【こどもの学びPJ】
動画編集の極意を伝授!
技術局編集チームが出張授業
2025年10月17日(金)および2026年1月14日(水)の2日程にわたり、
大阪府立大正白稜高等学校(大阪府大阪市)の3年生を対象とした出張授業を実施しました。
本授業は「表現メディアとデザイン」をテーマに、
動画編集の基礎を学びながら、生徒の皆さんが卒業記念ムービーを制作する実践的な内容で行いました。
講師は、技術局編集チームのメンバー4名が担当し、映像制作の現場で培った知識やノウハウを直接伝えました。
「物語」を作る編集の役割
講義では、映像制作の基本的な流れである「企画 → 撮影 → 編集」について、実例を交えながら解説しました。
まず重視したのは、「何を伝えたいのか」「何を撮りたいのか」を明確にすることです。
映像は、ただ撮るだけではなく、どのようにつなげることで伝わるのかを企画段階から考えることが重要であり、編集段階で企画に立ち戻ることの大変さについても、現場の視点から伝えました。
撮影パートでは、被写体をどのようなサイズで捉えるかによって、映像の印象が大きく変わることを伝えました。
ロングショット(場所や全体の雰囲気)、ミドルショット(状況や動き)、アップショット(感情や強調したいポイント)といった基本的な画角の違いを解説し、特にアップショットは視聴者の印象に残りやすいことを説明しました。
さらに、実際のニュース映像を題材に、それぞれのカットが、どのような意図で使われているのかを分析。伝えたいものをアップで捉え、そこから逆算して必要なカットを集めていくという、映像制作の考え方を紹介しました。
編集パートでは、編集の役割について、「物語をつくること」「視聴者を飽きさせず関心を維持すること」「狙った印象を与えること」「世界観を構築すること」といったポイントを解説し、映像編集が作品全体の完成度を左右する重要な工程であることを伝えました。
座学で基礎を学んだ後は、いよいよ卒業制作に向けた実践に取り組みました。
撮影班の生徒たちは学校内を回りながら、「どんな映像を撮れば想いが伝わるのか」「どの先生に登場してもらうか」「コメントは入れるべきか」といった点について意見を出し合い、作戦会議を重ねました。
カメラを手に校内を駆け回り、限られた時間の中で試行錯誤しながら撮影を進める姿が印象的でした。
一方、編集班は動画編集ソフトを使い、撮影した素材を一本の映像にまとめる作業に挑戦。
操作に戸惑ったり、思い通りにいかず悩んだりする場面も見られましたが、講師のアドバイスを受けながら粘り強く取り組みました。
想像以上に多い作業量や細かな調整の積み重ねに、「映像制作はこんなに大変なんだ」と、制作の奥深さに改めて感心する生徒の声も聞かれました。
卒業制作ムービーが完成!
2回目の講義では、卒業制作の仕上げとなる編集作業に取り組みました。
1回目の授業終了後から各班で素材を集め、生徒たちはそれぞれ工夫を重ねながら編集を進めてきました。
講義当日は、テロップのフォント選びに悩んだり、映像に本当に必要な要素は何かを精査したりと、細部にまでこだわりながら作業を実施。
講師に相談しつつ、伝えたい想いがより伝わる映像になるよう、試行錯誤を重ねました。
中にはロゴ制作に苦戦する場面もありましたが、チーム内で協力し合いながら課題を乗り越え、無事に作品を完成させることができました。
完成した映像は、卒業前の集会で上映される予定とのことです。どのような反応が返ってくるのか、今から楽しみですね。
生徒たちの真剣な姿勢と創意工夫に触れ、制作をサポートした技術局編集チームにとっても、非常にやりがいのある時間となりました。
大正白稜高校の皆さん、ありがとうございました!