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#010「パプアニューギニア」  6月8日(日)午前10:55〜11:25


■みどころ

海の向こうの大切な人に大切なモノを届ける「グッと!地球便」
今回の配達先は、大小700を越える島々からなるパプアニューギニア。赤道のすぐ南に位置するパプアニューギニアで現地の女性と結婚し、子供をもうけた息子と兵庫県芦屋市に住む父とをつなぐ。息子がパプアニューギニアに人生を捧げた理由とは…

 日本と海の向こうをつなぐのは、山口智充。
今回は、兵庫県芦屋市に住む原田彰さん(62)と、パプアニューギニア
に住む息子・武彦さん(35)をつなぐ。

日本からオーストラリアを経由して飛行機で19時間、4600キロ離れたパプアニューギニアに到着。武彦さんの住むゴロカは標高1600メートルの高原の町。この町にあるゴロカ教育大学で武彦さんは、コンピューターシステムの管理マネージャーをしている。月収は約7万円、この国では十分な額だ。武彦さんはこの国では「ラッソル」と呼ばれ、生徒達にも慕われている。

武彦さんが、パプアニューギニアに来たきっかけは、青年海外協力隊に応募し、広々とした国がいいと希望した事。2年の予定だったが、協力隊の任務が終了してからも、パプアニューギニアで働き今年で11年目になるという。武彦さんの住まいは学校の構内にあり、家賃はタダ。2年前に結婚したパプアニューギニア人の妻リアさん(25)、息子大樹くん(1)、リアさんの妹デルマさん(16)、養子のサムソン君(15)と5人で暮らしている。収入の多い人が、収入の少ない人を養うのは、この国では普通のことだという。

11年間もパプアニューギニアに住み続けることになった理由は、武彦さんがこの国で「ラッソル」と呼ばれていることと関係していた。「ラッソル」とは、武彦さんのかつての親友の名前。武彦さんは、ジャングルの奥地で亡くなったラッソルの遺体を引き取り、生まれ故郷のイフィウファ村に運んだ。そのことにラッソルの両親が感激し、武彦さんがラッソルのかわりに養子に迎えられたのだ。ラッソルの家族は武彦さんのことを実の息子のようにかわいがり、日本にいる武彦さんの父・彰さんのことも大切に思っている。「パプアニューギニアでは、家族とどういう関係を築いていくかが生活の全てで、人間関係なくしてこの国での生活は成り立たない。」と武彦さんは言う。

その様子を見た山口は、「パプアニューギニアでの生活が充実してるから、日本に帰ってきそうにないですね」と。父は、このVTRで初めて動く孫を見て「こちらで生活しなくていいから孫に会いたい、この手で抱きしめたい」と。

取材の日は、武彦さんの母・政子さんの10回忌。亡くなる前日まで「パプアニューギニアに行きたい」と言っていた母の意思をくみ、武彦さんが分骨し、イフィウファ村にお墓をたてた。日本の父からのお届けものは、祖父の形見で、母も使用していたという腕時計。武彦さんは母の墓前に腕時計を供え、「今は、僕がつけているけど、いずれ息子たちが大きくなったら引き継いでいこうと思っている」と報告する。











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