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【独自解説】小室さん母の元婚約者がコメント発表 元・宮内庁職員「もめても喜ぶのは週刊誌だけ」 亀井弁護士「小室さん側が頭を下げるしかない」
2021年10月12日 UP
小室さんの母の元婚約者の男性がコメントを発表
10月26日に結婚を予定されている秋篠宮家の眞子さまが、10月12日、結婚報告のため昭和天皇が眠る武蔵野陵などを参拝されました。さらに、上皇ご夫妻の側近は、ご夫妻は眞子さまの体調を大変心配されていると明らかにしました。
一方で、小室圭さんの母、佳代さんの元婚約者の男性がコメントを発表。眞子さまの病気公表について、「責任を痛感している」、金銭トラブルについて「早く解決したい」などと胸の内を明らかにしました。元婚約者の男性を直接取材した元宮内庁職員の山下晋司(やました・しんじ)さんと亀井正貴弁護士が独自解説します。
元婚約者の男性のコメント どんな内容?
10月10日、突如、小室佳代さんの元婚約者の男性がコメントを発表しました。その内容は…
「いまだに私と小室佳代さんとの間にある金銭問題が世の中をお騒がせしていることについて大変申し訳なく思っております。現在も私の依頼している代理人を通じて小室佳代さんと圭さんの代理人と話し合いを継続しています。詳細はお話することが出来ませんが、小室佳代さんが体調不良となり、続いて眞子様のご病気も公表されることになりました。私の責任を痛感しており、心から申し訳なく思っております。
以前、眞子様の文書が公表された際に、私はお金の請求も佳代さんとお会いすることも求めないと代理人を通じてお伝えをしました。私の関わる金銭問題がお二人にとって大きな障害となっていると感じたからです。その後、圭さんの文書の公表や解決金の提案など、予想しなかった事態が進展し、再び交渉をする事になっています。」
さらに、金銭トラブルについての交渉について、
「佳代さんからの解決金の提案については、体調の問題もあり進展はありません。そんな中、佳代さんの代わりに圭さんが提案したいという旨を代理人弁護士から受け取りました。私は圭さん本人の意思を伝えてくださいとお願いしていますが、いまだに届いていない状況です。もともと佳代さんと私の間の問題に圭さんを巻き込むことは避けたいという気持ちがありました。
何故圭さんの意思を知りたいかと申しますと、金銭のやり取りの詳細を知らないことだけではなく、今年4月の文書を書いた圭さんがどのような気持ちで提案されるのか知りたかったからです。佳代さんの体調が回復するまで待つつもりでありましたが、結婚を控えた圭さんの気持ちを無視するわけにもいかず、どうしたらよいか苦慮しているところです。」
そして、コメントを発表することについては…
「マスコミの方は大変熱心に取材をされていると思います。ある記者の方から一部の雑誌だけに対応するのはフェアではないと伝えられました。ご指摘の通りだと思います。答えにくいのですが、これまで私に取材をされた記者の方々の誰もが一方的に話を聞くばかりで、時には苦痛になることもありました。信頼できる方が誰もいない状態だったのです。どうかそのことをご理解いただきたいと思います。失礼なことを申し上げましたが、なるべく早くに解決し、皆様にお伝えしたいと思います。」
元婚約者の男性は「週刊誌の記者にいいように使われた」
Q.今回の元婚約者のコメントは、10月3日に山下さんが直接お話を聞かれた内容とあまり変わりがないような印象ですが?
(元宮内庁職員・山下晋司さん)
「あんまりどころか、全くと言っていいぐらい変わりはないですよね。私、別に説得に行ったわけではないんですけども、私は第三者として、小室家と元婚約者側でどっちもどっちっていうスタンスです。どっちかが100%悪いというとかは思っていないので。ですから元婚約者の方も冷静にお考えになったほうがいいんじゃないかと。例えば『私はお金の請求も佳代さんとお会いすることも求めない』と代理人を通じてお伝えしましたというくだりがありましたが、この後に『解決したと思っていない』っていうことを仰っていて、そのことはコメントでは触れていないのです。求めないけれども、解決したと思っていないというのはどういうことなのか。
小室さんの4月の文書にも書いてあったのが、その元婚約者の方は、本心というよりその場の空気から、『お金を返してもらうつもりはなかった』仰っていたのかと思います。悪い人ではないですが、流されやすいといいますかね。全体の話の整合性が取れなくなってきています。週刊誌の記者のことも触れていますが、結局、週刊誌の記者にいいように使われた“小室家を批判するためのツール”として使われてきたわけです。そういうものに乗っかってきたっていうところがあると思うんですよ、ですから週刊誌の記者によって、違うことを話したということもあったんです。その弱さが自分自身を苦しめておられるというか、そういうところがあるんじゃないかというのは感じましたね。」
元婚約者は取り残されてしまうのではないか…
Q.本来は小室さんのお母さんと元婚約者の話だったのが、小室圭さんが文書を出されて3人の話になり、余計にこじれたのでは?
(山下晋司さん)
「小室さんのお母様と元婚約者の問題だったのですが、結局週刊誌に出ることになったっていうのは、圭さんの結婚に伴って、ということでした。元婚約者は代理人弁護士を認めておられないっていうところがあって『直接、直接』仰っているのですけど、最初に『直接』じゃなかったのは元婚約者の方なんですよ。週刊誌の取材に協力したご本人は、そんな大きなことになると思っていなかったっていうことを仰ってましたけど、とは言っても週刊誌の記者はそんな優しく接してくるわけじゃないですし。『小室家側の気持ちが変わらないかな』というふうに元婚約者の方が思われたっていうのもありましたしね。
そう考えますと、全体の整合性というのが取れてないなっていうふうにつくづく思ったんですよ。とは言っても私の中にも可哀想な方だなっていうのはあるんですよ。何かいい方法がないのかっていう。眞子さまのPTSDの問題もあったし、週刊誌だって、ご結婚ということになるとみんな引いていっちゃう可能性があるので。そしたら元婚約者の方が取り残されてしまうのではないかと。小室家側もこの400万円の金銭トラブルを結婚後もずっと交渉していくかどうか、私は非常に疑問に思っているんで、そこは、ちょっと心配しています。」
Q.元婚約者は、どうしたら解決のゴールだと認識するのか?
(山下晋司さん)
「ご本人が仰っているのは、会って話をして、それで解決策を見つけましょうよっていうことなんですよ。会うこと自体は解決ではないですよ。でも『一言でいいので“ありがとう”と言ってほしい』という。じゃあそれで終わるのかと思ったら、『話し合って解決策を見つけたい』とも仰ってるので、そこはよく分からない。」
解決までの“問題”は3つ
Q.解決するため、示談交渉のように面談するのはどうか?
(亀井正貴弁護士)
「これ見てたらですね、“お金の問題”と、“ありがとうの感謝の気持ちの問題”と、あとは“全体的な体裁の問題”の3つがあると思うんですね。単純に感謝だけでは、やっぱり済まないのではないかと思いますよね。法的には貸金なのかというなかなか難しい立証の問題があるんですけども、やっぱり感謝を示して、お世話になった分は返すというのは常識的なやり方ではあるので。私の考えとしては、その3要素が満たされて初めて解決になるのではないかなと思います。」
Q.体裁というのは何ですか?
「小室さん側は返済の義務なしですから、返す必要はないと言っていますけども、そこは感謝を持って返したいという形を取って、気持ちも一致してお金の問題も解消されれば、世間もそういう見方をしてきますから。」
Q. 元婚約者の、小室さんの代理人弁護士の捉え方が問題ですか?
(山下晋司さん)
「そうです。そこが社会的には通用しないんじゃないのかなと思っています。亀井弁護士のお話もありましたけども、お礼の気持ちっていう、ひと言お礼を言ってもらえればいいっていうことであればね、恐らく、お母様との面談というのは、成立すると思っているんですよ。1回会うという話があったわけなんですよ。でも、いや1回と切られたら困る、5分・10分とかっていうふうに時間を切られちゃっても困ると元婚約者が仰ってるんです。でも、ありがとうっていうお気持ちだけでいいんであれば、それはできると私思うんですけれども。実際には中身が大事だっていうこと仰っているので。」
小室家と元婚約者の交渉 どう進めるべきなのか
Q.小室さんの母と元婚約者が会う時には、2人きりで会うのか?代理人の弁護士が同席するのか、もしくは元婚約者の代理人もつくのか? 色々な状況が考えられるが?
(山下晋司さん)
「そのあたりはまだ、具体的な話にはまったくなってないみたいですよね。」
Q.小室さんの母が会うのはやぶさかではないが、2人で会うのは話がこじれそうなので代理人の弁護士に同席をお願いしますというのは当然ある?
(亀井弁護士)
「当然あります。その場合に代理人がどこまで口を出すか、事前に決めた上で会うというのは当然あると思います。」
Q.そうなると、元婚約者は納得しない可能性もある?
(山下晋司さん)
「そうですね。本当にね、心情的には分かるんですよ。元婚約者の仰っていることは。いいように使われたなっていう、小室さんのお母さんにもね。元婚約者の性格をご存じの上でお付き合いされていたんだろうなと思うんですけどね。もうそんなのは今となっては言ったって仕方が無いというか。前向きといいましょうか、元婚約者の方もまだ70ちょっと過ぎたぐらいですから、まだこれからの人生もおありなのでね。そういうところも含めて、お考えになったほうがいいんじゃないかなというふうに思っていますよ。」
Q.長引けば長引くほどお金の話じゃなくなってきますか?
(亀井弁護士)
「はい、お金の目的だけで動く人はもの凄くやり易いんですね。お金以外の感情が入ってくると交渉はなかなか難しくなってくる。」
Q.亀井さんが小室さんの弁護士だったらやりにくいですか?
(亀井弁護士)
「やりにくいですね。相手方が弁護士立ってくれたら、基本的な価値観と考え方が同じなので、ある程度、一定のルールの下に話が出来るのですが。本件ではないですが、もの凄いややこしい人が来た場合は、調停を申し立てしたり、こちらから裁判を起こしたりして弁護士を付けざるを得ないような戦術をとることもあります。」
Q.元婚約者の方が当初、返金を求めなかった理由は「借用書がない」ということだったそうですが、借用書などがないと貸したお金とはみなされない?
(亀井弁護士)
「なかなか難しいですね。返済合意を立証しなければだめなので。返しますという合意があったかどうか、なかなか紙がないと難しい。いろんな状況証拠を積み重ねて貸金を認めてもらうということまでする必要がありますから。」
交渉が終わる可能性も?
Q.小室さんの母が体調を崩されて、眞子さまも体調を崩されて結婚も近づいてきて、元婚約者も気の毒な思いをされている?
(山下晋司さん)
「そうですね。結婚された後も、小室家側がこの交渉を続けるかどうかは非常に疑問に思っています。法的な話になると、元婚約者のほうはかなり不利だと思うんです。ただ小室さん側からすると、結婚に向けて努力をしてきましたということを見せる必要があったと思っている。解決するか、解決しないかというのは別といいましょうか。解決した方がいいんですけど、仮に解決しなくても結婚はする。そうすると、結局、元婚約者のほうが悪いということで交渉は終わりとなる可能性もあるなと。ですからこの秋が最後のチャンスなんじゃないですかというふうにお伝えもしましたけどね。」
解決の糸口は?
Q.金額に元婚約者の思いが入って来た時に、亀井さんならどういうところから解決の糸口を探りますか?
(亀井弁護士)
「私個人としては、小室さん側が頭下げるしかないかなというふうに思うんですよね。感謝を示して、お金も相当金額渡して、それで円満な形を整えるというふうに私だったら考えると思いますね。そうじゃない場合は、例えば債務をゼロにしてしまうとか、解決金を3分の1渡してしまうとか選択肢はあり得ると思いますが、この件はそれよりはちゃんと頭を下げ切ったほうがいいと思います。法律的な問題としてではなく。」
Q.400万円満額でなくてもいい?
「私は満額のほうがいいと思っていますが、例えばそれに近い金額とか、考えられる金額とか、半分とか、3分の2とか、それぐらい出して解決した方がいいんじゃないかと思う。弁護士というのは本来喧嘩する商売ですが、ここは喧嘩してはいけない事案だと思う。」
Q.小室さん側からすると、ありがとうの気持ち、お金の問題もあるが、向こうに弁護士がいないのでゴールが動く不安はありますよね?
(山下晋司さん)
「当然、あると思いますね。その場の空気で違うことを仰るというところがあるので、今回の件ももう手遅れですけど、一番最初の小室家側の対応が非常に悪かったというのが大きいと思う。要するに、週刊誌に書かれても『あれはもう返して貰わなくてもいいと言ったんだから、こっちは正しいんだ』と言ってほったらかしにしていたというね。ですから最初の段階で『どういうことですか』とか『幾ばくかのものをお返しするとかお渡しますので』とかになっていれば、こんなことにならなかった訳でね。今となっては手遅れですけど、こうなってしまった以上、どうするかというところでね、亀井弁護士が仰ったようにするのが一番いいだろうし、小室家にとっても元婚約者側にとってもそれがいいいんじゃないのかなと。結局、これ揉めても喜ぶのは週刊誌だけというところがあるんですよ。ですから、そうやって乗せられて来たのでね、もうそろそろ終わりにしたほうがいいんじゃないのかなと思います。」
上皇ご夫妻 眞子さまを“心配”
10月1日宮内庁は、眞子さまの体調について「複雑性PTSD」と診断されたと発表しました。誹謗中傷と感じられる出来事が長期的に繰り返されることで、2018年ごろから「自分には価値がない」と思い込んだり、「平穏で幸福な生活を送りたいという願いが不可能となってしまう恐怖」を感じられるようになられたということです。
上皇ご夫妻の側近によりますと、上皇ご夫妻は初孫の眞子さまについて「小さい時からかわいく思い慈しんで見守っていらした」、お二人が「眞子さまの体調を大変心配されている」ということです。また、眞子さまが儀式を行わずに皇室を離れられることについては 「お寂しいだろうなと拝察している」、さらに眞子さまの上皇ご夫妻への挨拶については、「お受けになる気持ちはあると思います」としつつも、日程はまだ決まっていないということです。
Q.10月17日に「神嘗祭賢所の儀」は行われますが皇族の方はお集まりになる?
(山下晋司さん)
「今までも秋篠宮ご一家、悠仁親王殿下はまだ未成年ですけど、皆様、行かれていましたね。」
Q.ここで上皇、上皇后両陛下や皇室の皆様に結婚のご挨拶をされる可能性は?
「いや、上皇、上皇后さまは神嘗祭にいらっしゃらないので。」
Q.上皇ご夫妻にはプライベートでご挨拶を?
「されると思いますよ。あと眞子さまのお母さま側のご実家もありますからね、川嶋先生のところが。当然そういう所にはご挨拶をされるのではないですかね。」
(情報ライブミヤネ屋 2021年10月11日放送)


