同居するという稀な恋愛観を持つ人達の物語です。
僕は伊麻の恋人の一人、亜夫を演じさせて頂きます。
性格は明るく、恋人の伊麻と恋愛観が似ているのが特徴です。美容男子でもあり、僕にもってこいの役を頂きました。千賀ん(洗顔)もするかもしれません。
一つ言えることは、この恋愛観、共感できないと思われるかもしれませんが、このドラマを観てみてください。あれ、どこか共感できる。と思うでしょう。そしてその時に気づくんです。あれ、このドラマにハマってるかもと。
是非、観てください。
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伊麻と同居中の恋人。イタリアンバルの店主。
もともとは伊麻の大学時代の先輩だった。伊麻にとって最も歴が長いパートナーであり、到としても伊麻の娘・千夏のことを実の娘のように思っている。
落ち着いていて、みんなのお兄さん的存在。- comment
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ポリアモリー(複数愛)というセンシティブで攻めたテーマの作品に参加させてもらえてとてもワクワクしております。
複数恋愛がどういう感覚なのかなかなか理解できませんでしたが、子供達に対する気持ちに置き換えた時にスッと腑に落ちました。いろんな形の愛が存在する作品です。
少しでも共感していただけるように丁寧かつ大胆に楽しんで演じたいと思います。
ぜひオープンな気持ちで楽しんでいただけたら!
Original 原作
「彼女がそれも
愛と呼ぶなら」
一木けい(幻冬舎文庫)

台本を拝読したとき、キャラクターやテーマを深く理解してくださった上で心揺さぶる構成になっていることに感動しました。
栗山千明さん、伊藤健太郎さん、千賀健永さん、丸山智己さんをはじめとする役者さん。関係者の方々。そして視聴者さん、いつも応援してくださる読者さん。
このドラマがみなさまの人生を豊かに彩る一助となりますように。
Staff スタッフ
- 脚 本
- おかざきさとこ 上野詩織
- 演 出
- 上田迅 遠藤光貴 弓座翔平
- 音 楽
- 眞鍋昭大
- チーフプロデューサー
- 岡本浩一
- プロデューサー
- 伊藤愛 中山喬詞 遠藤光貴(ザ・ワークス) 梶原建太(ザ・ワークス)
- 制作協力
- ザ・ワークス
- 制作著作
- 読売テレビ
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番組プロデューサー・伊藤愛
comment -
さまざまな愛の形が映像作品においても描かれるようになってきた昨今。本作の主人公・伊麻とその恋人たちは「ポリアモリー(複数愛)」という、同意のうえで複数のパートナーを持つ恋愛スタイルを実践する人物です。ただ、この作品は彼女たちの恋愛を特殊なものとして取り上げるわけでもなければ、一方で賛美するわけでもない…ひとつの愛の在りかたとして、もっと直感的かつ根源的に「そもそも愛ってなんなんだっけ」という問いかけを与えてくれる、そんな作品だとはじめて原作を読んだときに感じました。
「普通、人間同士のパートナーは1対1の関係である」という“普通”を前提とした社会において、複数の人を同時に好きになってしまう自分自身の心を否定せず、自分らしい恋愛の仕方を選んだ伊麻。そんな彼女の生きる道にはさまざまな障壁もあるうえ、視聴者の多くの方にとって100%共感しきれるものではないかもしれません。しかし、そんな“普通”から離れた彼女の生き方は、「普通夫婦だったらそうするよね」「母親ならこうであるべき」「恋人同士ならこれくらい許される」という世の中にあふれる“普通”を一度疑って、自分自身が本当にやりたいことは何なのか、本当に望む関係はどんなものなのか、そしてそれが世の中の“普通”とは違った時に本当にあきらめていいものなのか。そんな問いかけを投げかけてくれるものであり、さまざまな世間とのしがらみの中で生きる大人たちにこそ、刺さるものだと思います。
主人公の恋愛のほかにも、関係の冷めきった夫婦、温度差を感じる高校生カップル、自由を求める彼女と束縛してしまう彼氏、価値観の違う親子、など…どこかにズレや理解しあえない部分といった「目盛りの違い」がある人間同士の関係性が出てきます。目盛りが完全に一致する人間は、たとえ恋人や家族でもきっといない中で、その目盛りのズレに対して、見て見ぬふりをするのか、我慢するのか、相手に合わせるのか、相手が合わせてくれることを望むのか、はたまた関係維持自体を諦めるのか…?
葛藤や問題を抱えながらも自分なりの愛、そして自分も相手も納得できる関係性を模索する彼女たち。彼女がそれも愛と呼ぶなら、それは愛だと言えるのか。それとも、たとえ彼女がそれを愛と呼んだとしても、愛とは言えないのか。その線引きはどこにあるのか、だれが決めるのか?ただ甘い恋愛だけではない、一風変わった刺激的な人間模様をぜひ見届けてください。