記事

トムが受賞を辞退

【ナゼ】トランプ大統領が司会予定の名誉賞をトム・クルーズが辞退?さらに続々と浮上する仰天“トランプ・ファースト”改革案…実現の可能性は?

 アメリカの名誉ある授賞式でトランプ大統領が司会をすることになり、受賞者として指名されたトム・クルーズは受賞を辞退しました。いったい何があったのでしょうか?さらに仰天の“トランプ・ファースト”な改革案が続々と浮上⁉実現の可能性は?デーブ・スペクター氏の解説です。

■トランプ大統領が名誉ある授賞式の司会に!?

『ケネディ・センター名誉賞』の授賞式

 アメリカ・ワシントンにある文化総合施設『ケネディ・センター』が、毎年、アメリカの芸術や文化に貢献した人物に贈っている『ケネディ・センター名誉賞』。このセンターの理事長を務めるのはトランプ大統領です。

(トランプ大統領)
「ケネディ・センターで祝われる才能あるアーティストを発表するに当たり、大変うれしく思います」

トム・クルーズは『受賞辞退』

 2025年は、俳優のシルベスター・スタローンやマイケル・クロフォード、ロックバンドの「KISS」らとともに、トランプ大統領は、トム・クルーズを受賞者として指名していたといいます。12月に行われる授賞式では、大統領自らが司会を務める考えを示していましたが、そんな中で飛び出したのは『トム・クルーズ受賞辞退』の報道です。

 報道が事実ならば、なぜ、トムは受賞を辞退したのでしょうか?

政治色が強まることを懸念か…

 この授賞式は2025年12月に、アメリカ・ワシントンにあるケネディ・センターの『オペラハウス』で行われます。そこではトランプ大統領自らが司会をする予定になっていますが、トム・クルーズは「スケジュールが合わない」として、“欠席”ではなく、“受賞を辞退した”と報道されています。デーブ・スペクター氏によると「政治色が強まることを、懸念したのではないか」ということです。

デーブ・スペクター氏

Q.この授賞式は、いつも大統領が司会をしているわけではないですよね?
(デーブ・スペクター氏)
「はい。違います。非常に誉れ高い賞ではありますが、簡単に言うとトランプ大統領が乗っ取って、私物化しているわけです。しかも三大ネットのCBSで放送されます。トランプ大統領が司会として舞台に一緒に立つことになるので、これを避けたいアーティストは多いと思います」

Q.それを感じ取ってトム・クルーズは受賞辞退したということですか?
(デーブ氏)
「そうですね。でもトランプ氏は支持者が多いので、“政治色が強まる”という理由は怒られてしまうので言えないと思います。だから忖度して『スケジュールの都合だ』と言ったのは、言い訳としては良いと思います」

オペラハウスの名称を変える?

 さらに、授賞式の会場である『オペラハウス』を、メラニア夫人にちなんだ名に改称するという法案が出され、2025年7月に下院で可決されました。

Q.下院で可決ということは今後、上院で可決されれば正式決定になるんですか?
(デーブ・スペクター氏)
「やろうと思えば決定になります。このように名前を変えるというのは、色んな人への“ゴマすり作戦”なんです。本人が亡くなってから名前が変わったり、膨大な寄付金で自分の新しい施設を立てて、その名前がついたりするというのは珍しくないですが、二人とも健在の時には中々名前は変えないですね」

■“トランプ・ファースト”な仰天改革案が浮上!

“トランプ・ファースト”な改革案

 さらに、トランプ大統領を巡っては“トランプ・ファースト”とも呼べるような改革案が次々と浮上しているといいます。

①ワシントンにあるダレス国際空港を『トランプ』の名前に改称する案
②100ドル札をベンジャミン・フランクリンからトランプ大統領の肖像にする案
③『マウント・ラシュモア』に彫られた4人の大統領の顔に隣に、自分の顔を刻む案
④『トランプ』の名のついた祝日を制定する案
⑤ワシントンの地下鉄(=ワシントンメトロ)を『トランプ・トレイン』に改名する案
⑥『国防総省』を1949年まで使用していた『戦争省』に改名する案

Q.これらは実現しそうですか?
(デーブ氏)
「今後、学校などに名前はつくかも知れませんが、公共の施設はないと思います。やはり亡くなってから付くものなので、話が早すぎますね」

(「情報ライブミヤネ屋」2025年8月27日放送)

SHARE
Twitter
facebook
Line

おすすめ記事

記事一覧へ

MMDD日(●)の放送内容

※都合により、番組内容・放送日時が変更される場合があります。ご了承ください。

※地域により放送時間・内容が一部異なります。