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羽生結弦選手の恩師 都築 章一郎さん

【北京五輪】フィギュア男子、羽生結弦は果敢に“4回転アクセル”に挑んだが惜しくも4位 「アクセルは王様のジャンプ」の言葉を贈った恩師が語る羽生結弦の原点

 2月10日、北京オリンピック、フィギュアスケート男子。3連覇が期待された羽生結弦選手は、“4回転アクセル”に果敢に挑戦し、ショートプログラム8位から順位を大きく上げましたが、4位となりました。この挑戦について、羽生選手を小学校2年生から高校1年生まで指導していた、都築章一郎先生に話を聞きました。

Q.恩師 都築章一郎さんは北京の羽生結弦どう見たか

北京五輪男子フィギュアスケート成績表

Q.4回転アクセルに果敢にチャレンジした羽生選手をどうご覧になりましたか?

(都築 章一郎さん)
「本当によく頑張ったし、未知の世界を開拓できるスケーターに成長してくれたと思いました。」

羽生結弦選手の恩師 都築 章一郎さん

Q.羽生選手は、子どもの頃、都築先生に、「将来4回転アクセルを飛びたい」と言ったらしいですね?

(都築 章一郎さん)
「そうです。小さな時から、未来に向けて大きな目標を託し、彼はそれに対し挑戦する気持ちを、持ってくれていました。」

羽生結弦選手点数表

Q.羽生選手の今回の北京五輪でたどり着いた挑戦は、都築先生に語った“夢”を実現したいという思いだったんでしょうか。

(都築 章一郎さん)
「彼が、子どものころからの気持ちを今日まで継続してスケートをやり、多くのファンを獲得して世界の羽生結弦になってくれて、今回も五輪に備えて夜中に練習をして、コーチもいない状態で、このような形にまで作って、羽生結弦というスケーターに本当に感謝しています。」


Q.コロナ禍で、なかなか練習環境も整わない、コーチもいないという中で、羽生選手は夜中に練習していたんですか?

(都築 章一郎さん)
「仙台のリンクで自分一人夜中に練習して五輪に参加しました。この挑戦力に私は感謝しています。この4回転半をするために、想像もつかない試練を彼は経験して、今のような形をつくりました。」

 羽生選手は2018年の平昌五輪での会見で、「恩師の都築先生が『アクセルは王様のジャンプだ』と言っていたので、アクセルジャンプを自分は得意として、そして大好きでいられることを感謝して4回転アクセルを目指したい」と語った。

Q.都築先生の言葉があって今回の挑戦があったと思うのですが。

(都築 章一郎さん)
「私の言葉を信じて、それに対して挑戦してくれたのは、羽生選手自身が精神的に成長した証だと思います。」

Q羽生選手は、“東日本大震災に被災”して大変な思いをして、平昌五輪では“けが”で、痛み止めを打ちながらメダルを取るというように、いくつも試練を乗り越えてきていますが、子どもの頃から見ていてどういう青年ですか?

(都築 章一郎さん)
「子どものころから、物事に挑戦をして、進歩して、また新たな夢をもって継続していました。またそれを支えた家族の愛情も深かったと思います。」

Q.今羽生選手に何と声を掛けますか?

(都築 章一郎さん)
「ありがとう、感動しました。と伝えたいです。」

(情報ライブ ミヤネ屋 2022年2月10日放送)

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