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明かされる秋篠宮さま“娘の結婚”への思い―

【独自取材】眞子さんに任せていた判断、口にしていた圭さんへの本音、行われていた小室母との面談、「二人はそれでも結婚しますよ」…『秋篠宮』の著者が明かす、秋篠宮さまの苦悩と葛藤

 秋篠宮家長女・眞子さんの婚約内定から5年。世間を騒がせ続けた小室家の金銭トラブル問題が起こった当時を含む2017年6月~2022年1月まで、秋篠宮さまと2人きりで37回もの面談を重ねていたジャーナリストがいます。騒動の渦中にあった秋篠宮さまの胸中を記した『秋篠宮』の著者で、元毎日新聞宮内庁担当記者の江森敬治氏です。騒動が一向に解決に向かわない最中に、秋篠宮さまが江森氏に明かしていた本音とはー。

“事後承諾”だった結婚決定、“時代”を鑑み避けた身辺調査

「秋篠宮」江森敬冶著(小学館刊)

Q.「秋篠宮」という本は、秋篠宮さまと江森さんの会話を淡々と、そしてそのときのことを客観的に書いていらっしゃるのですね?
(ジャーナリスト 江森敬冶氏)
「そうですね。私も新聞記者でありますので、やはり事実を事実としてありのまま伝えるということが大切なのだなと思いました」

ジャーナリスト 江森敬冶氏

 秋篠宮家と親しくなったきっかけは、江森氏の妻が大学卒業後、紀子さまのお父様である川嶋辰彦さんの研究室で手伝いをしており、そこで高校生の紀子さまと顔見知りになったことから、川嶋家と家族ぐるみの付き合いをする仲になったとのことです。その後、江森氏が新聞社の京都支局で働いていたときに、ご結婚された秋篠宮ご夫妻が京都を訪れ、宿泊先の旅館で初めて対面。そこから個人的な付き合いが、31年以上続くことになったということです。

江森氏が見た秋篠宮家の方針(江森氏写真:撮影 藤岡雅樹)

Q.結婚に関する一連の決定は、実は“事後承諾”だったということですが、一般の家庭でも留学、大学進学、それから結婚を“事後承諾”するというのはなかなか考えにくいと思いますが、これは自主性を重んじていらっしゃるということなのですか?
(江森氏)
「そうですね。やはりお子さまたちのお考えを十分尊重したいという、そういった姿勢の表れだと思います」

結婚に対する秋篠宮さまの考え

Q.自主性というところなんですが、秋篠宮さまは「身の丈に合った」ということをよくおっしゃいますよね?
(江森氏)
「『本当に愛する人と一緒になれば、それで幸せになればそれでいいんだ』という、そういったお考えなのだと思います」

眞子さん任せだった結婚 江森氏写真:撮影 藤岡雅樹

 秋篠宮さまの結婚の際は、紀子さまの身辺調査も行われていました。江森氏が「今回は相手の男性の家庭状況など、事前に調べたりされましたか?」と質問すると、秋篠宮さまは「うーん…」と答えづらそうな雰囲気で、「個人情報が色々とうるさい時代なので、家庭状況などを調査すること自体に問題があります」と言い、基本的には眞子さん任せだったということです。

Q.“時代”というのをくみ取って、眞子さんに任せていらっしゃったというところと、自主性というところの2つがあるのでしょうか?
(江森氏)
「秋篠宮さまのお立場というものが、大事になりますよね。皇嗣殿下という重い立場でございますので、国民と共にあるということが、やはり基本になってくるかと思います。そういった、国民に寄り添うとか、時代に合わせていろんなことを考えていく、そして実行されていくということが、まず一つ大事なことかなと思います」

結婚にダメだと言わない理由

 さらに秋篠宮さまは、「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と定めた「憲法二十四条」を何度も話に持ち出し、「私は立場上、憲法を守らなくてはいけません。ですから、二人が結婚したい以上、ダメだとは言えません」とおっしゃっていたということです。

Q.普通は「憲法」が出てくることはなかなか無いと思いますが、「皇族である」というところと、「結婚は一人の人間として決めるものである」という、その狭間にいらっしゃったのでしょうか?
(江森氏)
「そうですね。まさにそこが、秋篠宮さまの苦悩の一番大きなところだったんだと思います」

発覚した金銭トラブル…「二人はそれでも結婚しますよ」

金銭トラブル報道から結婚延期へ…

Q.2017年12月の面談で「金銭トラブルの件が、週刊誌に大きく記事が出ていましたね」と言うと、秋篠宮さまは「そうですね」と言い、その後“重い沈黙”が続いたということですが、「これについてはしゃべりたくない」というようなことは、おっしゃらない方なのですか?
(江森氏)
「私ももちろん他人でございますからね。やはりそういった本当にプライベートなところは、なかなか紹介できないという思いは強かったと思います」

Q.結構大変ですよね、沈黙が続いたというのは。
(江森氏)
「そうですね。私としてもそれはずっと待つしかないという部分もありますし、違う話題を振って話を進めたいなという思いもございますし、プライベートの面談とは言いながら、かなり複雑なものはございました」

Q.金銭トラブル報道が出てすぐの2018年1月初旬には、眞子さんのご希望で結婚延期が決定していたということですが、秋篠宮さまが小室さんからの直接の説明を断られたのは、延期が決定していたからということですか?
(江森氏)
「結婚の延期というのは、あくまでも延期であるわけですよね。結婚した後の色んな準備の時間が間に合わないということでの延期でありますので、金銭トラブルとは少し違った側面があったのかなと思います」

延期発表後の驚きの発言 江森氏写真:撮影 藤岡雅樹

 2018年2月に結婚延期が発表された後、秋篠宮さまの元を訪ねた江森氏は、秋篠宮さまのご発言に思わず耳を疑ったと言います。江森氏が、「お父さまとしてホッとされましたか?」と質問すると、秋篠宮さまは「二人はそれでも結婚しますよ」と答えられたのです。江森氏が驚きのあまり口を開けてしまうと、「先のことは誰にも分かりませんから」と話されていたということです。

Q.ひょっとしたら眞子さんは結婚を思い直されるのかなと思って「お父さまとしてホッされましたか?」という質問をされたのですか?
(江森氏)
「当時の国民の声というものも、結婚に対しての不安や心配な部分がたくさんございましたよね。そういった思いも当然、秋篠宮さまには届いているはずですので、親心としてもその辺は慎重になってくるのかなという思いはありました」

小室さんへの本音、眞子さまに対する葛藤

7か月前に聞いていた、会見で語られた思い 江森氏写真:撮影 藤岡雅樹

 結婚関連行事が延期となる中、小室圭さんは単身ニューヨークへ留学します。2018年11月のお誕生日会見で秋篠宮さまは、「二人の結婚は国民に祝福してもらえる結婚でなくてはいけません。今のままだと納采の儀は行えません」と話し、小室圭さんに「小室家側がきちんと国民に対し説明し、納得してもらえるように」と伝えたことを明かされました。実は江森氏はこのご発言の内容を、会見の7か月前に秋篠宮さまから聞いていたそうです。
 
 そのときの面談で、秋篠宮さまは小室さんへの本音を口にされていました。「こうなったら小室家側がきちんと説明しなくてはいけない。週刊誌で書かれている金銭トラブルは全て、小室家の話だ。秋篠宮家は、まったく関係ない。だからきちんと国民に対して説明するように本人に話してある」と語っていたということです。また、実はこの面談の直前には秋篠宮邸で小室さんと会い、金銭トラブルの解決や国民への説明を求められていました。小室さんとの直接対談は一度や二度ではなく、小室さんの母親が同席することもあったということです。

Q.江森さんは7か月前に聞いて、それからずっと心の中に溜めこんでいらしたのですか?
(江森氏)
「そうですね。プライベートの面談ということですから、やはりすべてオフレコなんです。それはもう、私の胸の中に秘めさせていただくということになります」

Q.この頃の秋篠宮さまはやはりおつらかったでしょうね?
(江森氏)
「宮さまも、私に全てお話するというわけにはまいらないわけですから、やはり葛藤も抱え、それから苦悩も抱え、悩みも抱えてという中で過ごされた、この数年間だったと思います」

衝撃だった小室さんの海外生活プラン 江森氏写真:撮影 藤岡雅樹

Q.眞子さんや小室さんには、「ちゃんと説明してくださいね」と言っているにもかかわらず、小室さんに「海外に行きたい」と言われて、秋篠宮さまは驚かれてショックを受けておられましたか?
(江森氏)
「そうですね。眞子さまが、もう少し父親に対して色んなことを相談されたり、悩みを打ち明けられていれば、もう少し違った解決方法なり対応ができたのかなと思いますけれども」

”儀式なし“の結婚、国民に与えた印象に「残念」 江森氏写真:撮影 藤岡雅樹

 結局「納采の儀」は無しで、お二人はご結婚。ニューヨーク生活をスタートされますが、江森氏が感じたのは、「秋篠宮さまは、父としては一貫して結婚を認めている。一方で、皇嗣殿下としての責任、自身のお立場の自覚を強くお持ちになっている」ということでした。秋篠宮さまが重視されていたのが、眞子内親王としてのお務めである、「納采の儀」などの手順どおりの儀式を行ったご結婚でした。秋篠宮さまは「皇室の慣例が非常に軽いものだという印象を国民に与えてしまい残念だ」とおっしゃっていたそうです。父として、皇族として、悩みに悩み抜いている姿を見るのはつらかったと江森氏は言います。

Q.自分が愛した人と結婚することは幸せなことですが、やはり皇族として手順を踏んで、「納采の儀」などは行ってもらいたかったと、秋篠宮さまはずっと思ってらっしゃったのですか?
(江森氏)
「そうですね、やはり眞子さんは『内親王』という大きな立場にあったわけですからね。もう少し、国民の祝福とか国民の理解を得られるような形での結婚というものを、考えていただきたかったと。PTSDというご病気もありましたので、なかなかその辺が難しかったのかと思いますけれども、やはり親心としては、もう少し違った形で娘を送り出したい、という思いが強かったのだと思います」

皇族の恋愛「難しい」…秋篠宮さまの本音

江森氏の助言に、秋篠宮さまは… 江森氏写真:撮影 藤岡雅樹

 江森氏は、秋篠宮さまには本音として、「自由が制限され窮屈な生活、と思ったことも」「学生時代に結婚相手を見つけないと結婚は難しい」という思いがあり、また長女・次女に対して「怒りっぽい父親であったことを反省されている」ことを感じたと言います。

 また、眞子さんの結婚について江森氏が「眞子さんが男性と知り合う機会はこれから先、まだまだたくさんあると思いますよ」と助言をしたところ、答えはありませんでしたが、「ん?」と一瞬、疑問を浮かべた表情になられたということです。現実として、眞子さんは普通の女性のような“自由恋愛”をするのは極めて困難だと考察しています。

Q.やはり皇族の方というのは、眞子さんと同世代の一般女性とは違って、色んな男性とお付き合いしたり知り合ったりするのは難しいということですよね?
(江森氏)
「そうですね。皇族の方というのは普通なことができないんですよね。そういうお立場にあるということを、国民の方がもっともっと考えていただかないと、なかなか眞子さんのご心境や、伝えたい思いというものを理解するのは難しいかなと思います」

Q.皇族の方のお立場、それから国民との距離感を考えていかなくてはいけないと感じますが、いかがですか?
(江森氏)
「今回の眞子さまの問題が投げかけたものっていうのは、かなり大きな問題だと思います。それはやはり私たち国民がもっともっと、皇族の皆様方がより人間らしく生きていただく、その方法を考えて差し上げなければいけないのかなと思います」

(情報ライブ ミヤネ屋 2022年5月11日放送)

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