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英国王室事情にも詳しいデーブ・スペクターさん

【独自解説】英国メーガン妃戴冠式欠席をメディアが報じる3つの理由 チャールズ国王の本「OUR KING」の中身は? デーブ・スペクター氏と専門家W解説

 5月6日に行われたチャールズ国王の戴冠式ですが、ヘンリー王子も招待されたものの、メ―ガン妃とアーチー王子、リリベット王女は欠席し、ヘンリー王子のみ出席しました。デーブ・スペクターさんとジャーナリストの多賀幹子さんに解説していただきます。

メーガン欠席の理由その1「アーチー王子の誕生日

戴冠式当日はアーチー王子の誕生日

 英国戴冠式にメーガン妃が欠席した理由ですが、3つあるといいます。最初の理由は、戴冠式当日が、アーチー王子4歳の誕生日で、母・ドリアさんや親しい友人たちを招待してアットホームな誕生日会を計画しているそうです。米「ニューヨーク・ポスト」は「メ―ガン妃にとっては息子の誕生日に自分が不在だなんてあり得なかった」と報じています。

ジャーナリスト 多賀幹子さん

Q.本来なら、家族全員で戴冠式に参加して、子どもの誕生日も王室一家と一緒に祝うというのが良いのでは?
(ジャーナリスト 多賀幹子さん)
「その通りです。子どもの誕生日を言い訳にしていますが、メーガン妃がケンジントンに住んでいるときに、アーチー王子を置いてアメリカにテニスを見に行ったことがあります。何か矛盾を感じます」

メーガン欠席の理由その2「王室から距離を置きたい」

メーガン妃の欠席をキャサリン皇太子妃は喜んでいる?

 理由その2、英「デイリー・ミラー」によると、「メ―ガン妃は王室からもっと距離を置きたい。王室メンバーとの再会を避けたかった」としています。また、米「ニューヨーク・ポスト」は「キャサリン皇太子妃は、メ―ガン妃について『何があっても出席させない』との構えを崩さなかった。メ―ガン妃の欠席を一番喜んでいるのではないか」と報じています。

Q.メーガン妃は、王室とは距離を置きたいけど、王室ブランドは手放したくないようですね?
(デーブ・スペクターさん)
「矛盾しています。子どもの称号にもこだわっていて、やっとプリンス・プリンセスの称号を手に入れたのに、この大事な戴冠式の日に行かないのはどうなのか、と思います。アーチー王子のためにも連れていくべきだと思います」

チャールズ国王の本「OUR KING」

Q.チャールズ国王の本が出たと聞きました。そこにもキャサリン皇太子妃とメーガン妃のことが書いてあるということですが…
(デーブさん)
「出たばかりですが、「OUR KING」という本です。この本によると、エリザベス女王が亡くなって、チャールズ国王夫妻とウィリアム皇太子夫妻があいさつに回っているときに、ヘンリー王子夫妻からの悪口があったから、キャサリン皇太子妃はとても辛かったと書いてあります。そういう理由からもキャサリン皇太子妃は、メーガン妃が戴冠式に来ても楽しくないのです」

「OUR KING」にはキャサリン皇太子妃の“恨み”が書いてあります。2022年9月に、エリザベス女王が危篤状態になったとき、チャールズ国王は、ヘンリー王子に「メーガン妃は歓迎されていない」と言えないので、「女王に会いに来られるのは子どもと孫たちだけ」と強調したため、そのつじつま合わせでウィリアム皇太子にもキャサリン皇太子妃を連れてこないようにお願いしたそうです。キャサリン皇太子妃は、国王の頼みを受け入れましたが、エリザベス女王の最後に立ち会いたいと切に願っていたのに最後を看取れなかったことに心を痛め、苦しみ、メーガン妃への恨みを募らせることになったということです。

Q.キャサリン皇太子妃にとっては受け入れがたいことですよね…
(多賀さん)
「エリザベス女王の体調が悪化したとき、キャサリン皇太子妃が行くと、メーガン妃も行くと言い出すので、キャサリン皇太子妃は行けなかったのです。チャールズ国王が、メーガン妃に『あなたは行かなくていい』ときっぱり言えていれば違っていたと思います」

メーガン欠席の理由その3「不人気が加速するのを恐れた」

メーガン妃 「国民からの罵声を避けたい」

 メーガン妃欠席の理由その3は…英「デイリー・ミラー」によると、「戴冠式に出席し、メディアに取り上げられることで、『さらに不人気が加速することを恐れた』と指摘しています。エリザベス女王の即位70周年記念イベントの際、国民から罵声を浴びせられた体験を繰り返したくないのではないか、としています。

Q.ブーイングを嫌っての欠席なのですか?
(多賀さん)
「メーガン妃が一番恐れているのは、ブーイングを浴びている様子がアメリカのニュースに載ることです。自分のブランドが落ちて、今後のビジネスに大きな影響が出るという、自分中心な考えがあるようです」

メーガン妃に「恩知らず」との報道も

 また現地メディアは、メーガン妃のことを「全くひどい話だ。チャールズ国王は、結婚式で父親代わりに手を引いてくれたのに“恩知らず”だ」と批判しています。しかし、英「デイリー・ミラー」は「アメリカ人のメーガン妃にとって、戴冠式はそれほど重要ではない」と伝えています。

Q.英国王室としては、「ヘンリー王子夫妻を招待したけれど、メーガン妃は欠席する」というのは、理想的な形なのですか?
(デーブさん)
「王室はいい結果だと思っているでしょうね。ただ、国王や王室についての悪口は、ヘンリー王子も言っています。メーガン妃は行く勇気がなかったのだと思います。我慢して行くべきだと思います」

発売中の戴冠式のプログラムに、2018年撮影の写真が掲載

 出席したヘンリー王子も戴冠式で冷遇は避けられないといいます。英「ザ・サン」が、「心が通い合った“ハート”のキング」と大きく報じている記事によりますと、ヘンリー王子は、戴冠式への出席を決める前にチャールズ国王と腹を割って話し合ったそうです。情報筋は、「チャールズ国王とヘンリー王子は、確執を修復したいと望んでいる」とのことで、ヘンリー王子は、“王室側”とも話し合ったそうなのですが、内容は英国滞在中の警備についてのみに留まったそうです。そんな中、発売中の戴冠式のプログラムに、2018年に撮影された国王夫妻、皇太子の家族とヘンリー夫妻との写真が掲載されています。

Q.この写真の意味するところは?
(デーブさん)
「精一杯のヘンリー王子夫妻への忖度でしょう」
(多賀さん)
「一枚くらいはメーガン妃の写真を入れていないと、後で何言われるかわからないというのもあるでしょうね」

(情報ライブミヤネ屋2023年4月25日放送)

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