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大阪府枚方市の中学校で「アナウンサーのしごと」をテーマに
中谷しのぶアナウンサーが出張授業を行いました。

 2月8日(木)、読売テレビの中谷しのぶアナウンサーが、枚方市立東香里中学校2年生の生徒たちに「アナウンサーの仕事」をテーマに出張授業を行いました。

 


 今回、東香里中学校から「テレビ局のアナウンサーの仕事について職業講話をお願いしたい」と、読売テレビにリクエストいただき、中谷アナウンサーが高校時代の3年間通っていた「ご縁のある地」の学校からいただいたご依頼ということで、中谷アナウンサーの登壇が成立しました。

 


 この日は、中谷アナウンサーをはじめ、様々な職業の社会人が講師として各教室で授業を実施しました。中谷アナウンサーの授業を受けるのは26人の生徒たちは、中谷アナウンサーが教室に入ってくると緊張した様子。しかし、いざ授業がはじまると緊張がほどけ、中谷アナウンサーからの問いかけに答えたり、難読原稿のアナウンス練習に積極的に参加したりと、一体感のある授業にひきこまれていました。

 授業中、生徒たちに将来の夢をきくと「サッカー選手」「新幹線の運転士」といった答えが返ってきました。そこで自分がアナウンサーを目指したきっかけについて、高校生のとき、読売テレビの夕方のニュースを伝えるアナウンサーをみて「素敵だな」と思い、アナウンサーの仕事に関心を持ち、3歳の頃からずっとピアノを演奏してきた経験から ❛表現する仕事❜ に興味がわいたことがきっかけだったと、語りました。

 

 続いて、読売テレビで実際にニュースキャスターの仕事をしている報道フロアやスタジオでの中谷アナウンサーの様子を動画でスクリーンに投影しながら説明した後、標準語と関西弁のアクセントの違いについて解説したり、アナウンサーの行っている発声練習を生徒たちと実践したりしました。

 

 

 


 さらに、生徒たちから「地震が起きた時など突発的な事が起きたときどうやって対応していますか?」「アナウンサーの仕事の楽しさとは?」など、数々の質問が寄せられ、中谷アナウンサーは「能登半島地震が起きた日には出社して、緊急特番で地震のニュースを報じました。日ごろから地震や災害報道の訓練を行っています」「時代の先端をいく著名人にインタビューができたり、行ったことがない海外の国へ取材に行けたこと」など、ひとつひとつ回答しました。

 

 また、「アナウンサーとして日ごろから気を付けていること」として、「スタジオの大きなカメラに向かってニュースを伝えていますが、カメラの向こうにいる視聴者のみなさんひとりひとりに届けたいという思いを忘れず、『早口になっていないか』、『わかりやすい表現ができているか』、ということを意識しながら『視聴者の知りたいことは何なのか』と、常にアンテナを張るようにこころがけています。日常生活で感じることもニュースとつながっていきます。みなさんが今勉強している歴史、地理、国語、数学なども全て世の中の流れとつながっていることがこれからわかってくると思います。ニュースに日々ふれてもらうことで実感できると思います」と、語りました。

  中谷アナウンサーは、朝の情報番組「朝生ワイド す・またん!」の司会を5年半つとめ、その後、2017年に「かんさい情報ネットten.」のメインキャスター担当を任命されました。当時その責任の大きさに不安や戸惑いがあったものの「チャンスが来たら覚悟をきめなくてはならない」と新たなステージに進むことを決意。その半年後、衆議院が解散し、5時間の生放送の選挙特番の司会をつとめることになり、「一生懸命準備したものの、当日あまりにも緊張してしまって力を出し切ることができず、悔いが残った」と話しました。そんなとき、先輩に「一人で抱え込まずにもっと周りを頼ったらいいんだよ」と言われハッとした経験から、「みなさん壁にぶつかったら、周りにいるクラスメートや先生、家族の力を借りて乗り越えていってほしいと思います」と語りました。
 そうして、40分間の授業はあっという間におわりの時間を迎え、「みなさんがキャリアについて考えるための大切なことは、好きなことをひとつでもいいのでみつけて、それを続けること!その経験がどんな時でも自分の道しるべになって、大変な時も自分を支えてくれる宝物になります。そして、いつか必ず花開く時がきます。無駄なものなんてないんです!」と力強いメッセージをおくって締めくくりました。

 

 

 授業を終えた中谷アナウンサーは、「先生や生徒の皆さんに歓迎していただき、終始和やかなムードに包まれ、嬉しかったです。生徒の皆さんお一人お一人の顔をしっかり見ながらの授業は、私にとって新たな刺激を受けられる貴重な機会となりました。ありがとうございました」と、語りました。

プロフィール

中谷しのぶ (なかたに・しのぶ) アナウンサー 

2011年読売テレビに入社。朝の情報番組「朝生ワイド す・またん!」司会を担当したのち、2017年から夕方の報道番組「かんさい情報ネット ten.」、2021年から土曜朝の報道番組「ウェークアップ」のメインキャスターを担当。特技はピアノ。

 

~ 授業を終えて ~

 

 「小学生の時から夕方のten.を見ています!」ある生徒さんから言われ、ハッとさせられました。
つい先日のように思い出される中学時代から、いつのまにかしっかりと歳を積み重ねてきたのだな…と(笑)。
 そして何より、先行きが見えないと言われるテレビ業界に、夢や希望を感じ続けてもらえるように頑張らないといけない、と。
 中学生の皆さんがどんなことに関心があり、何を聞きたいと思ってくれているのか探りながらの授業ではありましたが、これから先、無限に広がる可能性を前に迷ったとき、くじけそうになったとき、自信を持って一歩を踏み出すヒントに繋がれば嬉しいです。
 皆さんの未来がより一層、輝かしいものになりますように。ありがとうございました。

                                     

                                       中谷しのぶ
 


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