


ペルーで麺づくりに励む麺職人の小林健一さん(60)と、日本で暮らす兄弟をつなぐ。日本の大手食品メーカーでインスタント麺の開発を担当していた健一さんは55歳で早期退職し、ペルーに移住。2023年、製麺所「ナンフーズ」を立ち上げ、飲食店向けに生麺を作っている。現地では和食をペルー風にアレンジした「NIKKEI(ニッケイ)料理」が大ブームで、日本式ラーメンも人気だが、小麦粉の種類が少なく、麺の品質は安定していない。そうした中、健一さんは研究を重ね、これまでペルーにはなかった強いコシと豊かな香りを持つ麺を生み出した。麺は評判を呼び、経営もようやく軌道に乗りつつあるが、一方で健一さんは移住してから仲が良かった弟たちと疎遠になってしまったことが気がかりで…。ペルーで麺づくりの道を突き進む兄へ、日本の弟たちが届ける想いとは。