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ヘンリー王子、4年ぶりの来日

【独自解説】「ぜひこの国に住んでみたい」4年ぶり来日のヘンリー王子を緊急取材!一方、「王子は会社にとってうまみがない」経営幹部を務める企業の従業員が名指しで批判⁉

 8月8日にヘンリー王子が来日し、9日には東京都内で行われたイベントに参加しました。4年ぶりの日本で、「ぜひ日本に住んでみたい」と語ったヘンリー王子。英国王室ウォッチャーとして「ヘンリー王子に一度は会っておきたい」と、イベント会場を緊急取材したデーブ・スペクター氏の解説です。

「私の人生は、これまでも、これからも、慈善活動」ヘンリー王子、日本で息抜き⁉

イベントは“ノーギャラ”

 9日のイベントでヘンリー王子は、約60分のディスカッションの中でスポーツの素晴らしさなどを語りました。その中で、「夕食や昼食で、神戸ビーフのステーキを作っていただき、ありがとうございます」「皆さんが受け入れてくれるなら、是非、この国に住んでみたいですね」「私の人生は、これまでも、これからも、慈善活動です」などの発言があったということです。

 イベント主催者によると、今回は慈善活動ということで、出演料はノーギャラでした。もしアメリカでヘンリー王子に講演を頼むと、1講演につき1億5000万円のギャラが発生するということです。

デーブ・スペクター氏

Q.ディスカッション形式だったのですね?
(デーブ・スペクター氏)
「はい、ディスカッションのみでスピーチもなく、リラックスした様子でした。約1時間にわたりスポーツの力、主にポロやラグビー、サッカーの話をしていました。また、同時通訳だったのでタイムラグもなく、来場者の反応も良かったです」

老舗文房具店「伊東屋」で妻へのお土産探し

 そして、あるSNSの投稿が話題になっています。9日にヘンリー王子と友人のポロ選手が「伊東屋 東京ミッドタウン店」を訪れた写真に、「2人で妻へのお土産を探しています」と書かれた投稿です。「伊東屋」は銀座で創業した老舗の文房具専門店で、ヘンリー王子は“日本っぽい物”を友人と写真に撮ったりと、楽しそうに見て回っていたということです。

Q.友人のスポーツ選手と一緒ですし、楽しいのでしょうね。
(スペクター氏)
「のびのびできて、楽しんでいます。文房具や細かい雑貨などが揃う『伊東屋』は、外国からの観光客にすごく人気があります」

数億円の契約で“チーフインパクトオフィサー”就任も、社員からは怒りの声⁉

ヘンリー王子夫妻の主な収入

 一般人になったヘンリー王子ですが、「デイリー・メール」によると主な年間支出は、最低でも約6億5000万円かといわれています。内訳は以下の通りです。
・セキュリティー費:約5億円
・住宅ローン:約7500万円
・固定資産税:約1000万円
・ハウススタッフ代:約4500万円
・教育費:約1500万円か
・光熱費:約350万円

 一方、主な収入は、Spotify(スポティファイ)契約金・約29億円(契約打ち切り)、Netflix(ネットフリックス)契約金・約145億円、講演料・1回につき約1億5000万円です。

Q.そんなに講演があるのですか?
(スペクター氏)
「全てが高額のギャラというわけではなく、500万円や1000万円ぐらいのものもあると思いますが、今のところはそんなに講演会はやっていません」

 そして2021年、メンタルヘルスアプリ企業「ベターアップ」のチーフインパクトオフィサーという役職に就任し、数億円で契約しています。就任時ヘンリー王子は、「直属の部下は持たないが、社内での仕事は一定時間行う」と言っていましたが、実際に行った仕事は講演活動がほとんどで社内での仕事はあまりしていないということです。「デイリー・ミラー」によると、実はこの企業は8月に社員を100人以上一時解雇していて、社員らから「数百万ドルの報酬をもらっているとみられるヘンリー王子を、どうにかするべきだ」と怒りの声が上がっているといいます。

(スペクター氏)
「ヘンリー王子が王室から離脱してアメリカに行ったばかりのとき、知名度もあり品もある“ロイヤルファミリー”ということで、いろんなオファーが来たのですが、『ベターアップ』もその一つです。とんでもないお金を払って知名度と話題性を狙ったのですが、蓋を開けてみると、さほど貢献していないと。“具が入っていないおにぎり”のように、ちょっと物足りない、となりました」

プロデューサー業に挑戦も、前途多難

 そんな中、夫妻で「プロデューサー業に挑戦か」という報道がありました。ヘンリー王子夫妻は、ベストセラー恋愛小説の映像化の権利を5億円で買い取りました。母親が事故死したり、産後うつになるという内容で、ヘンリー夫妻は共感したのではないかといわれています。しかし、ある映画関係者は「なんで、こんな奴に売った?もっとまともなプロデューサーに売れば良かったのに」と愚痴をこぼし、さらに俳優組合や脚本家組合のストライキで、制作の目途が立っていません。

(スペクター氏)
「これ本当は、自分たちで買っていません。ネットフリックスが、代わりにお金を出しています。しかも、恐らく全額は払っておらず、権利を抑えるために年間1000万円ぐらい払って、実現したら残りを支払うのだと思います。ヘンリー王子夫妻が絡むと、どうしても大袈裟になってしまいますが、結局はネットフリックスが持っているものです。プロデューサー業も“顔だけ”だと思います」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2023年8月10日放送)

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