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【独自】河野ワクチン担当相が緊急出演 !「若い世代への情報発信をしっかりと」
2021年7月20日 UP
河野ワクチン担当相が緊急出演!
ワクチン供給にブレーキがかかる背景に、いったい何があるのでしょうか?そして…いつワクチンは希望者全員に行き渡るのか?7月19日放送のミヤネ屋に河野太郎ワクチン担当相が生出演し、ワクチンに関する様々な疑問に答えました。
ワクチン不足の現状は?
Q.1日100万回を目標にワクチンを打つと言っていましたが、ワクチンが不足しているのか、大臣らが思っていた以上に皆さんが打てる態勢を作ったのか、どっちが現状ですか?
(河野太郎ワクチン担当相)
「自治体の皆様には色々迷惑をかけましたが、ワクチンの供給については当初の予定通りに入って来ています。9月の終わりまでに、国民の皆さん全員が2回打てる分のワクチンが入ってきます。想定外だったのは、総理が1日に100万回という目標を掲げた時に、私は正直かなり高いハードルだなと思いましたが、おそらく先週の時点で1日に全国で150万回ぐらい打っているという状況に今、なっていると思います。そのスピードですと、自治体にある未接種のワクチンをどんどん使い果たして、そのあとの供給が間に合わないという状況に先々でなっていきます。足元はまだ、予約されている分のワクチンがありますから、このペースでドンドン行けるのですが、これが8月、9月の予約を取っている自治体にしてみると、ホントに予約を取った分のワクチンが入ってくるのか、そこが足らないならその分の予約をキャンセルする、あるいは先々の予約を取るのを停止せざるをえないという状況になっていますが、これは今、8月の末まで、それぞれの自治体にこれだけの数を送りますということを示したので、今までよりは少しペースダウンにはなりますが、今後はしっかり、予約を取れるようになっていくのではないかと思います」
ワクチンシステムVRSの問題点
Q.「いつ、どこで、どのワクチンを打ったか」という個人のデータ記録をまとめた内閣府のVRSというシステムの打ち込みがなかなか難しいということですが、数はちゃんと反映されているのですか?
(河野太郎ワクチン担当相)
「自治体によっては、かかりつけ医から接種券を預かって、まとめて市役所などで入力をしています。ですから、当日に入れた数より大体1.5倍以上、1週間で数字が増えているのですが、ほとんどの自治体でVRSには的確に入力をしていると思います。このVRSの入力が無いと、住所地で打っている人と住所地外で打っている人のワクチンのやり取りを、いずれ調整しなければいけないし、ワクチンパスポートはこのVRSのデータをベースに発行するので、国民の迷惑になるのでVRSの入力はしっかりやってください。アルバイトで入力をするならそのアルバイトの人件費は国が持ちますし、リーダーを買って入力するならば、その費用も国が持ちます。このVRSの入力に手間取っているからと言って、入力が後回しになっていいということにはなりません」
大臣の想定を超えて接種が進んだ?
Q. 日本の医療機関や職域接種の方々がすごく優秀で、大臣の想定をはるかに超えて打つところが増えたので「足りません、ごめんなさい」ということですか?
(河野太郎ワクチン担当相)
「はい、もう皆さんに頑張っていただいて、自治体の底力を見たような気がします。正直、想定を相当大幅に超えていました。総理が1日100万回と言った時に、私は正直70~80万台でどうですかっていう話をして、最後は総理の決断で、いや100万行こうという話になったのですから、かなり高いハードルだというふうに認識をしていましたが、それぞれの自治体がそれを悠々と超えていってくれて、今こういう状況になっている」
警察や自衛隊への優先接種は?
Q.危機管理を担当する警察や自衛隊への優先接種のプランは?
(河野太郎ワクチン担当相)
「多くは自治体の中で色々と警察を優先して打っていますが、まだ打てていない所があります。自衛隊の中で優先順位をつけて、災害派遣に行くような部隊は優先をして、そうでないところは少し後、という形で自衛隊に順番をつけてもらっています。それと並行して、夏休み中に大学生が打って新学期は対面で授業をやりたいという文科省の思いがあるので、大体空いている枠の3分の1ぐらいを大学に割り振るというような感じになってくるかと思います」
若い世代への情報発信は?
Q.若い世代の心配や疑問に答える情報発信は?
(河野太郎ワクチン担当相)
「ここはやはり専門家の先生方にいろんな疑問に答えていただいて、説明をしていただくというのは非常に重要だと思います。各自治体にも色々な場面でそういう情報発信をお願いしたいと思っていますし、政府としてもしっかりやっていかなければいけないと思っています。医療に関する学会でも情報発信をしてくださっていますので、それが若い世代の方に届くインターネットであったりSNSであったり、あるいはYouTubeであったりそういうプラットフォームを使いながら情報発信をしっかりやっていかないといけない」
今後のロードマップは?
Q.今後のロードマップは?
(河野太郎ワクチン担当相)
「今、専門家の先生方に色々とご議論をいただいています。ワクチンの接種率がどれぐらいまで上がるか、その頃の変異株の状況とか色々な変動する要素はありますが。大体これぐらいの状況になった時には、こういうことが出来るようにしようというのを、これから専門家のご意見を受け、受けとめながらしっかりと、こういうやり方をしていきたい、というところは申し上げていくことになるのだろうと思います」
(情報ライブミヤネ屋 2021年7月19日放送)


