【民放連盟賞CM部門優秀賞】『ま、いっか』
相手の立場に立ってみる。少しだけ心に余裕を持ってみる。
寛容な社会を作るためのヒント

寛容な社会を作る合言葉、「ま、いっか」

  • 公共キャンペーン・スポット/「ま、いっか」で寛容に(240秒)

騒音苦情によって心置きなく遊ぶことのできなくなった公園…

同じく苦情で除夜の鐘が鳴らせなくなったお寺…

地元住民の猛反対により建設が中止になった障害者施設…。

 

今回ディレクターを務めた古井が報道記者になってから2年。

取材をする中で「相手の事情や立場を思いやる気持ちさえあれば、社会がもっと寛容だったら、結果は大きく変わっていたのではないか」と感じる出来事にたくさん出会いました。

疑問を抱きながらも、番組の演出によっては不寛容さを更に助長してしまうこともあったかもしれません。

本キャンペーンは「不寛容さで傷つく人を減らしたい」という思いで制作しました。

 

では、寛容さを広げるためにはどうすればいいのか?

 

モデルケースとなりうる人や場所を取材してみると、おもしろい言葉に出会いました。

それが、「ま、いっか」です。 “諦めの言葉”だと、ネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。

でも、一度口に出してみてください。

「こうであるべきだ!」という先入観から少し自由になって、相手の事情や立場に思いをはせる余裕が生まれてきませんか?

 

「ま、いっか」と少しの余裕をポケットに忍ばせて、寛容さが広がる世の中になれば…もし叶うなら、本キャンペーンが、その一助になればと考えています。

 

 

ディレクター   古井林太郎 (報道局 記者)

プロデューサー  小林耕太郎(報道局 撮影デスク)