#48
2013年3月10日 「心にいつも万歩計を」
アスキャンの合同訓練のため、ヒューストンにやってきた六太たち。歓迎会も開かれ、占いが得意なアマンティとも意気投合。六太もさっそく占いをしてもらい、今後の展望的なことをみてもらったのだが……アマンティは何やら不穏な表情を浮かべてしまう。六太の未来に、なにかよからぬものが見えたらしいのだ。そして後日、いよいよ合同訓練が開始された。訓練教官、通称・スポンサーは、先輩宇宙飛行士である、ビンセント・ボールドと、ラリー・パイソンの2名。バスで砂漠へ連れてこられた六太たちは、1チーム6人制、全5チームに別れることになった。六太はE班、ケンジ、せりか、絵名、新田、アマンティの6人。気温は40度。背負う荷物は、1人平均12キロ。これから6日間、アスキャンたちは毎日リーダーを変えながら、70キロ先の目的地「アマリロ」まで、サバイバル生活をしながら歩くのだ。初日のリーダーはケンジ。まずは自分たちの指導員と合流するため、照りつける陽射しのもと、砂漠を進んでいた。道中、六太がサソリに襲われたりもしたが、アマンティは、「六太はサソリには刺されない」と断言。アマンティがそう言うのだから問題ないと、自分を納得させる六太だったが――。『サソリ「には」刺されません……でも何かには、刺されるんだ――!』と考えすぎていた。ようやく指導員と合流することができた六太たち。指導員は、先輩宇宙飛行士であるマイク・デイビスと、ローリー・クオモだった。久々に再会したローリーに喜ぶ六太だが、ローリーは知らんぷり。抑圧的な口調で厳しくやり通せと、ビンセントから命令されていたのだ。この時点でE班の順位は最下位、遅れた罰で腕立て伏せの罰を受けることになってしまう。これからは、常に順位を気にして歩かねばならないのだ。休憩後、食料を目指して再び歩きはじめる六太たち。罰を受けたせいで疲労が見える中、砂漠には、早くも夜が近づいていた――。