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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「ダム」の件、その後…

槇尾川ダムを巡る

さまざまな問題。


いろいろと、

動きがありましたが、


私のほうも、

「大たこ」問題や、「河村市長が来阪」など、


結構、

別件で、忙しく…


ちょっと、

こちらには、


書けていませんでした。。


改めて、

今後、じっくり書きますが、


取り急ぎ、


ここのところの

もろもろの「経過」だけ、

まずは簡単に、

書き記しておきたいと、思います。


まずは、


大阪府河川室による

公の場での「うその説明」問題。

府側は結局、

「説明に、問題があった」という非を認め、


O田議員に対し、

「正しい内容」を、説明しなおしました。


理論派であるO田府議は、

「はじめから、その説明なら、わかる」と

納得されていました。

ただ、

きのうの「維新の会」府議団総会においては、


「河川室は、我々に対しても、かなり、事実関係とは違う説明をしてきている。

 河川室に、『地元への説明』を任せると、

 正しい事実関係(脱ダム案の有効性や妥当性)が、正確に伝わらない可能性がある。」


と、

懸念を述べていました。


私も、この部分について、

議員の意見に、賛成です。


また、

この発言からも、

議員の「河川室への不信」が、「増幅」したことが、うかがえます。

河川室側は、

自ら招いた「不信」を、

真摯に省みられるべきだと、考えます。

それでいきますと、

顔を真っ赤にされながら、

「説明に問題はなかった」とうそぶかれた

担当部長は、


その発言を、

どう振り返られるのか?


いまだ、

その釈明は聞けておりませんが、


近く、必ず、

本人に取材して、

問い直さないといけないと、考えております。


「問題はなかった」と部長がしている説明について、

「問題が、あったかもしれない」と説明の当事者は認め、

説明をしなおしているわけです。

わざわざ、時間と場所を、再設定して。。


説明をされた府議サイドも、

「その説明は、やはり問題があった」と、

改めて、指摘もしているわけです。

マスコミに対する発言は、

府民・国民に対する発言です。

「問題がなかった」と

いまだに強弁されるのは自由ですが、

そうおっしゃる以上は、

その理由と、


「それなら、なぜ、部下は、再説明をされているのか?」

について、


改めて、きちんと、お聞きしなければなりません。

まさか、

「讀賣テレビさんから指摘があったから、

 問題はないと思っているけど、とりあえず、再説明している」

などという

意味不明の理由をおっしゃることは、ないと思いますが。。。


しかし、

あれだけ「問題がない」と強弁されたのですから、


どう辻褄をあわせられるのか。。。。

注目しております。

私が、

この、


一見、「些事」に見える事柄の経緯に、

大いに注目しているのには、

理由が、あります。


それは、

これまで、

多くの「公共工事」や「政策」が、

こんな風にして、


議員や学者や首長の「お墨付き」をゲットしてきたのではないか?


と、

考えているからです。

「些事」に見えて、

実は、

「本質」だと、思っています。


知事に対しても、

そういうレクチャーで、


「OK」を、

もらってきていたのでしょう。過去からずっと。。。。


今の知事は、

我々が公開を求めれば、

「知事へのレクチャー」まで公開されますから、

こういった

「うそのレクチャー」に、

マスコミの「チェック」が入る余地が、あります。

ただ、

知事へのレクチャー、

議員へのレクチャー、

(御用諮問委員会の)学者へのレクチャー、

これまで、

全て、

「密室」で、行われてきているわけです。


橋下知事がダムと絡み

大きな注目を集めている案件だからこそ、

「河川室から、府議への説明」に、


我々も取材を出し、

一言一句を注視していましたが、


全ての案件に対し、

そんな手間と人員を、

かけられるはずも、ありません。

そういった場所で、

密室、あるいは、一般に公開されていない場で、


官僚側が、

自らに都合の良い方向に「政策誘導」することの、

いかに簡単なことか。。。

今回の一件は、

「氷山の一角、、、の中の、、、さらにそのまた一角、、、」

でしょう。。。

全国津々浦々で、

日常茶飯事的に、

恐らく、行われているようなこと、、、ではないでしょうか。。。


しらみつぶしに、

そういった部分の「修正」を求め続けるだけでは、


生産的でもなければ、現実的でも、ないでしょう。


やはり、

「大号令をかけて、大きな政治主導をできる」

政治家が、


日本に多数出現し、


「まずは公開」を、

できるところから徹底し、

他ならぬ官僚自身についても、


「組織のこと」よりも、

「日本のこと」を、大きな視点で考える、、、


そういう風に、

変わっていただきたい、、、ものですが、、、、

これが、

なかなか、、、、


難しいのですよね。。。。。


私の知人の

多くの官僚も、


全員が、


素晴らしい知見と、

卓越した頭脳を、

持っていらっしゃいますが、、、、、

そして、

「総論」で語らせれば、、

大きな視点で、「日本の行く末」を、真剣に案じているのですが、、、、

「各論」(自分の専門分野)については、

「大きな視点で、『廃止』『縮小』『抜本的見直し』!」

と、


自ら、、、舵を切る、、、、ことは、、、できない、、、、ようです。。。。


「大きな組織」の一員としては、

それが、

限界なのですね。。

(ただ、日本国中の、小さな「それ」が、

 積もり積もって、莫大巨大なムダ、妙な政策、の山となっています…残念ながら…)

「大きな組織」を動かせる立場になるためには、

何十年もの間、

「国益」よりも、「省益」「局益」「部益」「課益」を、

優先し、勤め続けなければ、

いけないのですね。。。現実。。。。

何十年か後に、

ようやく、

その組織の「長」となったときには、

すっかり、、、、


「長年のしがらみ」に、

自らも気づかぬうちに、「がんじがらめ」になり、

思考(そして志向)のほうも、


「問題がある」ものを「全く問題なし」と言い切っても、

何のためらいもない、

あるいは、

本当に、「問題点」に気づかないくらい鈍感な状態に、

なってしまっている。。。。

だから、

「組織改革」なんて、

思いもつかないし、

及びもつかない。。


そんなことが、


日本国中の行政組織で、


繰り返されてきている、、、のでは、、、、ないでしょうか。。。。

それで、

日本の国が、

豊かに、うまく、まわっているときなら、


それでもいいのですが、、、、


(現に、30年以上前でも、 

 官僚組織内には、同じような構図は、きっと、あったでしょうから。。。。)


日本がうまく回らなくなってきたときには、、、


やはり、、、、


「官僚組織」は、

日本の「リーダー組織」、、ですから。。。


(認めようが認めまいが、、、、事実として、、、、、)


やはり、、、自ら「組織内改革」をできるくらいの、、、、、、

「柔軟性」「実行力」「広い視野」「公僕の精神」を、、、、

是非、、、、、持っていて頂きたい、、、、、 ものであります。。。。。。


    (なんか、、、今回も、、、、異様に「徒然」と、、、、してしまいましたが。。。。。)

投稿者: 野村明大 日時: 2010年12月21日(火) | コメント (1)

コメント

まだ、日本は壊れてないのだから
ええじゃないですか。

投稿者: (・e・) 日時:2010年12月23日(木) at 13:52

アナウンサー