ytvフードドライブ活動中!「いただきます」をみんなに。
プロゴルファー小鯛選手から寄付されたお米を
子ども食堂にお届けしました!

 2022年11月からサステナビリティ・プロジェクトの一環としてytvフードドライブの活動を始めました。合言葉は「『いただきます』をみんなに。」家庭や企業で使い残されている食品を寄付してもらい、パートナーの生活協同組合おおさかパルコープ(大阪市都島区)を通じて、子ども食堂などに提供し、有効活用していただいています。

 

 2023年のシーズンも多くのゴルフトーナメントで活躍中のプロゴルファー・小鯛竜也(こだい・たつや)選手は、2020年から児童養護施設へ小鯛選手自身がとったバーディーの数だけお菓子を寄付するBFS(Birdie For Someone)プロジェクトなど、子供たちを支援するための社会貢献活動を行っています。昨年からは、さらに児童養護施設にお米を寄贈する活動もスタート。2年目となる今年は寄付するお米の量を増やし、「お米の寄付先として読売テレビさんの”ytvフードドライブ”の存在を知り、多くの子供たちにお米を食べてもらえたらと思って」と、お米100kgを読売テレビに寄贈してくださいました。

 

 そのお米を、活動のパートナー・生活協同組合おおさかパルコープ(大阪市都島区)にご協力いただき、8月23日に地域の子ども食堂にお届けしてきました。

 

 

お米をお届けした子ども食堂のみなさん

あまのがわ子ども食堂(大阪府交野市)

あまのがわ子ども食堂の会 副代表の加藤裕理さん(写真:右)と 備瀬陽子さん(同:左)

 大阪府交野市で、月に1回・第4土曜日のお昼に子ども食堂、2ヶ月に1回・隔月第3土曜日に食品を配布する❛フードパントリー❜を開催している「あまのがわ子ども食堂」。おおさかパルコープからの食品提供をはじめ、地元の農家から旬の野菜を提供してもらうなど地域のボランティアさんが力を合わせ活動を続けています。            

 そんな食堂の運営に長年携わっている加藤さんと備瀬さんにお米をお届けし、「お米をたくさんいただきありがたいです。毎月30組くらいの親子が食堂に来てくれています。子どもたちにもりもり食べてもらって小鯛プロみたいにたくましく育ってくれたら嬉しく思います」との言葉をいただきました。

にしなり☆こども食堂 にしなり☆つながりの家(大阪市西成区)

NPO法人 西成チャイルド・ケア・センター 代表理事 川辺康子さん

 10年以上にわたり、地域の子供たちとその家族をサポートしている西成チャイルド・ケア・センターの川辺さん。食の支援だけでなく、暮らしをまるごと支援する必要が欠かせないと考え、昨年、『にしなり☆つながりの家』をオープンしました。日々子ども食堂も運営しながら、子供たちとその家族と様々なイベントを通じ、愛情たっぷりに向き合って成長を応援しています。

 

 お米を受け取られた川辺さんは、「たくさんのお米をありがとうございます。うちの食堂には今120人くらいの子供たちがきていて、お米はなんぼあっても足りないくらいなので本当に助かります。嬉しいです」と、吸い込まれそうな笑顔で語ってくれました。

 さらに、我々を見送りながら「明日は東京で大学生と教育支援の相談」「週末はつながりの家でプロレスラーが来てイベント」と多忙でパワフルな活躍ぶりを教えてくださいました。

 

 

みんなの里こども食堂(大阪府枚方市)


みんなの里グループ代表 梅原知子さん(写真:中央)梅原幹太さん(同:右) 和田由美子さん(同:左) 

 

『みんなの里グループ』の代表で、保育園を経営しながら3か所の保育園で子ども食堂も開催している梅原さんと職員のみなさんにお米を届けし、お話をききました。    

「夏休みは子ども食堂に来る子供たちが増えます。枚方では、10年位続けている私たちの活動がひろまり、子供同士で来てくれるようになりました。最近はじめたほかの地域の子ども食堂でも、長く続けていくことが大切だと考えています。地域のみなさんに知ってもらい、子供たちがゆるやかにつながれる居場所となるように、ボランティアのみなさんと協力し頑張っています」そして最後に、「小鯛さんお米ありがとうございます!」と感謝の言葉をいただきました。

高殿こども食堂 あのね(大阪市旭区)

一般社団法人「あのね」 代表理事 永田華子さん

 

 大阪市旭区の❛高殿南憩いの家❜で50人規模の「高殿こども食堂 あのね」を2016年から月1回第4土曜日の夕方に開催するほか、2018年から登録制の子供の居場所「あのねくらぶ」を開催。 

 2020年からスタートさせた「あるのん」プロジェクトでは、ひとり親家庭に食品、日用品、文房具などを配布し、地域のひとり親家庭60世帯が登録しています。永田さんは本業のNPO職員として子供と若者の支援を行うかたわら、ボランティアで一般社団法人「あのね」代表としてマルチに活動。他にも主任児童委員として地域とつながり、月1回育児サロンを赤ちゃんとその両親を対象に実施しています。

 

「ボランティア活動をはじめたころから、子供たちとその家族への支援としてご家庭に食品を届けていました。コロナ禍で❛高殿こども食堂 あのね❜を一時休止した際に大規模な食糧配布会を開催したことをきっかけに、定期的な食糧配布を行うようになりました」。
 

「❛あのねくらぶ❜は小・中学生が利用しています。思春期までなら自然に打ちとけてくれるからチャンスだと思います。学校と家庭以外の居場所があれば子供も大人も心の余裕がうまれる気がします」と言います。

 

 お米をお渡しすると、永田さんは「ありがとうございます!プロゴルファーの小鯛さんから寄付してもらったお米だと、子どもたちに伝えます!」と元気よく話してくれました。

 

 

ふれ愛子ども食堂(大阪府寝屋川市) 

NPO法人香里ふれ愛ハウス 代表 寺本とも子さん(写真:右) 岩本美和子さん(写真:左)

 

「現在は60人分以上のお弁当を月2回・第一金曜と第二金曜の夕方から提供しています。予約を受け付ける対象は小学生から高校生です。子供たちの状況はいまだ大変で、毎回新たな予約がどんどん増えてきています。今回いただいたお米で一生懸命お弁当作りしていきます」


 実は小鯛プロから寄付されたお米が熊本県産であることを伝えると、岩本さんは「私たち、熊本出身なんです!今回熊本県産のお米をいただけて嬉しかね!こんな風に私たちの活動を応援してもらえて、『子どもたちが守られている』、そして運営の私たちも『頑張ろう』という気持ちになります。どうかこれからも応援お願いします」と語ってくださいました。

 読売テレビは「ytvサステナビリティ・プロジェクト」を通じて、地域の子供たちへの支援の輪を、これからも皆さんと一緒に広げていきたいと考えています。