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橋下徹氏が吠える! 北京五輪にアメリカが“外交的ボイコット” 日本政府の今後の対応は? 日本の問題に“喝”!
2021年12月9日 UP
ここで吠えずにいつ吠える!? 橋下氏 “岸田内閣”に怒りの声
「文通費」「10万円給付」「五輪外交問題」…いま注目される“日本の様々な問題”に、元大阪府知事の橋下徹氏が“喝”を入れます!果たして、国民の声は政治に届くのでしょうか…。
北京五輪にアメリカが“外交的ボイコット” 日本政府の今後の対応は?
アメリカ・バイデン政権が、北京オリンピック・パラリンピックに、政府関係者を派遣しない、いわゆる“外交的ボイコット”を行う、と発表しました。中国による、新彊(しんきょう)ウイグル自治区での“大量虐殺”や“人権侵害”がその理由だといい、選手団は派遣すると説明しました。
これに対し中国の外務省は「アメリカの政治家が招待されてもいないのに、外交的ボイコットをあおるのは自意識過剰で大衆迎合な人気取りだ。もしアメリカが独断専行するならば、中国は断固たる対抗措置を取る」と話しています。
アメリカ政府は、同盟国の対応については「各国の判断に任せる」としていますが、オーストラリアなども追従して外交的ボイコットを表明する中、日本政府はどう動いていくべきなのでしょうか…。岸田首相は「国益の観点から“自ら判断していきたい”と思っています」としています。
Q. 中国はアメリカを招待してないって言ってるし、いわゆるコロナ禍だから来てもらわなくてもいいですよとも言えますもんね?
(橋下徹氏)
「もともとオリンピックの開催期間に行われる外交なんていうのは、本来の政治行政では、ほとんど意味がないんですよ。ある意味形式的な外交なので、これは痛くもかゆくもないです。そのあと継続的に、中国との外交を全部止る覚悟があるんだったら、意味があるかも分からないけど。たぶん中国としてはコロナを理由に制限をかけますよ。日本だって実際、東京オリンピックのときに政治家の訪問人数に制限をかけたじゃないですか。だから、中国のほうもコロナという理由で制限をかけてくる。僕ね、スポーツ選手には、本当に申し訳ないですけど、もうオリンピックもちょっと、考えませんか?と、今回の東京オリンピックでもう本当にね、国民として嫌な思いになった。この人権問題で非常に問題のある国で行われるオリンピックに民間企業もスポンサーでお金出すんですかと。今はもう『人権問題がある所との取り引きはやめましょう』って、民間企業はみんなそうなっているんで、スポーツ選手には申し訳ないんだけれども、僕はもうオリンピックをちょっと見直してね、『中国でやるというのは、やめるべきだ』と声出してもいいと思う。」
ナゼ?石原伸晃氏 内閣官房参与に起用 「政界は“能力より人間関係”」
続いての問題ですが、衆院選で敗れた石原伸晃氏が、内閣官房参与に任命されることになりました。一部では“お友達枠”という声もあります。
石原伸晃氏は衆院選では10期連続で当選、過去 国土交通相や自民党幹事長など務めていますが、2021年10月の衆院選では、東京8区で落選していました。しかし、岸田首相から電話で「内閣官房参与」に任命したというのです。
「内閣官房参与」とは、専門的な立場から首相に助言を行う非常勤の国家公務員のこと。給与は1日あたり26400円、1日1時間勤務でも満額支給されるということです。
この起用の訳について、松野官房長官は、「幅広い知識と経験を有しており、内閣官房参与として、適任であると総理が判断をした」としています。
SNS上では、「選挙で負けたのは事実だが、実力は別物」といった、賛成の意見がある一方で、「民意を無視している」との反対の意見もありました。
Q.政治家と内閣官房参与はちょっと違うということですか?
「最後、こういう判断をした岸田さんの判断がいいかどうかっていうのは、国民は選挙で審判すればいいんですけど、ただ、ネットとかいろんなメディアで言われているところで、僕が違和感を覚えるのは、確かに石原さんは選挙で落ちました。でも内閣官房参与というのは、ある意味、有識者なので、選挙で落ちたか、選挙で支持されるか関係ないんですよ。その知識が欲しいと思えば、それは任命するんで、もし選挙ということを内閣官房参与にまで求めるんだったら、恐らく今、選ばれている内閣官房参与も、それから政府に呼ばれるいろんな学者も、ほとんど選挙で通る人はいないですよ。それは能力がないということじゃなくて、学者の人たちが演説したって、なかなか票が入らない、学者の人たちと政治家は違うから。」
Q. 岸田さんからみたら“一つ貸し”みたいなものですよね。
「ある内閣官房参与は『税金を使うといろいろ言われるから嫌だ』というふうに、全部拒否したんです。だから、石原さんも1日2万6400円なんかいらないじゃないですか。それから内閣の首相官邸の中に作られる部屋とか、車とか、全部拒否して、『自分の持っている経験と知識だけをお役に立ててください』ということをやれば、何も批判はでないと思いますよ。税金が出ると文通費の問題もそうですけど、文通費じゃない、“無税の100万円のお小遣い”もそうですけど、ああいうことをやるから『こういうところにまた2万6400円』みたいな話につながってくるから、もうそこはなしにしたらいいと思いますよ。」
(情報ライブ ミヤネ屋 2021年12月8日放送)


