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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「橋下知事」その発言は疑問。

きのう、


維新の会の「大阪市」仕分け会場に訪れた橋下知事。


終了後のカコミ取材で

「大阪市、ここまでひどいとは思わなかった」

こき下ろしました。


大阪市と外郭団体の実態、


確かに、「ひどい」ところは、たくさんありますし、

我々の番組の中でも、

積極的に、そのひどさについては、これまでも、取り上げてきました。。。


でも、


昨日のタイミングでの

知事の


「ここまでひどいとは思わなかった!」発言には、


非常な違和感を、覚えました。


それは、

「きのう、痛切に感じた話では、ないでしょう?」と。

知事が

そう感じていたこと自体、そう感じること自体に対して


「疑問」を感じるものではありませんが、


きのう、、、、特段、、、、「そう感じた」ということについては

「疑問」を感じると、、、いう意味です。


だって、、、、


仕分け会場にいた時間は、ごくごく「短時間」ですし、

そもそも、、、「仕分け作業」自体は、知事の到着したときには、終わっていたはず、、、ですから。。


少なくとも、


知事が、「大阪市のひどさ」を実感したのは、


「昨日ではないだろう」と、、、

私なぞは、感じてしまいます。。

にも関わらず、

橋下知事は

「ここまでひどいとは思わなかった」とぶちかまし、

テレビ新聞も、

その発言を、取り上げる。。。


また、


知事の「改革派」としての姿と、

「大阪市のひどさ」が、


メディアを通じて、

世間に、流布される、、、、形になった、、、、、、わけですが、、、、、


疑問です。。


メディアの特性を熟知して、

きのう、会場に乗り込み、「ぶちかました」橋下知事と、


それに「乗った形」のメディア。


「大阪市の仕分け会場を訪れ、

大阪市のひどさに対し、

〝ここまでひどいとは思わなかった〟と感じた、橋下知事」

メディアを通じて

世間に伝わったのは

こういうストーリーですが、

本当に、

こんなストーリーが、

現実に、存在したのでしょうか??


私は、、、、存在したとは思いませんが、

そういうストーリーに基づいて、


忠実に「台本」をこなした出演者と、

そのドラマを放映した「メディア」によって、


「フィクション」が「ノンフィクション」であるかのように

伝わっているのではないか、、、、


そういう疑問が、、、、残りました。。。。

投稿者: 野村明大 日時: 2010年09月01日(水) | コメント (1)

コメント

橋下さんのインパクトのある言動の裏にある
実態の無さを見抜ける人はどれだけいましょうか・・・。

そういう疑問に対しても
特に、匿名掲示板をよく利用するような人達だと
信頼の糸が途中で切れてるわけですし・・・。

投稿者: (・e・) 日時:2010年09月01日(水) at 18:24

アナウンサー