【京都】香り・苦みがたまらない！世界的ブーム『抹茶』を巡る旅　“茶源郷”の絶景や老舗の庭園も！抹茶スイーツ界のトレンドとは？

京都の抹茶スイーツを調査

　今回は、読売テレビ・足立夏保アナウンサーが、抹茶スイーツマニア・抹茶きな子さんと抹茶の街・京都を巡ります。福岡県出身ですが京都・宇治市に移住し、これまで8000食の抹茶スイーツを食べ歩いたという筋金入りの抹茶好き。そんな抹茶きな子さんオススメの厳選抹茶スイーツをご紹介します！
(※情報は放送当時のものです)

超濃厚抹茶プリンに“追い抹茶”！1836年創業の名門『森半』

天保7年(1836年)創業『森半』

　天保7年(1836年)、宇治で創業した超名門のお茶メーカー『森半』は、茶師により厳選された良質の茶葉や、積極的な新技術の導入など、常に高い品質の日本茶作りに専念しています。そんな『森半』の築100年以上の蔵をリノベーションして作られたのが、『TEA SQUARE MORIHAN』です。

石臼で挽いた貴重な抹茶を使用

　抹茶を石臼で挽くことで風味とうま味がアップしますが、石臼で挽ける抹茶は1時間でたったの30グラム。そんな貴重な抹茶を使ったスイーツに胸が高鳴ります。

抹茶きな子さん＆足立夏保アナ

　まずは、『グリーンティー』(440円)をいただきます。

(読売テレビ・足立夏保アナウンサー)
「染みる～…甘すぎず、しっかり茶葉を感じられる、お茶の深みがあります」

　グリーンティーは、昭和初期に『森半』が開発したといわれています。

濃い宇治抹茶レトロプディング(1210円)

　そして、本命の『濃い宇治抹茶レトロプディング』(1210円)をいただきます。

(抹茶きな子さん)
「抹茶プリンはミルクの味に負けてしまいがちですが、ここのオススメは、抹茶の味をしっかり味わえるプリンです」

(足立アナ)
「濃い…！甘さの中にキリッとした苦味があります」

(抹茶きな子さん)
「良い抹茶は苦味がどんどん少なくなるので、お茶自体の本来の香り・苦味は、程よく乗ったようになります」

“追い抹茶”で、より濃厚に

　プリンそのものを味わった後は、濃厚抹茶ソースで“追い抹茶”。

(抹茶きな子さん)
「抹茶がたっぷりと練り込まれたソースなので、抹茶の香りをダイレクトに感じていただけます」

(足立アナ)
「いろんな抹茶を感じられますね」

抹茶スイーツ界のトレンド

　“追い抹茶”をするのが、抹茶スイーツ界のトレンドなんだそう。『抹茶アフォガード風ソフトクリーム』(660円)も、いただきます！

(抹茶きな子さん)
「通常、アフォガードには濃いエスプレッソコーヒーをかけますが、これは濃い抹茶をかけて楽しむスタイルです」

(足立アナ)
「すごくミルキー！抹茶がミルクの甘さ・なめらかさを引き立てています」

絶景と楽しむ抹茶づくしのパフェ！京都府最大の茶葉の産地・和束町

和束町の茶畑

　続いて向かったのは、宇治市の南東にある京都・和束町。800年の歴史を持つ京都府最大の茶葉の産地で、桃源郷ならぬ『茶源郷』とも呼ばれています。

(抹茶きな子さん)
「和束町の茶畑は、抹茶好きなら一度は見に来たい場所です」

特等席から見える茶畑

　そんな茶畑を見渡せる絶好の立地に建てられたカフェ『dan dan cafë』では、絶景の“特等席”で食事を楽しめます。ランチメニューも大人気ですが、一番の名物となっているのが『茶畑パフェ』(1550円)です。

茶畑パフェ(1550円)

(足立アナ)
「アイスクリームの色が違って、まさに茶畑の段々をパフェで再現されていますね」

(抹茶きな子さん)
「ジェラート・プリン・シフォンケーキなど、抹茶づくしのパフェです。クリーミーな中に、お茶のうま味やカフェインの香りがしっかりと出ていて、おいしいですね」

(足立アナ)
「大満足です。この景色も、ずっと見ていられますね」

店舗限定・抹茶のヒレかつサンド⁉『伊右衛門』と『まい泉』が初コラボ

移動時間にも抹茶を楽しむ

　次の目的地・嵐山まで、車で1時間半移動しますが…。

(抹茶きな子さん)
「こちらをテイクアウトしてきました。『まい泉』から、抹茶のパンのヒレかつサンドが出ているんです」

『まい泉』伊右衛門ヒレかつサンド

　店舗限定で販売されている『とんかつ まい泉』伊右衛門ヒレかつサンド(540円)。『京都福寿園 伊右衛門』の上質な抹茶を塗り込んだパンを使用し、抹茶の香りと『まい泉』の秘伝ソースが絶妙に調和した一品です。

(足立アナ)
「和の要素が加わって、大人な感じ。これ好きだな～」

“マイ抹茶ラテ”で整う⁉嵐山の超人気店『八十八良葉舎嵐山』

超人気店『八十八良葉舎嵐山』

　移動時間を有効に利用し、目的地・嵐山に到着しました。渡月橋からすぐの場所にある超人気店『八十八良葉舎嵐山』へ。

抹茶ラテセット(3000円)

(抹茶きな子さん)
「自分で抹茶ラテを作れるセットを楽しんでいただきたいと思います」

(足立アナ)
「抹茶を立てることに集中している時間、すごく整います。“マイ抹茶ラテ”、思っていたより濃くて、ガツンと抹茶を感じられます」

(抹茶きな子さん)
「立ててすぐの抹茶の香りがすごく立っている状態なので、香りをダイレクトに感じられると思います」

食べ歩きにオススメ

　食べ歩きには、抹茶餡たっぷりの『茶団子』(400円)がオススメです。

(足立アナ)
「ずっしり濃厚ですね！口中に、一気に抹茶が広がります」

宝石のように美しいモンブラン！宇治の老舗『辻利兵衛本店』

1860年創業『辻利兵衛本店』

　夕方にしか取材許可が取れなかったものの、「どうしても外せないお店」とのことで、1時間かけて宇治に戻ります。

(抹茶きな子さん)
「こちらのお店、1860年(萬延元年)創業です」

美しい広大な庭

　宇治の老舗中の老舗『辻利兵衛本店』では、広大な庭を抜けた先にあるモダンで落ち着いたカフェで、非日常を味わうことができます。

季節のモンブラン(825円)

(抹茶きな子さん)
「今回は、抹茶のモンブランを楽しんでいただこうと思います」

(足立アナ)
「芸術作品。宝石のように美しい…！抹茶の香りが広がったと思ったら、後から栗の優しい甘さが追いかけてきます」

(抹茶きな子さん)
「バランスが本当に良くて、下がサクサクして食感も楽しいです」

大満足の足立アナ

　抹茶スイーツを食べながら、ステキな緑の景色を見て、優雅な時間を楽しんだ足立アナ。そんな本日の“〆の一句”。

『抹茶スイーツ　まっちゃり味わい　だまっちゃう』

(「かんさい情報ネットten.」2025年8月21日放送)