2023年11月開催、「食」をテーマにしたytv秋の祭典「シノビーもぐもぐパーク」。

大阪城公園には関西を中心とするラーメンの名店が集結、さらに読売テレビ本社には、人気スイーツのキッチンカーが集まり、大勢の家族連れや若者たちで賑わいました。本社１階の１０プラザでは、アナウンサーらのトークショーが行われたほか、「ytvサステナビリティ・プロジェクト」のひとつとして、生活協同組合「おおさかパルコープ」と一緒に展開している「ytvフードドライブ」のブースを設置しました。

　ytvフードドライブは去年11月、消費期限が残っているものの、家庭や企業などで使われずに眠っているいわゆる‘もったいない食材’を有効活用し、子ども食堂や母子施設に届けようと、サステナブル（持続可能）な社会への貢献活動として始まりました。

　「おおさかパルコープ」のブースでは、フードドライブの案内と食材の寄付ボックスを設置したほか、活動を広くＰＲするため、親子で楽しめるスマートボールや、お菓子の景品を用意しました。おおさかパルコープのスタッフや組合員の皆さんが、ボランティアで参加し、イベントを大いに盛り上げてくださいました。

　さらに今回は期間中、ytvフードドライブの趣旨に賛同してくださった「ＪＡグループ大阪」が、大阪産農産物を寄付してくださいました。寄付された農産物は、大阪府内の生産農家の皆さんが出荷した「大阪産（もん）」と呼ばれるブランド野菜など、およそ145キロです。

これらは、ＪＡグループ大阪が大阪産野菜の普及促進を目的に主催した、特設の❛マルシェ❜を活用して取り寄せた農産物や加工品などの一部で、ytvフードドライブを通じて、子ども食堂に無償提供するプロジェクトが実現しました。「大阪府内ＪＡ・ＪＡ大阪中央会（ＪＡグループ大阪）」と「生活協同組合（おおさかパルコープ）」、「テレビ局（読売テレビ）」の三者が、業態の垣根を越えてサステナビリティ活動でコラボレーションした初めての取り組みとなりました。

　提供された「大阪産（もん）」野菜は、春菊、きゅうり、みかんのほか、水なすの浅漬や玉ねぎドレッシングの加工品など12品目で、寄付として受け取った翌日（11月18日）、ytvとおおさかパルコープが、鮮度を保った状態でトラックに積み込み「にしなり☆こども食堂」（大阪市西成区）に届けました。

「にしなり☆こども食堂」は、家庭環境に恵まれないこどものおなかも心も満たす居場所としてや、親が社会とつながる場所として、地域になくてはならない存在として活動しています。2012年の開設から11年が過ぎ、子ども食堂は今では、「孤立したこどもが一人もいない地域をつくる取り組み」を進めている西成チャイルド・ケア・センターの最も重要な活動となっています。この日、代表理事の川辺康子（かわべ・やすこ）さんが、新鮮な大阪産野菜を受け取ってくださいました。

●西成チャイルド・ケア・センター　川辺康子・代表理事のコメント

「こんなにたくさんの野菜をいただきありがとうございます。予想を超える量に驚いていますが、任せてください。お浸しにするなどアレンジしてこどもたちにたっぷり栄養を取ってもらいたいと思います。今うちの食堂には120人くらいのこどもたちが来ていますが、その中には食の支援だけでなく暮らしの支援も行っている家庭もあります。これからもこどもたちとその家族に必要な活動を是非応援してください！」

　スタートから１年を迎えた「ytvフードドライブ」は、これからもサステナブル（持続可能）な社会への貢献を目的とする「ytvサステナビリティ・プロジェクト」のひとつとして、新しいパートナーを増やしながら、活動を広げていきたいと考えています。

趣旨に賛同していただける企業、団体、個人の皆さまのご参加をお待ちしています。