たぶらかし~代行女優業・マキ~

毎週木曜ヨル11:58

ストーリー

STORY

今週のゲスト

12話「美容整形の悪魔」

 マキ(谷村美月)は、顔中に包帯を巻いた女・畑中友子(木南晴夏)から恋人・秋山光博(金子貴俊)の理想の女性を演じ、彼を夢中にさせて欲しいと依頼される。1年前、友子はゴッドハンドと呼ばれる下川医師に整形手術をしてもらい、名前も“真島裕美”に変えて、秋山と付き合い始めたという。だが、2ヵ月前にひったくり犯と揉み合いになった拍子に車に轢かれ、その時受けた顔の再建手術で整形前のフツーの顔に戻ってしまった。友子は整形した事を知らない秋山とは付き合いを続けられないと思い詰め、「美しかった自分の顔を諦めさせて欲しい」とマキに依頼してきたのだ。

 友子は1年前に他界した親友の松下葉月(入来茉里)が秋山と交際していた事をマキに打ち明ける。ずっと秋山の事が好きだった友子は彼好みの顔に整形。裕美として秋山に近づき交際が始まったのだ。

 マキは友子の指示に従い、秋山好みの女性に扮して接触を試みる。裕美と秋山が待ち合わせている場所に現れたマキは秋山の目の前でモンゾウ(山本耕史)にフラれる芝居をした後、裕美が現れずに落胆する秋山に声をかける。マキはチケットが余っていると秋山を誘って一緒に舞台を観に行く。それは秋山が大好きな舞台だった。マキは友子の指示通りに彼好みの女性を演じ、秋山はマキに好印象を持つ。2人は連絡先を交換して別れ、マキがお礼のメールを送ると、秋山はすぐにデートに誘ってくる。デートでも友子の指示通りに彼好みの女性を演じるマキ。すると秋山は10歳の時、母親が家を出て行ったと身の上話を始める。母親は血の繋がっていない義理の母で、秋山はニセモノがどんなに装ってもホンモノにはなれないと話す。デート中、マキはキスを迫るが、秋山はまだ裕美の事が忘れられないと顔を逸らす。その時、マキは電信柱に隠れて2人の事を見ている友子に気付く。友子はまだ秋山の事を忘れられずにいた。

 マキは秋山なら、きっとありのままの姿を受け入れてくれると友子を説得する。マキは秋山の気持ちを確かめるため、友人という設定で友子をデートに連れて行く。だが、秋山は友子と裕美が同一人物だと気付かない。落ち込んだ友子はマキがトイレにいる間に、マキが整形していると秋山に嘘をつく。何も知らないマキが席に戻ると、秋山は豹変して冷たい態度をとる。

 この後、マキはモンゾウから、葉月も下川医師の整形手術を受けていたという衝撃の事実を聞かさせる。しかも葉月もひったくり犯に突き飛ばされ交通事故に巻き込まれ、整形手術前の顔に戻ってしまい自殺したと言うのだ。翌日、秋山は裕美の部屋を訪ね、裕美の顔の包帯を強引に外す。秋山は裕美の正体が友子だと知って激怒し、死をもって償えと詰め寄る。秋山が立ち去った後、友子はマンションから飛び降りようとする。マキは必死に友子を止め、秋山の化けの皮を剥ぐと約束。マキはメイクをして、いつもの場所に秋山を呼び出す…。

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