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【困惑】相次ぐサイドミラーの“盗難” 犯人は「サル」!?被害は150件、車の修理工場には依頼殺到…ナゼ狙われる?
2025年8月8日 UP
近年、市街地でもたびたび目撃されるサル。袋を破いてコメをあさったり野菜や果物を持っていったり、様々なものが盗まれる中、ある変わったものを盗むサルが続出している町があります。
京都・宇治田原町の湯屋谷地域は日本緑茶発祥の地と知られ、茶畑や茶問屋の町並みが日本遺産に認定されています。そんな宇治田原町では、2024年末ごろから野生のサルが車のサイドミラーを持ち去る被害が続出していて、町によると2025年7月24日までで被害は約150件にのぼるということです。
被害に遭った人は、「サイドミラーを折られて、鏡だけなくなってカバーはその場に捨てられていた」「70年近く住んでいるが、こんなことは初めて」と話しています。材木工場ではトラック5台が被害に遭い、修理代金は7万円だったということです。住民らはミラーに袋を被せるなど、様々な“盗難対策”を取っています。
過去には、同じく宇治田原町で、カーブミラーに強い興味を示すサルの姿を捉えた映像もありました。果たして、サルと鏡にはどんな関係があるのでしょうか?
■サルの中でブーム?サイドミラーを狙うワケ
野生動物に詳しい海老原寛氏によると、「鏡など自分の姿が映ったり光ったりするものに興味を示すサルが数匹出てきたのでは。サルの中で、新しい遊びのブームが起きている可能性がある」ということです。
宇治田原町にはサルの『追い払い隊』がいて、町に生息する野生のサル約35匹に対し、パトロール・追い払いに対応しています。発信機を付けたサルを使って群れを追跡し、発見次第、音などを使って追い払っているということです。
もしも野生のサルを見かけたら、目を合わせず、その場を離れてください。市街地の場合、可能なら大人数で追い払い、群れがいる場所なら、見下されないような態度を保ちつつ、ゆっくり後ずさりするといいということです。
(「情報ライブ ミヤネ屋」2025年7月25日放送)


