ytvでSDGs探究しよう!
滋賀県野洲中学校の皆さんに社内授業!
ytv版”アップサイクル(創造的再利用)”に初挑戦
2023年11月10日(金)午前、野洲市立野洲中学校(滋賀県野洲市)の2年生12人が、キャリア教育の校外学習のため、読売テレビ本社を訪問しました。テレビ局で働く人たちの姿を実際に見て、仕事の現場で色々なことを体験しようというのがキャリア教育の目的です。
野洲中学「調査隊」がまず向かったのは、社屋5階にある撮影スタジオです。午後からの生放送に向けた準備が進んでいた情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」のスタジオから調査スタートです。天井から吊り下げられた数えきれないほどの照明に、テレビでしか見たことがない本物の大きなテレビカメラと、「調査隊」は少々緊張気味な様子。スタジオのセットをデザインするytv美術部のアートディレクターが登場し、ミヤネ屋のセットができるまでのお話にメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。
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本番前の「情報ライブ ミヤネ屋」のスタジオを見学 -
ミヤネ屋のセットができる工程を調査!
スタジオを後にした「調査隊」は、12階に特設されたワークショップ・ルームにやってきました。部屋に入って、落ち着かない様子の「調査隊」。そこに突然、現れたのは…ytvのマスコットキャラクターで社員ならぬ‘社忍(しゃにん)’の「シノビー」でした。一気に緊張がほぐれた様子の調査隊は、忍法のポーズで笑顔いっぱいの記念撮影。シノビーの調査も完了です。
そして、ここからが調査の本番!「調査隊」の前に現れたのは、もう一人のytv美術部スタッフ、石田由(いしだ・ゆう)アートディレクターです。石田ディレクターが考案したのは、ytv版‘アップサイクル企画、題して「フリップで何つくる?」。アップサイクルとは、廃棄される材料を使い、まったく新しいモノに生まれ変わらせるという、世界的にも注目されている取り組みで、「創造的再利用」とも呼ばれています。
ytvではニュースやバラエティー番組を面白く分かりやすい内容にするため、たくさんのフリップを活用しています。ただ、一度使って捨ててしまうのは「もったいない」。そんな思いを込めたワークショップとして誕生したのが、この「フリップで何つくる?」なのです。「調査隊」に楽しいエコ体験をしてもらいたいと、並々ならぬ意気込みで、ワークショップはスタートしました。
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美術部の石田アートディレクターも参加 -
フリップを切り出して組み立ていきます
この日用意されたフリップは、バラエティー番組「発見!仰天!!プレミアもん!!! 土曜はダメよ!」などで実際に出演タレントさんが手書きして収録で使用したフリップ。(※どのフリップをどのタレントさんが書いたものかは我々もわかりません。)
今回はこのフリップを「フォトフレーム」に生まれ変わらせます。「調査隊」は実物のフリップに興味津々の様子。素材の厚みや手触りを確認しながら、作業を始めました。行程は、フリップを型抜きしてフォトフレームの原型を作り、そこにペン等で装飾をほどこしていきます。世界に1つだけのフリップフォトフレームが完成です。「調査隊」のメンバーの中には、38年ぶりに日本一になった阪神タイガースのファンもいて、トラ柄のフォトフレームを作るなど、ひとりひとりが個性豊かなアップサイクル体験を楽しんでいました。
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フリップ、意外としっかりした素材なんです -
優勝記念として虎柄を描く生徒も…
また、ytvでは持続可能な社会への貢献のため「みんなにやさしい」社会を合言葉に、聴覚に障害のある方々に放送を楽しんでいただくため字幕放送の拡充にも努めています。
「調査隊」は、この作業に取り組んでいる「字幕センター」にも赴きました。この現場では、テレビ番組の字幕がどのようにつけられているかの説明を聞いた後、実際に字幕をつける作業も見学しました。
さらに、校外学習のために「調査隊」が準備していた質問に対し、「ytvサステナビリティ・プロジェクト」を担当するESG推進局サステナビリティグループのメンバーが、ytvの取り組み等について説明し、意見交換を行いました。「調査隊」からは、「番組制作で使用しているカメラが思っていた以上に少なくて驚きました。フリップを使ったワークショップ、とても楽しかったです。今日学んだことを将来の進路に繋げていきたいと思います。」と感想を披露し、この日の調査は無事に完了しました。
「ytvサステナビリティ・プロジェクト」では、これからもこどもたちや若者の学びを応援する活動を行ってまいります。
「学びたい気持ち募集中!-ytvでSDGsを探究しよう-」
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字幕センターの見学 -
「テレビ局」ってどんな仕事があるんだろう? -
ytvのこと、たくさん学んでくれてありがとうございました!