6月2日(月)
伝統の“抹茶”を未来へ 京都・和束町と世界の架け橋を目指す女性 8か国語を操り、宇治茶の歴史を後世へ残す
新条正恵さんは奈良県生駒市出身の女性起業家。アメリカの大学を出て外資系金融機関に就職し、東京に勤めていました。新条さんの家系は茶農家で、ある時、両親や家系を思い出し、京都府和束町に向かいました。800年続くと言われている京都の茶産業ですが、実は年々茶農家が減少の一途をたどっています。ところが海外では抹茶が大ブーム、売り切れが続出しています。日本と海外の需要と供給のバランスが崩れつつある中で、自身のルーツである茶農家を守らなければならないと、新条さんは和束町に移住し、おととし起業しました。会社の名前は「抹茶ツーリズム」。抹茶の文化やおいしさ、茶摘み体験などを観光客に広める会社です。観光客と町をつなげることで、お金を地域に再投資できるのではと考えました。自身の語学力を活かして海外の人々に和束町を売り込み、価値を高め、失われつつある茶産業を未来に残すことができるのでしょうかー。
ホームページ上に掲載された番組に関わる全ての情報は放送日現在のものです。あらかじめご了承ください。