2023年12月23日、子ども食堂などを運営する「にしなり☆つながりの家」（大阪市西成区）が開設されて2度目のクリスマス会が実施されました。この日は、日頃から子ども食堂を利用している子どもたちをはじめ、ご家族や近くの日本語学校に通う生徒さんなど、200人以上が参加する賑やかなクリスマス会になりました。

　「にしなり☆つながりの家」には2023年5月、プロゴルファーの小鯛竜也（こだい・たつや）選手が、「ｙｔｖフードドライブ」を通じて、熊本県産のお米100㎏を寄付した「ご縁」があり、この日、私たちは小鯛選手と一緒に訪問しました。

　小鯛選手は、出場したゴルフトーナメントで取ったバーディーの数だけ、大阪名物のお菓子を養護施設や福祉団体に寄付する「BFS（バーディー　フォー　サムワン）プロジェクト」を続けていて、今シーズンの活動の一部として30箱（300個）のお菓子をクリスマスプレゼントとして寄贈しました。小鯛選手は、「僕がお菓子を届ける活動をはじめて3年になります。みんなの笑顔を見て、ゴルファーとして励みとなりました。来シーズンもお菓子をお届けできるように頑張ります！」と挨拶しました。

　この後、会場では、気軽にゴルフが楽しめる「スナッグゴルフ」のミニ教室が開催されました。子どもたちは小鯛選手からクラブの持ち方や的の狙い方を指導してもらいながら、的に当たると「やったー！」と歓声をあげて、大喜びで盛り上がっていました。

　「にしなり☆つながりの家」は、NPO法人西成チャイルド・ケア・センター代表理事・川辺康子（かわべ・やすこ）さんがクラウドファンディングや協力企業、団体に支援を呼びかけ、2022年9月に開設されました。家庭環境にかかわらず、子どもたちがお腹も心も満たされる居場所であり、親が社会とつながれる場所として、地域になくてはならない存在となっています。川辺さんは「プロゴルファーの方と接することは子どもたちも初めてのことで、とてもいい記念になりました。小鯛選手にお菓子をプレゼントしていただき、ありがたかったです。うちでは食の支援だけでなく暮らしの支援も行っている家庭もあります。これからも子どもたちとその家族に必要な活動を是非応援してください！」と話していました。

　読売テレビが2022年11月からスタートさせた「ｙｔｖフードドライブ」は２年目となりました。パートナーである「生活協同組合おおさかパルコープ」（大阪市都島区）と一緒に、子ども食堂やひとり親家庭の支援団体に、少しずつ食材を届けています。

　この日のクリスマス会でも、おおさかパルコープの皆さんがゲームで盛り上げたり、「上方お好み焼きたこ焼き協同組合」の皆さんが、美味しいたこ焼きとお好み焼きを振る舞ったりしながら、会場は子どもたちのたくさんの笑顔に包まれました。

　「ｙｔｖフードドライブ」は、これからもサステナブル（持続可能）な社会への貢献を目指す「ｙｔｖサステナビリティ・プロジェクト」のひとつとして、新しいパートナーを増やしながら、活動を広げていきたいと考えています。趣旨に賛同していただける企業、団体、個人の皆さまのご参加をお願いいたします。

小鯛　竜也（こだい　たつや）
1990年2月1日生まれ　　
大阪府阪南市出身　兵庫県神戸市在住
5歳の時、父・剛文さんの影響でゴルフを始める。
2004年（中学3年時）の日本ジュニアで2位に入るなど、関西No.1ジュニアゴルファーとして活躍し、2007年（高校3年時）にプロ転向。
2017年に、マイナビABCチャンピオンシップで念願のツアー初優勝を果たした。
2020年には「児童虐待ゼロ」と「青少年育成」を目的とした「Birdie For Someoneプロジェクト」を立ち上げ、社会貢献活動も積極的におこなっている。