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【悪質】畳1850枚が林道に不法投棄!撤去費用は税金1300万円、迷惑行為に栃木市担当者が怒りの声 異臭や通行止めなど近隣住民に影響も…
2025年9月11日 UP
緑豊かな栃木市内の林道で取材班が目にしたのは、道路脇の斜面に不法投棄された大量の畳や建設廃材です。近隣住民の生活や観光にも影響を及ぼす悪質な行為で、処分には多額の税金がかかるため、市の担当者も怒りを露わにしています。一体、誰が捨てているのでしょうか。
■大量の畳からは異臭も…林道に相次ぐ『不法投棄』
2025年1月末~8月までに、栃木市内の林道などの14か所で不法投棄が相次いでいます。不法投棄されたのは畳1850枚・建設廃材トラック約6台分で、多い所で1か所に畳600枚ほどが捨てられ、畳やがれきが路上にはみ出している場所もあるということです。
取材班が現場を訪れると、畳は黒く変色してボロボロになり、周囲には異臭が漂っていました。建廃には白いコンクリートの破片や、CDコンポや電子部品など家電ゴミのようなものも紛れていて、別の場所には大量の木材もありました。
今回の不法投棄について、栃木市・生活環境部クリーン推進課の渡邊浩昭副主幹は、「建設廃材や古くなった畳ということで、事業者が出入りしたと想定される。林道の道幅は基本的に4mだが、退避場所として幅が広くなっている所やガードレールがない場所にダンプカーで来て、荷台をダンピングさせて(勢いよく下ろして)捨てていると思う」との見解を示しています。
近隣の観光ブドウ園の人は、「ここは大平山(おおひらさん)という山があって、散歩・ランニング・自転車が楽しめる良い所。観光でブドウ園をやっているので、キレイな所にゴミを捨てられたら良いことがない」と話していました。
■「非常に悪質」監視カメラが盗難・破壊の被害
栃木市は、こうした不法投棄の現状を受け、対策として、林道の通行止めや夜間パトロールの実施・監視カメラの増設を行っています。しかし、木に設置していた監視カメラ合わせて4台が、盗難や破壊の被害に遭いました。市は、器物損壊と盗難で被害届を提出しているといいます。
渡邊さんは、「カメラを壊していくということは、“自分が悪いことをしている”とわかっていてやっているので、非常に悪質だと感じる。破壊できるだけの道具を持っている点でも、慣れた業者なのかなという印象を受ける」と憤りを示しました。
■処分費用1300万円は税金から…市の担当者は怒り
渡邊さんによると、「畳は処理が難しく、高額な費用が掛かる。撤去作業の大部分は予算が決まってから。市の予算で1300万円を見込んでいる」といい、「そうした税金の使い方をせざるを得ないというのは、大変怒りを感じている」と話していました。
また、市民生活にも影響が及んでいて、環境保全および安全対策のため、一部林道が車両通行止めとなっています(2025年8月8日から約3か月間の予定)。警察は、廃棄物処理法違反などの疑いで捜査を進めているということです。
廃棄物処理法違反(投棄禁止違反)は、個人の場合「5年以下の拘禁刑もしくは1000万円以下の罰金またはその両方」、法人の場合は「3億円以下の罰金」が科せられます。栃木市は、「不法投棄は生活環境の悪化を招くなど、地域住民の迷惑となりますので、絶対にやめてください」と注意喚起しています。
(「情報ライブ ミヤネ屋」2025年8月26日放送)


