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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

常識というのはそんなに…

懸案の法案をめぐる
政府与党の重鎮の発言が、
大変、ひっかかる。


いわく、「最後は常識でしょう…」


いやいやいやいや………苦笑

常識というのは、
大変大事なものだと思いますが、

100人いれば、
100通りあるのも、
これまた常識にまつわる「一つの真理」。

戦時中には戦時中の
ナチスドイツにはナチスドイツの
テロリストにはテロリストの
憲兵には憲兵の

それぞれの常識が、

悲しいかな…あるのです……

だからこそ、

どんな「非常識」な人が読んでも、運用しても、

「これだったら罪だな。逮捕されるな。懲役になるな。」
とわかる形で、

明確に、罪と罰を、規定しなければならない……

というのが、

根本的大前提だと
思うのですね。。。。法治社会の。。。。。

いやいや、
常識で秩序が保たれるなら、
法律いらんし…

という話、、、、ですね。。。。


何度も言いますが、
「法律の趣旨」自体までも全否定するつもりは
毛頭ありませんが、

これから法律を作ろうとする人たちが、
逆に、
あまりにも、
歴史にうとく、
〝非常識〟であることを見せつけられている気がして、
仕方ありません… 国会審議あたりを見ていても……


国民の結構多くが納得できない状態で、
「拙速」「ありき」の結論だけは、
避けなければならないタイプの
案件だと思います。


少なくとも、

「非常識な人が、万が一、運用する側に回ったときに、
かつての治安維持法のような使い方ができる」

ような余地だけは、
きちっと、取り払わないとならない。。。

これは、「基本中の基本」だと思います。。。

ここを押さえることができないなら、
「素人」だと、、、、思います。。。。。

投稿者: 野村明大 日時: 2013年11月15日(金) |

アナウンサー