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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「競馬」もろもろ…

競馬について、徒然と… 
本当に、ただ徒然と書き記します。


武豊騎手が、3500勝を達成しました!!
凄いですね… 
三浦騎手が一年目に凄い成績を残したときも、
武豊騎手との比較で「こりゃ凄い」と思ったものです。

とにかく騎手としては、
全ての記録を塗り替えてきましたね…


僕は、武豊騎手が、大好きです。
若い頃から、大ファンです。
うちの森たけし先輩が、豊騎手と親交があり、
一度、甲子園球場に豊騎手が来られたとき、森さんを通じて、
自分の持っていた「武豊集」みたいなビデオテープに、サインしてもらいました!!


森さんは、
「こいつうちの後輩で、豊くんの大ファンだっちゅうから、サインしてやってくれる??」
と頼んでくれまして…笑 
豊騎手は愛想よく…というよりはむしろ、
私のことを、「ちょっと変わったファン」をみるような警戒した感じの様子で
粛々とサインしてくれたのを、
今でもはっきり覚えてます…笑

それもかれこれ、
もう15年前くらいの話ですが…笑 

私が豊騎手のファンであるワケは、

1)とにかく凄い記録の塗り替え…という実力 
2)にもかかわらず、偉ぶらず、マイルド&ソフトな感じの人柄が、
テレビや雑誌のインタビュー記事などから伝わってくる 

大まかにいえば、そういうところです。


実るほど、こうべを垂れる稲穂かな… 
というコトバを、
豊騎手をみると、いつも思い浮かべてしまうのです… 


また、最近となっては、
知る人ぞ知ることかもしれませんが、

豊騎手のお父様は、ご自身も、一流の騎手でした… 

もっとも私くらいの年齢でも、
お父様が騎手として活躍されていたのは、記録でしか知らないのですが… 

つまり、豊騎手はデビュー当初は
「親の七光り」的な扱いを受けていたのです!!


しかし、「実力」は正直です。
そして、プロスポーツの世界では、「実力」が全てです… 

偉大な父と同じ競技のスポーツ選手となり、
父と比べられ、「2流」「親の七光り」と酷評され、
現役でなくなっていく選手も、数多くいます… 

そこが、スポーツ界と政界の、一番大きな違い…ですね!!


まあ、それに比べると、
本当に政界というのは、お気楽な業界ですね!! 

偉大な父と比べられ、現役引退に追い込まれた… 
なんていう話は、
政界では聞いたことがありませんものね!! 

なにせ、「実力」が、分かりにくいですし、
一度なってしまえば、何もしなくてもやっていけるお気楽業界ですね。


まあ、「現役を続けていけるかどうか」の指標は、
「選挙」一点にかかっていて、

要するに政界での実力は
「選挙に強いか?勝てるか?」に否応なく集約されていまして… 

結局選挙権を与えられている我々国民が、
しっかり政治家一人一人の「実力」を見極めないといけない… 
という自己責任でもあります…

と話がそれましたが、

いまや武豊騎手のことを「親の七光り」などと、
馬鹿げた論評をする人は、
一人もいないわけでして… 

凄い人だなぁ… と、
改めて思う…わけであります。


豊騎手が年間200勝を達成した当時は、
本当に、度肝を抜かれましたね!! 

なにせそれまでは、「一流騎手」の証は、「100勝」だったわけで… 

それが、その2倍って!!!? 

となったわけです…


しかも200勝を、3年続けて達成し、
別に、「不思議でもなんでもない数字」にしてしまいました… 

凄すぎます…武豊……


さて、ジェンティルドンナ号が、年度代表馬になりました!!! 
3歳牝馬としては「初」だそうで… 

あの、ヒシアマゾンも、エアグルーヴも、ウオッカも、ブエナビスタも、
達成していない境地… であります!!


ジェンティルのおかげで、割をくったのが、ゴールドシップ号… 

フツウなら、二冠とって有馬記念を三歳で制したら、
満票で年度代表馬でしょ!!!!笑 

それを上回ると評価されたジェンティルと、
一度も対戦がないというのが… 

これまた、なんともいえない「妙」でした…


過去を振り返ると、
2008年のウオッカ号は、安田記念と秋の天皇賞のG1 2勝で、
年度代表…だったんですね… 

グランプリもクラシックもその年に制してなくて、
G1の数も2だけど、
そうなっちゃう年も、あるわけです…


しかし近年の「女は強し」ブームは、
競馬界においては、凄いことになっています… 

2008年からの5年間で、
牝馬が年度代表になったのは4回。
牡馬はたったの、一回だけです… 

エアグルーヴがなったのが26年ぶり。
ウオッカがなったのが11年ぶり、
ときてのこれ…ですから…


ジェンティルがここまで強いとは、
失礼ながら、予想できませんでした… 

なにせこの世代の牝馬としては、
ジョワドヴィーヴルに、全部持っていかれる! 

というのが、

一年前の「通説」… 
でしたから……

投稿者: 野村明大 日時: 2013年01月18日(金) |

アナウンサー