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#046「アメリカ/ハリウッド」 3月8日(日) 午前10:25〜10:55


■内容

今回の配達先は、アメリカ西海岸の大都市、ロサンゼルス。
アメリカンドリームを求めてハリウッドにやってきた、コメディアン、川辺惣士さん(32)と、大阪府茨木市に暮らす父・貞信さん(67)、母・方子さん(62)をつなぐ。

「惣士さんの悩みなど、何か聞いてられますか?」と山口が尋ねると、「所属事務所が決まらず、なかなか芸能活動が出来ない。ベッドから起き上がれないくらい悩んでいるらしく、何かしでかすのではないかと心配で2〜3時間おきにアメリカに電話をかけた」と涙ながらにお母さん。

アメリカへは、9200キロ、およそ12時間の旅。惣士さんが、アメリカに渡るきっかけになったのは大学時代の語学留学。留学先だったカンザス州で始めた路上パフォーマンスが話題となり、コメディアンとして活動を始めた。カンザス州では、東洋人自体が珍しく、惣士さんの存在は徐々に話題になり、ローカルのテレビ番組やCMに数多く出演し、安定した収入も得られるようになった。その後、さらなるアメリカンドリームを求めてハリウッドにやってきたのだ。

惣士さんの現在の活動を見せてもらうことになり、向かったのはハリウッドのど真ん中、チャイニーズシアター前。惣士さんが始めたのは「ミスターサンキュー」というキャラクターの路上パフォーマンス。カンザス州で、このパフォーマンスをすると、人が集まり笑いが起きたそうだが、ここハリウッドでは勝手が違った。人はたくさん通るが、誰も立ち止まってはくれない。有名なキャラクターのコスチュームで人気を集めるパフォーマーたちの横で、どんどん元気が無くなっていくミスターサンキュー。これが惣士さんの現実だ。

ロサンゼルスに出てくるまでは、たくさんの人や出会いに恵まれ充実した日々を送っていた惣士さん。しかし何のツテもないままやってきたハリウッドには当然仕事は無く、ここ一年全く収入がない状態だ。仕事を斡旋してもらうには、マネジメント会社との契約が不可欠だが、未だにそれも見つからず。ここ1年を振り返って惣士さんは「仕事が無い、お金がない、友達もない。地獄のようだった」と。

今回、取材をきっかけに惣士さんはあることに挑戦をした。無名の俳優たちが、それぞれ用意してきた台本で一人芝居を披露し、自分を売り込むというイベントだ。観客の投票でその日のナンバーワンが選ばれ、次のイベントにも優先的に出演できるという。ギャラは出ないがマネジメント会社のエージェントが来ることもあるため、自分を売り込む絶好のチャンスだ。惣士さんは、電車の中で女性を口説く男を演じきり見事に、この日のナンバーワンに選ばれた。

そんな惣士さんへ両親からの届け物は、「惣士さんが中学時代に挑戦した英語暗唱大会の映像」。撮影したのは、お父さん。この大会で惣士さんは、見事日本一に輝き、大きな喝采を浴びた。異国の地で自信を喪失し、ふさぎこんでいる息子へ、あの喝采を思い出してもう一度自信を取り戻してもらいたい。そんな両親のメッセージがこめられていた。そして届け物を受け取った惣士さんは、両親へある決意を述べる…













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