【こどもの学びPJ】
アナウンサー・報道記者を経て制作局へ
岩原大起氏が交野市の中学校で出張授業
2025年12月11日(木)、交野市立第三中学校(大阪府交野市)の1年生を対象に、出張授業を実施しました。
本授業は「職業講話」として複数の講座が行われ、その中からテレビ局の仕事に関心を持つ希望者17名が参加しました。
講師を務めたのは、2017年入社の岩原大起氏です。
アナウンサー、報道記者としての現場経験を経て、現在は制作局に所属しています。
講義では、テレビ局におけるさまざまな仕事について、実体験を交えながら紹介しました。
まずアナウンサーの仕事については、「声や身体を使って情報を伝える仕事」であることを説明。
災害報道など、重要な場面を担う一方で、実際に画面に映る時間はごくわずかであり、
放送に至るまでには入念な準備に多くの時間を費やしていることが伝えられました。
続いて報道記者の役割として、事件・事故などニュースの最前線で取材を行い、瞬発力が求められる仕事であることを紹介。
現場に到着してからわずか5分で、そのまま生中継に臨むことも珍しくないなど、緊張感あふれる現場の実情が語られました。
生中継でカンペなしのまま長時間、取材内容を伝えたエピソードには、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。
さらに番組制作については、お笑いやグルメなどを題材に、「時間をかけて面白さを考える仕事」であることを説明。
『大阪ほんわかテレビ』では、8分半の放送のために3か月にわたって事前取材を行ったことや、
『ベストヒット歌謡祭』の収録現場での裏話など、制作現場ならではの工夫や苦労が紹介されました。
最後に、テレビ局にはアナウンサーや記者、番組制作だけでなく、
スポーツ、経理、営業、美術など、実に多様な仕事があることを伝え、生徒たちに幅広い進路の可能性を示しました。
そして授業時間45分をちょうど話し終えたタイミングでチャイムが鳴り、
放送で「尺」を厳守してきたアナウンサー時代の姿勢が垣間見える場面も。あまりの正確さに、生徒たちからは驚きの声が上がっていました。
講義の後には、生徒たちから活発な質問が寄せられました。
「テレビを制作する上で気をつけていることは?」「憧れていた人は?」「仕事の中で辛かったことはありますか?」といった率直な質問のほか、「仕事をする上で大切にしていること」「キャスティングはどのように決まっているのか」「中学生の間に学んでおくべきこと」「どのような人がテレビ局の仕事に向いているのか」など、将来を見据えた質問も多く挙がりました。
岩原氏は、自身の経験を交えながら、一つ一つの質問に丁寧に答え、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
最後の生徒代表挨拶では、「業務が多岐にわたることや、さまざまな苦労の積み重ねによって放送が成り立っていることを初めて知りました。テレビ局の仕事に改めて興味が湧きました」との感想が述べられました。
今回の授業をきっかけに、将来テレビ局を目指す生徒がこの中から生まれるかもしれません。
交野市立第三中学校の皆さん、ありがとうございました。